封印崩壊
馬車に乗り約4時間乗り続け、3つ山を越え、ジャングルの奥地の秘境にきて止まった。
「つきました!リヒト様!」
「お、おう!」
「さあ、こちらへ。」
「あ、おう。そういえば、どこ行くんだい?」
「今からルケーネ・ケイブンへ行きますいわゆる洞窟です。」
「何が起こったんだ?」
「ルケーネ・ケイブンとは古代に私の先祖たちが七大神を封印した洞窟です。
その洞窟が封印崩壊したのです。原因は不明なのですが...」
「それじゃあ、封印するだけでいいの?」
「いいえ。まずは七大神を鎮める、つまり一度倒さなければなりません。」
「え、それってまさか戦うの!?」
「ええそうです。」
「七回?」
「ええそうです。」
「軍隊は?」
「厄介なことに魔術しか効かないらしいんです。」
「俺、いまできる魔術さ...火を出すくらいしかできないのだが...」
「あ、それなんですが...魔力出力はほとんど足りているので...とりあえず設計魔術書を送ります。
大丈夫ですよ!リヒト様ならきっと成功します!」
「え、待って、設計魔術書送るって...どこに...?」
まさか...脳なんて...いわ...
「脳ですよ?」
「...どうやって?」
「こうやってです。」
そういうとチェルシーはリヒトに近寄りチェルシーの頭をリヒトの頭に当ててきた。
うわ...心拍数上がってる...まじかで見るとやっぱりかわいい...
「古代より受け継がれし魔術書よ、この者にも知恵を!」
すると、リヒトの視界に何やら文字が見えてきた。
なんじゃこりゃ!
「これで終わりました。適当に何か想像してみてください。」
「え、あ、うん。んじゃあ...氷...」
リヒトが氷を想像すると勝手に頭の中で文字が浮かんできた。
「多分今、リヒト様の頭の中に文字が浮かんでいると思います。それを読んでください!」
「あ、おう!来たれ冷酷の氷龍ジェラートバ!この地に氷塊をまき散らせ!」
そう唱えると上から巨大な氷が5粒降ってきた。
「すごい!できたぞ!」
「では、これで戦えますね!行きましょう神を倒しに、再度封印をしに!」
こうして理人たちは、洞窟へ再度歩き始めた。