LVがあがりました。
読んでくれて、ありがとうございます。
素人が趣味程度に書いている物です、
最後まで読んだくれると嬉しいです。
「ドスーン」
祖父が大きな肉の塊を調理場の台に転がした。
料理人が
「おお今日は、また一段といい肉手に入りましたなぁ〜
こりゃイボイノシシの肉をですな。
今回は、肩ロースにロースとバラと3つも部位がありますぜ。
これは料理のしがいがありますな〜
この屋敷ではちょっと量が多すぎですなぁ、
この前のシカ肉も残ってますし、
どうしやしょ?
どちらかの肉を売るか、
あとは、孤児院にでも下ろしてもよろしいですかい?」
祖父が
「うむ、なら孤児院にはこの肉を、
兵舎にはシカ肉を届けると良い。」
「了解しましたぜ〜皆んな喜びますよ。」
料理人は鼻歌を歌いながら、肉を運んで行った。
今日の晩御飯は楽しみだなぁ〜
祖父が
「玄徳よ、この肉を孤児院に届けるから着いて参れ。」
「はい」
祖父が肉の塊を何かの袋に入れて、肩から担いだ。
結構な量だけど?……
屋敷を出て暫く町を歩いた。
はじめて孤児院に行くが、
この町にもあるんだなぁ〜
前の世界では、平和な世の中だったので、
実際は見た事なかったからなぁ〜
しばらく歩いて教会が見えてきた、
ふ〜ん、教会の裏が孤児院になってるのか。
孤児院の近くまで来て、建物も見ると、
お世辞にも立派な建物ではなかった。
孤児院の扉を開けようとした時
中から勢いよく、俺と同じ年齢ぐらい子供達が走り出てきた。
こちらに気がついてない。
俺は、とっさに右側に避けようとした。
先頭の女の子も、俺に気がつき避けようとしたのだが、
違う子にぶつかり、足がもつれて俺の方に突っ込んでくる。
「きゃあああ〜」
"ドカ"
あいたたたた
はっ
女の子は大丈夫か?
体に何か多い被さっている。
うん、なんだこの感触は?
うーん俺の唇に何か当たってる……
まさかと思いそっと目をあける
目の前に同い年ぐらいの可愛い女の子の顔があった。
可愛い女の子と俺と目があったとたん
咄嗟の事で慌てた、俺は可愛い女の子を押して、
起こしてしまった。
「きゃあああ〜」
可愛い女の子が飛び起きる
慌てて後ずさりしながら
手で胸を庇う
もう片方の手で唇をワナワナと触っている。
嫌々これは不可抗力です。
やべ…ここは紳士な対応をしないとヤバイ
あれ?足を擦りむいているかな?
俺が、女の子の近づき手を差し伸べて体を起こしてあげる。
血が滲んでいるのを見てポケットにしまってあった。
ハンカチをそっと渡した。
孤児院の扉の奥から、女性の声が聞こえた。
「危ないから走ったらダメですよ〜」
女性が扉から出て来たて俺を見る
「こ、これは劉雄様。良くいらっしいました。」
祖父が
「シスター、子供は元気だな、ガハハ」
シスターが女の子に気がつき側に行く
「あら、あら、怪我はない?大丈夫?」
シスターが俺に気がつき
「玄徳様も来て下さったのですね。」
「はい、シスターお久しぶりです。」
祖父が
「今日は良いのが取れた、これを皆で。」
「いつもすいません……」
恐縮そうに頭を下げてる。
女の子が俺を涙目でジーとみている。
シスターが
「貴族様ですよ、ご挨拶しましょうね」
女の子が唇を抑えて、頬を染める
「あ、ありがとうございます」
お、可愛らしい女の子だなぁ
「いえ、大丈夫だったかな?」
ラッキーハプニングだったけど……
まだ幼女だし、ハハハ
心の中で……
【YES!ロリータYES!タッチ】
うーん、幼女趣味では俺無いから、
無いから
絶対無いからぁ〜
足を少し気にしながら孤児院の中に入って行く、
扉越しに最後こちらを振り返って消えて行った。
その後ろ姿をみていると、シスターが孤児院の中に案内をしてくれた。
シスターと祖父は、孤児院の奥の厨房らしい所に入っていく。
俺は、孤児院の中に入ったのだか……
なんか目線が凄い、30人ぐらいの子供達が俺をジーと観察している。
人族の子が大半だが、獣人族の子も数人居た。
一際背が高く、人族の青年が近づいてくる。
後ろには、何人か連れている。
……なんか?目が怒ってませんか?
怖いんですが……
背の高い青年が
「おい、お前俺の妹に何をした?」
いきなり喧嘩腰ですか……
「えっ何をしたと言われましても?」
「妹が足を怪我して、泣いて入って来たぞ」
背の高い青年が凄んでくる。
「いやいや、誤解ですよ……私は何もしてません」
「俺の大事な妹を泣かせやがって、シラを切るか?」
後ろの青年が
「糜竺兄ちゃんやっちまえ〜」
「えーと、私とぶつかりそうになり、よけたのですが……」
「あー言い訳なんかどうでもいい、
ちょっと裏まで来いや、
俺の大事な妹を泣かせたのだから、覚悟しやがれ」
これは……不良が体育館裏に呼びだして……
ちょっと怖いです……
10人ぐらい囲まれながら、孤児院の裏手に連れて行かれた……
俺どうなるんだろ?……
教会と孤児院の裏手は、少し開けた場所があった。少し高い塀に囲まれているので、外からは開けた場所も見えない感じである。
「俺の名前は糜竺だ、大事な妹を泣かせやがって、
おい、お前ら手出しはするなよ」
「糜竺兄ちゃんやっちまえ〜」
「兄貴やっちまえ〜」
「兄貴、そのガキ懲らしめてやりましょ」
「あの〜本当に勘違いだと思うのですが?
こんな事してはいけないと思います。」
「うるせーまだ言ってるのか〜やっちまうぞ」
「はぁ〜何言ってもダメか……」
「おらぁぁいくぜぇぅ」
糜竺が走って向かってきた。
拳を握って、俺の顔に、
目掛けて上から下に振り下ろしてきた。
あれ?あまり早く無いなぁ……
俺はタイミングを合わせて下から上に、
糜竺の顎を撃ち抜く……
"バシ"
糜竺の拳は空を切り、
俺の拳は糜竺の顎にヒットした。
そのまま糜竺は俺の方に倒れこんでくる。
カウンター成功である。
俺は糜竺が倒れて来たので避けた、
"ドスン"
そのまま地面に倒れ伏した。
周りに居た10人程の青年達は、
何が起きたのか分かってない。
糜竺がいきなり地面に倒れて動かないのだ。
沈黙がおそう
……
……
「大丈夫か?……」
1人が駆け寄る
「糜竺兄ちゃん」
慌てて残りの青年達も駆け寄って、
「兄貴〜」
「糜竺の兄貴」
糜竺を担いで孤児院の中に消えて行った。
うーん……俺を置いてかないで……
仕方なく俺は、孤児院の中に戻った。
祖父が待ってくるたみたいで、
「玄徳よ、帰るぞ」
「はい、お爺様」
孤児院を後にした。
大丈夫かなぁ……あいつ
屋敷に着いて自分部屋に入った、
そうステータス確認をしなければ。
今日はどれだけ上がったか楽しみだなぁ〜
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LV9
名前【劉備玄徳】
性別【♂】
種族【人族】
年齢【5歳】
職業【町人】
名称【男爵子息・召喚師】
LV 9
HP 1792
MP 2310
能力
体力『C』
知力『B』
腕力『D』
魔力『A』
機敏『D』
魅力『S』(+1)
運『A』
魔法『火・水・風・土・光』
ギフト
【※※※※】
【全知全能】(ぜんちぜんのう)
すべてを理解し、どんなことでも行える能力
○ある一定の条の下で、発動するスキル
【※※※※】
【徳高望重】(とくこうぼうじゅ)
人徳が高く、人々からの信望が厚いこと
奴隷<領土<配下<家族
○HP/MP/全ステータスUP
○経験値×2(仲間の人数で倍率が変化する
精霊の加護
☆ウンデイーネ
魅力が1段階上がる
水魔法(水魔法ダメージ大)(水耐性)
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よしよし、LV9かまぁ少し上がったかな?
HPとMPは増えてきてるなぁ〜
でも体力とか知力とかいつあがるんだろ?
まぁそのうち上がるのかな?
ぶつぶつ言ってると
目の前に魔法陣が急に出来た……
え?何だ!?
魔法陣から水の塊が出てきた……
水の塊はやがて人の形になり
ウンデイーネ様……
「玄徳よ、久しいのじゃ、
召喚全然してくれないから、
こちらから出てきてやったぞ」
「こんにちは、ウンデイーネ様」
「本当にいつでも召喚しても大丈夫なのですか?」
「うむ、MPもだいぶ上がって来たからの〜
今の魔力なら1時間半ぐらいは持つじゃろ。」
「それだと、あとで何があった時困りませんか?」
「ううう……まぁもう少し我慢か……」
「今日出て来られたのは、それを言いに来たのですか?」
「おおっと忘れていたな、今日お主は、孤児院に行ったじゃろ?」
「はい、行きましたが、何か?」
「うむ、今後は孤児院での行いが、
お主の今後を左右されるからな、
注意しにきたのじゃ」
「具体的には、分からんが大事な事だ、
間違いないので、良く考えて行動しるようにな」
「まぁそれを言いに出て来たのじゃ」
「そうでしたかぁ〜
わざわざ教えに来てくれてありがとうございます。
ウンデイーネ様」
「よいよい、大好きな玄徳の事じゃ、
妾は何にも苦にしてないからな、
早くレベル上げて妾をいつでも側に置いてくれ」
「はい、頑張ってLVあげしますね。」
扉をノックする音が聞こえた。
メイドの簡雍の声だ、
「玄徳様、御夕飯の支度出来ております、
準備が出来てましたら行きましょうか?
「はーい、直ぐに行くよ」
ウンデイーネ様が
「うむ、今日はこれで帰るかな。」
メイドの簡雍が
「誰か居るのですか?、変な声聞こえますけど?」
メイドの簡雍が扉を開けた。
ウンデイーネ様が
「最後におやすみなのじゃ〜」
俺の前に勢いよく近づき、口付けをしてきた。
「ぶちゅー」
メイドの簡雍
「あー、この泥棒猫!!」
「悪霊退散」
持ってたホウキでウンデイーネ様に攻撃した。
「ちっ逃げられたか」
メイドの簡雍が小声で舌打ちをした。
メイドの簡雍って……怖い
夕御飯は、イノシシ肉の特大ステーキ。
にんにく?風味がいい感じできいていて。
厚切りだけど……切った断面は、うっすらピンク色ですが火はちゃんと通っていて
とても美味しいです。
毎日でも良いかも。
LVあげもして、食材もゲットできて、
冒険者って素晴らしい〜
お腹いっぱい食べ過ぎた。
明日も頑張ろう!
メイドの簡雍です。
あの泥棒猫……油断も隙も無いです。
虫の知らせなのか、背中がぞわぞわするし、
嫌な予感がして玄徳様の部屋に来たら
キィー
羨ましい……
悪霊退散護符でも買ってこようかしら
誤字、脱字、見苦しい点も多々あると思いますが、報告して頂きましたら幸いです。