願
・・うあぁ・・。
10作目じゃなくなってしまった・・。
今回は(も?)、かなりありがちな、『平和』と言う題材です。
かなり意味不明な文だと思いますが、読んでやって下さい。
僕は今、校舎の窓から外を見ている。
空は何処までも蒼く澄み、つがいの鳥が空を舞い、時には木で翼を休め、大小の雲達がゆっくりと空を流れる。
・・・平和だ。
平和過ぎる程の平和。
僕達は、『平和』と言う名の揺り篭に守られながら生きているのかも知れない。
―そして、僕達がその『揺り篭』の中で守られながら生きている時。
世界では。
どれだけの人が、死んでいっているのだろう。
どれだけの涙が流されているのだろう。
どれだけの血が流されているのだろう。
どれだけの破壊兵器が飛び交っているのだろう。
どれだけの花が、木が、草が、灰となっているのだろう。
それは、僕には分からない。
分からない時点で、僕はもう部外者なのだ。
こんな事をいくら考えても、僕は部外者なのだ。
結局、僕は部外者以外の何者でもない。
人は、殺し合い、憎み合い、そして奪い合う。
それは、仕方の無い事だと思う。
人間は無駄に賢い生き物だから。
人間は愚かだから。
人間は汚いから。
国と国。
自分と他人。
同じだ。
同じなんだ。
どれだけ仲が良くても、悪くても。
それは仕方の無い事なんだ。
仲の悪い人や国と無理に仲良くしようとしても、それは無理だ。
嫌いな物は嫌い。
好きな物は好き。
これは本能だから。
理屈じゃないから。
僕は今、校舎の窓から外を見ている。
空は何処までも蒼く澄み、つがいの鳥が空を舞い、時には木で翼を休め、大小の雲達がゆっくりと空を流れる。
この美しい光景とは正反対の、醜く汚い人間。
どうしようもない人間。
救いようの無い人間。
―でも僕は、その人間に願う。
世界に願う。
人々に願う。
もう、争いませんように。
僕は、願う。
もう血が流れませんように。
僕は、願う。
世界中の破壊兵器が、いつか消えてなくなりますように。
僕は、願う。
世界中の人々から、ありとあらゆる差別が無くなりますように。
僕は、願う。
世界中の全ての人々が、笑い合いながら、手を繋ぐ事が出来る時が来ますように。
僕は、願う。
世界に平和を。
願わくば、世界に愛を。
世界に平和を。
世界に、平和を。
このような拙い文章を読んで下さり、ありがとうございます。
かなり詰まらないありがちな題材の文ですが、この文を読んで、少しでも真の『平和』について考えて頂ければ、嬉しく思います。
・・・まぁ、この文は『平和』と同時に、俺の『人間嫌い』の集大成と言えなくも無いのですが(笑)
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