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俺の容量無制限アイテムボックスの中でビッグバンが起こった件  作者: 茶太郎


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可愛い動物を探しに

「そろそろ新しい生き物をテイムしたい!犬か猫がいい!


 アリスの鶴の一声で、次の冒険が決まった。

 

「アセロスフィアでワイルドドッグか雪ネコでも捕まえるか?」


 ワイルドドッグと雪ネコはリネットお嬢様も飼っている種類だ。


「それもいいけど、一風変わったのがいいなぁ」


「そうすると、異世界初の従魔捕獲に行きますか。ミリスお嬢様に聞いてみたらなんかわかるかも」


「そうね。アースワンで捕まえてみよう」


「そうと決まればお嬢様のところにいこう」


 俺たちはパーティでミリスお嬢様のお屋敷にやってきた。

 いつものように門番はもう顔パスだ。

 しばらくするとお嬢様のメイドのミリーさんがやってきた。


「お嬢様はアースツーに行っておいでです。多分拠点におられるかと」


「ありがとうございます。きっとゲームしてますね。行ってみます」


 ゲートの魔法を使ってすぐにアースツーの拠点へとやってきた。

 ミリスお嬢様は予想通りゲームに夢中のようだった。

 お嬢様がゲームに一段落ついたところで声をかける。


「ミリスお嬢様、アースワンの可愛い動物か魔物を教えてください。従魔にするので犬か猫がいいです」


「あなたたち、ペットを増やすのかしら。ありふれた種類でいいのであればエッセンチワワとかエッセンショートヘアあたりはどう」


「ありふれた種類で充分です。俺たちの世界にはいない種類ですから。どこにいけば会えますかね」


「ペットショップでいいのであればペットショップが手軽だと思うわ」


「アリス、野性にこだわりはあるか?」


「そうねー、とりあえずペットショップを見てみようかしら。人に慣れてるのもいいかもしれないわ」


「お嬢様、ありがとうございました」


「お安い御用よ」


 ペットショップの場所はアカシックリングで調べた。

 エッセン王国の大通りにあるようだ。従魔の小屋を買った店の近くだ。

 さっそくゲートで向かうことにした。

 お嬢様に少し余分にメガネを頂いているので、ペットショップの店主にもメガネをかけてもらった。


「おお、これはすごいですな。違う言葉が聞こえるのに言葉が通じますな」


「それより、ペットを購入しようと思うのですがエッセンチワワやエッセンショートヘアはいますか?」


「勿論、おりますとも。こちらがエッセンチワワでこちらがエッセンショートヘアですよ」


 ペットショップは個別に動物を檻に入れている日本のペットショップとは異なり、一つの大きな部屋に放し飼いをしているような感じの造りになっていた。

 紹介されたエッセンチワワは、前世の動物でいえばフェネックに似ていた。

 エッセンショートヘアのほうは緑色の毛並みのアメショといった感じだ。


「可愛い!しかも近づいても逃げないわ。テイムしなくても飼えそうね。でもテイムはするけど」


「部屋に放し飼いされてますが、危険な動物とかはいないのですか?」


「ここにいるのは危険のない安全・安心な動物ばかりですよ」


 代金は以前屋敷を購入したときのおつりの200万リンがあるので足りるだろう。

 後はどれにするかだが、アリスの様子を見るとあれこれ目移りしてるようだ。


「こっちのハリネズミみたいなのも可愛いし、あっちのカワウソみたいなのも可愛い。でも水場がないからカワウソは無理ね」


 当初の目的だった犬とネコはどこいった。


「アリス!アリス!犬とネコを飼うんじゃなかったの」


「ハッ!そうだったわ。お嬢様に紹介された2種類とあとこのハリネズミみたいなのに決めたわ」


 ハリネズミ君も外せないようだ。


「エッセンチワワにエッセンショートヘアにコバリチンチラですね」


「それぞれ5万リン、8万リン、2万リンで15万リンになります」


 俺は15万リンを支払った。

 店主は檻を持ってきて、その中に3種類をいれてくれた。


「またのご利用をお待ちしております」


「いい買い物ができました。ありがとうございました」


一旦従魔の暮らしているアースツーの拠点に戻ってからテイムすることになった。


「汝、我が呼び声にこたえ、我と同じ時を歩まん。テイム!」


 エッセンチワワはすぐに魔方陣が収縮していった。


「君は今日からチワちゃんよ」


 チワちゃんは耳をピコピコさせている。何か感じるものがあったのだろうか。


「汝、我が呼び声にこたえ、我と同じ時を歩まん。テイム!」


 エッセンショートヘアの魔方陣もすぐに収縮した。 

 ペットショップの動物は人慣れしてるからもしかすると簡単にテイムできるのかもしれない。


「君は今日からショウちゃんよ」


 ネーミングは相変わらず安直だ。

 まぁ覚えやすくていいけど。


 最後に残ったコバリチンチラの魔方陣もすぐに収縮した。


「君は今日からはりゴローよ」


 なぜにゴローなのかはよくわからないが語呂はいい。

 ちょっとつついてやるとまるまってしまう。

 なんだこの可愛い生き物は。

 

「ショウちゃんは色は変わってるけどザ・ネコって感じなのに大してチワちゃんはちょっと変り種の犬だね。小さくて耳が大きい」


「犬っぽい犬といえばウーフもいるしね。狼だけど」


「ウーフもいたね。後はりゴローは妙に可愛いね。俺気に入ったよこいつ。すぐまるまるし」


「でしょー!私もこの可愛さにやられたのよ」


「他の従魔にいじめられないようにきをつけないと。小さいから踏まれてしまうかも」


「あっそこは大丈夫。テイムして私とパスがつながってるから、そのパスつながりで仲間と認識できるみたい」


「そうなんだ。感覚共有なんてのもあるし、テイムってやっぱりすごいね」


「性格も穏やかになるしね。今日新たにテイムした3匹は魔物じゃないし戦闘には連れてけないからお庭で戯れる専門だわ」


「やっぱ犬猫がいると和むよな」


「そうだけど、他のみんなだって可愛いわよ」


「まぁ、それもそうか」


 魔物の中でも可愛い魔物ばかりテイムしてるから戦力になる魔物はあまりいないんだよな。

 でも俺の魔法で強化できるから全然困らないのだけど。


「そうそう、今度リネットお嬢様にも見せてあげたらどうかな。欲しがるかもしれないけど」


「欲しがるかもねー。まぁその時はまたペットショップにいって譲ってあげたらいいんじゃない?」


「動物友達だもんな」


「そうね、動物友達」


 こうして、新たに3匹の従魔が仲間になったのであった。

 従魔というよりはペット枠だけれども。


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