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異世界 三国志  作者: マサト
10/33

前日になりました。

読んでくれて、ありがとうございます。


素人が趣味程度に書いている物です、


最後まで読んだくれると嬉しいです。

まだ、外は暗い。日の出まで時間がある。

夜も明けていない時間から起き出した。


みんな急いで出かける用意をしている。

大きな街に明日の準備とかを買い出しに行くみたいだ。


そして、身支度が終わると急いで馬車に乗った。

執事や、メイド、料理人も他の馬車に乗りこむ。

馬車2台と護衛の騎兵と一緒に大きな街へと向かった。


途中街道をゆっくりと馬車が走る。

綺麗に舗装がされている道に出た。

そこは、右手に森、左手には草原が広がっていた。

空が白む、草原から登る朝日が、

露草に反射してキラキラとしていた。

馬車の窓から1日の始まりを見ていた。


色々と考える。


俺は明日で、5歳になる。


この2年間ほぼ休み無くお爺様との地獄の特訓。

慮植先生とは、魔法の勉強。

俺なりに努力したと自負している。

その訓練の結果がステータスに刻まれるのである。

楽しみで仕方ない。


この世界では、

1歳と5歳は、教会で祝福を受ける。

1歳の時は、神様に無事に生まれてきましたと報告する。

5歳は、病気も怪我も無く過ごせましたと、

そして今度を左右するステータスが貰える。

10歳は、職業ギルドの加盟。

ギルドに加盟したら、

学校に行け無い子供は、

働く事が出来るらしい。

なかなか世知がない世の中だ。

貴族は、お披露目会?パーティがあるらしい。

そして15歳で、親から独立、成人だ。


祝福を受けた後は、直ぐにステータス確認かな?

いやいや、誰にも見られてはダメよと、

慮植先生が言ってたからなぁ〜

家に帰ってからこっそりと確認するかな。


なら最初は、魔法の契約だ。

水の精霊ウンデイーネ様が居るから、

水の魔法は大丈夫だとして……

四大元素魔法で、

あと、どれか一つぐらいは授かると良いなぁ〜

結姉様も水と風があるので、

俺も同じのにならないかなぁ?

風魔法のサンダーとか、かっこいいかも、

うむうむ、早く魔法を使ってみたいです。


うーんでも、夜はパーティとか何とか言ってたなぁ?

誕生日?パーティって何するんだろ?

結姉様の時は、何か色々な人が来てなぁ?

大人達とかダンスとかもしてたような?

色々な人に挨拶してたりしてたのを少し覚えているけど……途中で眠くなって先におやすみしたんだったかな?

まぁパーティは美味しい食べ物も出るし楽しみだね。


馬車は、ゆっくりと街道を走る。

行く手に大きな街が、微かに見えてきた。

近くまで来ると、城壁の様な壁が立ち並ぶのが分かった。

城塞の門には、門番見たいな人が居る

門前には長い列が出来ていた。

俺たちと執事やメイドが乗る馬車は、

別の門から入るらしい、

少し確認されたぐらいで通過した。

貴族用の入り口と庶民用の入り口が別れているみたいだった。

中に入ると、この街の大きさに驚いた。

俺が住んでいる町より、5倍ぐらい大きな街だ、商店やら高級住宅街やら、

色々立ち並んでいる。

何か活気があって良いなぁ。

うちは、のんびり田舎だな。

まぁそれも好きなんだけどね。


母上が教えてくれた。

この街より帝都は10倍はぐらいデカイらしい……

迷子になよ……


先ずは、ここの領主様に挨拶をしないといけないらしい。

先に、父上から粗相の無いように、

領主様の事を聞かされた。

なんでも、ここら辺一帯を治める位の高い人らしい。

それで、ここら一帯を冀州と言うみたいだ、

冀州の領主

名を、【皇甫嵩】(こうほすう)

上級貴族で公爵の爵位だ。

勿論、劉家が住んでいる町も皇甫嵩様が治めている。


俺は、初めて会うなぁ……ドキドキしてきた。


高級住宅街の真ん中程に大きな屋敷が見えてきた。屋敷の外壁から外門を半周して、

外門の入り口に止まる。

警備の兵士が確認をしにきた。

確認が終わると一礼をして、中に通された。

外門から領主様の邸宅の前までゆっくりと馬車が走る。門から家までも遠い……

デカイ……広い……うちの何倍あるんだ?

この家……庭も何ですか?

この広さ、そして隅々まで綺麗に手入れされている庭……


使用人とか何人必要なんだよ……


家の門の前には、使用人、メイド、執事と30人程並んで居る……


顔と名前が分からん覚えきれんな……


俺たちは、馬車から降りると、

年配の執事が腰まで頭を下げて一礼をした、

何やら父上に挨拶をしている。

年配の執事の案内で父上、祖父、母上、姉上と俺の順に屋敷に招き入れられた。

執事達が乗る馬車は又別の棟にゆっくりと走っていった。

屋敷の中も……広い……うちの庭ごと入るんじゃ無いかと思う程に凄く広かった。

あまりの広さに姉上と俺が周りを見てポケーとしていた、

後ろから付いて来ていた。

領主様のメイドの人に、

クスっと笑われてしまった。


年配の執事方が、重厚な扉の前に立ち。

ノックをしてから扉を開けた。


そこには、ズラーと長いテーブルがある片側10人ぐらい座れそうな長いテーブルだ、

そのテーブルに家族が案内された。

父上、祖父、俺と片側に座り、反対側には、母上と姉上が座った。


しばらくして、扉をノックする音が聞こえた。

家族全員が席を立つ。

先程の年配の執事が扉を開けて挨拶をしてくる。

そのあとから一人優しそうな老人が入ってきた。

ゆっくりとゆっくりと上座の少し豪華な椅子に腰を下ろした、

老人は手を出して合図する。

着席しても良いとの合図らしい?

家族全員が一斉に席に座る。


領主様が、優しく話した。

「劉弘男爵遠、劉凛男爵夫人

劉雄名誉男爵、男爵令嬢と

最後は今度の主役だったか?

名を何て申す。」


俺は、席を立ち、元気良く挨拶をした。


「ハイ、名は、【劉備 玄徳】です。」


「ほほほ、元気が良くてよろしい。

劉雄名誉男爵の昔を見ているかのようだのぉ」

「劉弘男爵、今日は遠い所、こんな年寄りの所に挨拶に来てくれて、すまない。」

「明日は、帝都に行かなくては、ならないので、ご子息のパーティには出れない。」

「皇甫嵩公。いえ、勿体ないお言葉、

皇甫嵩公もお忙しい身、

今日の挨拶で伺えただけでも、

劉家をはじめ玄徳も、

有難いたい次第でございます。」


話しをしている途中から領主様が俺の目を優しい目で見ている。


「ふむ、玄徳と言ったか、良い目をしているな。今日は元気も貰えたし、良い目の少年も見れた。」

そう言うと目線で合図をしたのか年配の執事がお辞儀をしている。

「去年、豪商からのアレを持って来てくれないか?」

執事が頭を下げて扉を閉めた。


領主様は祖父を見て言った。

「劉雄栄誉男爵、そち以上に優秀な孫じゃな」

祖父は、領主様に一礼をしてから話す。

「皇甫嵩公におかれましては、ご息災でいらっしゃる」

「我が自慢の孫であります。」


年配の執事が長い木の箱のような物を持ってきた。


「玄徳よ、近う寄れ」


領主様も一歩前に出る。

「これを授けよう。」

年配の執事が木箱の中から、

装飾も綺麗な1本のショートソードを出した。

「去年とある豪商からの献上品だ、

私では、もう使う事も無い。

剣も使い手が居ないと寂しであろう。」

「勿体無い品……」

「授ける」

俺は、片膝をつき、両手でその剣を頂いた。

「苦しゅうない。」

「今日は、良い日だ、わしも元気を貰えた。

玄徳やら又遊びに来ると良いぞ。」

「ありがたき幸せ。」

「今日は、明日の準備に為に、この街に来たのだったな。あまり長いさせては、明日に差し支えよう。」

「先に失礼をする。」

そう言うと領主様が立ち上がった、

何かを合図をしたのか、

年配の執事が木の箱を持ってこちらに運んで来た。

最後に年配の執事から、

木の箱を父上に渡していた。


領主様が部屋を後にする。


祖父が大きなため息を吐いた…

「ふぅ……」

「玄徳よ、皇甫嵩公のお目に叶ったみたいだのお〜

皇甫嵩公は、目は確かな人だ、

皇甫嵩公からのプレゼントとそして何より、又遊び来いと言っていた。

つくづく運が良いのか、

それとも天に恵まれているのか……」


年配の執事から剣と木箱について説明があった。

剣は、双股剣(そうこうけん)

【雌雄一対の剣】

2本で1対、その内の1本であった。

有名な鍛治師が打った物で大変貴重な物と説明された。

木の箱の中身は、見た事も無いぐらいの量お金が入っていた……


年配の執事の説明が終わると、玄関ロビーまで案内された。


使用人、メイド、執事が綺麗に並んで居た。


最後に年配の執事が、私の側に来て話しをしてきた。

「公爵様は、玄徳様の事が大変お気に目されました。

宜しければ度々顔を出してあげて下さい。」

そう言うと深々と一礼して馬車の扉をゆっくりと閉めた。


馬車は、ゆっくりと領主様の家を後にする。


緊張したなぁ……それにしても太っ腹な人だ。

へへへ、俺の剣大事に、大事にしようっと。


領主様の家を後にして、大きな店にきた。

服の仕立屋だった。

ここも立派だ、格式あるたたずまいだ……

英国紳士御用達?と勘違いしそうな店である。

前の世界では、仕切りが高いので高級な仕立屋とか入った事もなかったが……


若いテーラーが俺の側に来て挨拶をする。

「玄徳様、お初に預かります、

当店でテーラーを務めさせて頂いております。」

若いのに物腰の柔らかい感じのよいテーラーだ。


明日の用意は、前々から注文してある。

少し採寸をして、確認するぐらいでほぼ出来上がってるであろう。

子供用の貴族の服が運ばれててきた、

俺は、貴族の服に袖を通す。


この色合い良いなぁ……

この服と先程頂いた剣とか似合うなぁ〜

少しニヤニヤしながら、妄想をする。

若いテーラーが俺のニヤけた、顔を見て微笑んでいた。

試着も終わり、小物とか色々買い揃えて仕立屋を後にする。


ここで昼食を取る事になった。

これも予約がしてあるのか、

仕立屋から少し離れたた場所に、

これまた格式高そな……白亜の建物があった。

建物の前に馬車が止まると、

ドアマンが近くにきて、馬車の扉を開ける。

そのまま、ドアマンが白亜の建物に案内してくれた。

入るなり豪華なシャンデリアが頭上から吊り下がっていた。

何やら執事見たいな人が一礼をした後、

父上と話しをしている、

この人はここのレストランのホールを仕切るメートルという専門職の人らしい?


メートルの案内で、大広間を横切る、

何個か丸いテーブルがあった大小8つ程あったがどのテーブルも人で埋まっていた。

俺たちは、個室に案内された。大きなな部屋に大きなテーブル……

個室には、専用の人が立っていた。

この個室専用のウェイターさんだ。

ギャルソンって言うらしい……

レストランにも沢山の専門職があるんだなぁと思い。

ギャルソンが椅子を引き、1人づつ丁寧に相手をしていく。

昼食は、フランス料理見たいな?

魚のムニエルみたいなのが出た。

料理は、とても美味しい料理だったと思う。

……緊張して味を覚えてません。

食事をしている最中、

一緒に来ていた、執事とメイド2人と

後は料理人が市場見たいな場所に行き、

ここで、パーティ用の食材等を買うらしい。


俺もそっちが良かったよ……

貴族の付き合いとか息苦しいです。


食事をした後、レストランの前には、

パーティ用の食材等を買い込んだ執事達の馬車が居た。


買い物もこれで終了。

街を後にして、家路を急ぐ。


朝早く出たから……

馬車に揺られ少し眠ってしまった。


目が覚めた時には、家の庭が右手見えた。

やっと我が家……か、

やっぱり我が家が落ちつくよね。


自分の部屋に入ってすぐに、

メイドの【簡雍】が木の箱に入った

剣を持ってきてくれた。

大事に机の上に置くと、直ぐに出で行った。

木の箱を両手でゆっくりと開けて中を確認す。

木の箱に入った、装飾が綺麗にされて居る剣を眺めてた……

素人にも素晴らしいと分かる剣だ。

そう言えば、領主様の執事さんが言ってたけど、これと同じのがもう1本あるのかぁ、

どこにあるんだう?もう1本の剣を探すのも楽しみにだなぁ〜


今日は早く寝ないと、

明日も早起きして用意しないと行けないのかぁ

まぁ自分の事だし。

早く明日にならないかなぁ

木の箱に剣をしまってた。

そして俺は、ベットにダイブした。

メイドの【簡雍】です。

仕立屋さんで見た、玄徳様の貴族姿

……

5歳児には見えないぐらい立派でした。

明日は、誰よりも早く玄徳様におめでとうご言えるなよ。

役得ですね。早く明日にならないかなぁ〜


誤字、脱字、見苦しい点も多々あると思いますが、報告して頂きましたら幸いです。

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