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アートロモンド・ストーリア  作者: Nefer
異世界へ飛ばされて...
9/11

獣神

その洞窟の前には洞窟の周り全体に文字が書かれていた。


「この文字が…封印?」


「そうです。これは先祖が50年間かけて封印したものです...どうやって封印が解けたのでしょうか...。」


「敵兵の仕業じゃないのか?」


「いいえ...でもこれは...高度魔術師でも破壊が難しい術式のはず...。」


「だろうな。でも考えてみろ?向こう側に高度魔術師がいたのなら...。」


「私で最後ですよ?」


「双子が居たら?」


「...その可能性は考えになかったです...。」


「だな。まぁとりあえずこの中の神々を鎮めさせるか!」


「はい!」


洞窟は奥深く、真っ暗であった。


とその時、


「貴様らは何者だ...!」


と声が聞こえた。


慌ててリヒトは、


「だ、誰だ!」


言葉を発した。


「我は光の神イヴァロア。時が来たのだ。さぁそこをどけ。」


「無理だ!お前たちを鎮めるために来た!」


「ならば殺すのみ!」


そういうとイヴァロアから光が放たれて洞窟が明るくなった。


俗にいう龍だ。


なぜかチェルシーがおびえていた。


「どうしたチェルシー!」


「この龍は…!」


「この龍がどうした?」


「この龍は操られています。これは...術式です...。」


「そうか...。わかった。よし!こい!イヴァロア!」


「グォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」


イヴァロアの鳴き声洞窟中に響いた。


次の瞬間、


イヴァロアが光を放った。


「リヒト様!これシャローレイヨンです!防御のこと考えてください!」


「OK!岩たちよ!我を守りたまえ!」


リヒトの前に岩が集まり頑丈な壁になった。


壁に当たり爆発音が盛大になった。


リヒトは無傷だ。


「よしゃ!俺のターンだ!ここにあるすべての光よ!我に力を!ルミネルレイヨン!」


これが的中し凄まじい音と共にイヴァロアの叫び声が響く。


「グァァァァァァァァ!おのれ!貴様ら!」


「リヒト様、ここは私が!」


「任せた!」


「この龍に裁きを!ソーパフェックモ!」


青い光がイヴァロアを包んだ

そして、イヴァロアの叫び声が再び洞窟内に響いた。


「これは?」


「完全封印魔法です。これで1000年は封印されるでしょう。」


「すごい...。」


「リヒト様!先を急ぎましょう!早くしないと神獣たちが出て行ってしまいます!」


「おう!」


リヒトたちはまた真っ暗闇の洞窟の奥へと進んだ。


◇          ◇           ◇


30分程歩くと光が見えてきた。


そこはなぜか伸び伸びと草が生え青々と生い茂っていた。


「ここは...。」


「どこでしょう...。」


「よく来たな我が宿敵よ。」


後ろから声が聞こえてた。


リヒトたちは驚いて振り返ってみると、そこには5m超の巨大ゴーレムがいた。


ルーシーがなぜかまた、とてもおびえていた。


「ルーシーさがってて俺がやる。」


「ご、ごめんなさい、昔のこと思い出してしまって...。リヒト様危ない!」


ゴーレムが殴ってきたのだ。


「岩たちよ!我を守れ!」


ゴーレムの攻撃は完全によけられた。


「奇襲とか卑怯だぞ!」


「貴様ら人間と同じようにしたまでだ!ゴォォォォォ!」


ゴーレムの叫び声とともに大量の岩が一斉に飛んできた。


「なんじゃこりゃ!我を守れ!」


鈍い音が聞こえた。


「血...か。死ぬのか...。」


リヒトの魔法は不完全に発動され、効果がなかった。


「リヒト様!大丈夫ですか?リヒト様!リヒトさ...」


「へ、ここでも死ぬのか...。」


その言葉を発した後リヒトは気を失った。


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