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ステップ・バイ

本気じゃないなら、手ぇ離して ~ステップ・バイ

作者: 時司 龍
掲載日:2026/05/31

 22時スタートのMV(ミュージックビデオ)撮影。

 深夜帯のスタジオも、見た目だけなら昼間と変わらない。


 確認モニターが放つ白い光。天井近くで回り続けるファンの低い駆動音。無数のケーブルが這う床。円形に組まれたレール。

 今回の楽曲イメージに合わせて、南国リゾート風のセット。白砂を模した床材に、ヤシの葉を模したオブジェ。籐や竹で編まれたソファやテーブル。そこに鮮やかなブルーやオレンジのクッションが置かれている。


 ブラックコーヒーの匂いと、ヘアスプレーの甘い残り香。機材の発する熱。

 ただスタッフ達の声は、時間が時間だからか少しだけ掠れている。


 それでも現場は止まらない。


 STELLA(ステラ)-Roots(ルーツ)が8人揃うスケジュールなんて、最近は本当に取れなくなった。

 個人仕事。

 ドラマ。バラエティ。モデル。CM。雑誌。映画。WEBコンテンツ。

 グループとして売れるという事は、同時に全員が別々に走り始めるという事でもある。


 飛雅(ひゅうが)自身も今日は午前から、単独で女性誌の表紙とグラビア撮影、インタビューをこなし、その後ボイトレに直行した。午後に数時間の休みとも言えない休みがあっての今だ。


 疲れていないと言えば嘘になる。


 だが、それを口にする空気でもない。全員、多忙なのは同じだからだ。特に年上組はデビューまでが長かった。忙しくても忙しいなんて絶対に口にしない。多分、仕事が減る方が恐怖なんだろう。

 それぞれの予定を無理やり噛み合わせた結果が、22時開始の撮影。



 24時。

 ようやくきちんとした休憩が入る。

「一回切りまーす」

 スタッフの声と同時に、空気が一気に緩んだ。


 (れい)ちゃんはすかさず、給水テーブルに水を取りに行く。普段のクールイメージなんて、かなぐり捨てて、一気にペットボトルを飲み干している。

 (あきら)ちゃんは床に座り込む。今回センターで踊る事が多い。フォーメーション移動も激しく、消耗が激しい。全身から汗が噴き出していた。スタッフがすぐに駆け寄り、すかさず、タオルと水を手渡し、氷嚢を頭に押しつけた。


「大丈夫?」

「・・・平気」

 そう答える声も出しづらそうだ。


 飛雅(ひゅうが)は壁際のチェアに深く腰掛け、スタジオ中央を見る。

 モニターには、今しがた撮ったフォーメーションダンスが流れていた。揃っている。だが、揃っているだけじゃない。全員が、ちゃんと自分の魅せ方を知っている。

 カメラがどこを抜くのか。

 どの角度で身体を開けば映えるのか。

 誰がセンターでも成立するように、それぞれが自分の役割を理解して動いている。


 最近のSTELLA-Rootsは、誰か一人が目立つグループじゃなくなってきている。

 全員が強い。


 その事実を、飛雅は少し面白く思っていた。


 グループとしての完成度は、間違いなく上がっている。

 全員が売れ始めて、それぞれの仕事も増えて、それでも8人で並んだ時にはちゃんとSTELLA-Rootsになる。簡単そうで、実は一番難しい事だ。


 この世界では1人2人だけが突出して売れる事も珍しくない。

 グループ名は知られていても、名前を覚えてもらえるのは一部だけ。やがて、○○がいるグループと呼ばれ、それ以外は、じゃない方として扱われる。そしてそのまま有耶無耶に、売れなかった人間はフェードアウトだ。


 誰も辞めろとは言わない。


 ただ仕事が減り、呼ばれなくなり、気づけばグループの後ろに立つ時間だけが増えていく。

 芸能界は優しい顔をしているくせに、そういう残酷さだけは妙に自然だ。


 征一郎(せいいちろう)くんが横のチェアにどさりと腰を下ろす。長い脚を無造作に投げ出して「終電って概念、もう懐かしいな」と笑っている。STELLA-Rootsのデビュー直前には既に、正社員として働いていたっていうのは有名な話だ。そして事務所を辞めるって言いに行った時にデビューが決まったと告げられたらしい。逆にその少し前、夢を諦めて事務所を去ったメンバー候補もいたらしい。


 ほんの少しのタイミング。

 実力も必要だが、実力だけじゃ足りない。

 この世界は運と巡り合わせが、平気で、人生を変える。


 いつも通り余裕そうに見える征一郎くんの横顔を見ながら、飛雅はそんな事を思った。

 さすがに今日は疲れているのだろう。

 伏せた目元には薄く疲労が滲んでいる。

 それでも、リーダーの顔を保っているのが凄い。


 直央(なお)くんはタオルで首筋を押さえながら、モニターを真面目に確認している。さっきの立ち位置。フォーメーション移動。

 休憩中まで仕事人間だな、と飛雅は思う。


 (みなと)ちゃんは、露骨にだるそうな顔でスポドリを飲んでいた。チェアに沈み込んで、前髪をかき上げる仕草すら気怠い。なのにカメラが回ると、一番綺麗に表情を作る。ああいう所は素直に凄いと思う。


 そして。

 つむちゃん。


 飛雅は少しだけ目を細めた。

 普通、深夜零時を回れば人間は鈍る。特にダンス撮影後なんて、呼吸も重くなる。体全部がしんどくなる


 だが、つむちゃんは違った。

 むしろ今の方が目が生き生きしている。


 銀白に近い髪。ハニーイエローのメッシュ。汗で少し崩れた前髪。

 少しライトを落としたスタジオでも、妙に発光して見える。


 しかも疲れているはずなのに、スタッフにまで笑顔を振り撒いている。


 意味がわかんねー。体力どうなってるんだ。体力おばけか。


 直央(なお)くんが苦笑混じりに言う。

(つむぎ)、今日は調子いいですね」

 すると、隣で(みなと)ちゃんが即座に返す。

「紬さんはいつも、無駄に元気でしょ」

「言うじゃん、湊」

 つむちゃんはストローを咥えたまま笑った。

「そんだけ言う元気があるなら、ショート動画も、この休憩時間に撮っちゃえば?」

「嫌ですよっ」

 湊ちゃんが即答する。


 飛雅もそれには同意する。さすがに休憩しないと若くても無理だって。俺だってちょっとキツい。これでも一応、トレーニングはしているんだぞ。

「何とか言ってくださいよ、征一郎さんっ」

「ん?」

 征一郎くんはモニターから顔を上げる。

 その目が、つむちゃんを見た瞬間に少しだけ細くなった。


「佐伯、デート帰りか?」


 一瞬、空気が止まる。

「は?」

 直央くんが素で聞き返した。

 飛雅も思わず視線を上げる。

 征一郎くんは面白そうに口角を吊り上げた。


「こいつは女と遊んだ後は、やたら機嫌がいいんだよ」


 近くにいたスタッフが数人、吹き出した。

 つむちゃんは一呼吸置いてから、「何その偏見」と笑っている。

 否定が妙に軽い。


 だが飛雅は知っている。


 つむちゃんは、こういう時ほど隠す。

 本当に何もない時は、もっと鬱陶しいくらい騒ぐ。自分からネタにして、周囲を巻き込んで、勝手に盛り上がる。

 けれど、ふれられたくない時ほど、笑う。

 飛雅はペットボトルを指先で転がしながら、ぼんやり思った。


 ・・・で。

 今回は、どっちなんだ。


「だとすると、Sweet(スイート)麗奈(れな)ちゃん?」

 奏多(かなた)っちが面白半分で口を挟む。

 チェアの背にもたれたまま、完全に野次馬の顔だった。

「声優の愛花(あいか)ちゃんでしょ。この前バラエティで一緒になったって言ってませんでした?」

 直央(なお)くんまでさらりと乗ってくる。

 真面目そうな顔で言うせいで、妙に現実味がある。

「女優の田沢(たざわ)かなでにも、この前声かけてたよな」

 征一郎くんが追撃する。

「それとも、長谷川(はせがわ)アンナマリア?」


「・・・・うそ。マジっすか、紬さん」

 (れい)ちゃんがショックを受けた顔で固まった。


 年下組の中でも、怜ちゃんはわかりやすく、つむちゃんに懐いている。懐いているというより、半分くらい憧れに近いんじゃないかなと思う。


 征一郎くんはそんな反応を見て、楽しそうに笑った。

「あー、如月(きざらぎ)。ショック受けてる所悪いが、佐伯(さえき)は完璧肉食系だぞ」

 そして、つむちゃんを指差す。

「その顔、有効利用してるよな?」

「征一郎くん、酷くない? その言い方」

 つむちゃんは笑っている。

 笑っているが、目は笑っていない。


「紬くん、本当の事でしょ」

 奏多っちが呆れ顔で肩を竦めた。

「俺達の中で一番派手なの、絶対紬くんですからね」

 周囲から笑いが漏れる。

「いつか後ろから刺されますよ」

「やめてよ、怖い事言わないで」

 つむちゃんはそう言って笑ったが、誰も本気では同情していなかった。むしろ・・・まあ、あり得ると思っている顔ばかりだ。


 飛雅も世間的には年下組に分類されている。だが、つむちゃんがそういう時ほど童顔を利用して、人畜無害を装っている事を知っている。


 実際は27歳。


 なのに、一番下の怜ちゃんと並んでも違和感はない。むしろ放っておけば、年下組に紛れ込めそうな顔をしている。


 あれは才能だ。

 そして、多分、武器でもある。


 スタジオの隅ではスタッフまでニヤついている。

 完全に休憩時間の雑談モード。深夜特有の、少し気の緩んだ空気。

 けれど飛雅だけは、少し違う温度でその空気を見ていた。


 知っている。

 飛雅の脳裏に、数日前のメッセージ画面が浮かぶ。

 ・・・今度のオフ日は、佐伯さんとゴハンに行きます。


 結流ちゃんのオフを聞いて、軽い気持ちでゴハンに誘った返事がそれ、だった。

 文面は普通だ。

 絵文字もない。

 変に浮かれた感じもない。


 なのに。


 その一文だけで、十分だった。


 ああ。

 結流ちゃん、ちゃんと嬉しかったんだ。

 そう、わかってしまった。


 もし俺の方が先に誘っていたら? あの日、もう少し長く話せていたら? 立ち位置が違っていたら? もし、が次々浮かんで・・・考えた所でもう、どうしようもない。そんな事は自分が一番わかっている。  それでも、もしも、を考えてしまう。だから余計に腹が立つ。


 本人だけ秘密のつもりで、こっちは知ってる側に回されて。しかも、つむちゃんは、多分まだ誰にも本気で話していない。

 自分の中だけに大事に仕舞っている。それなのに、漏れている。

 飛雅は耐えきれなくなって、ぽつりと呟いた。


「ねぇ、つむちゃん」

 つむちゃんがこちらを見る。

結流(ゆきる)ちゃんでしょ」


 一瞬。

 本当に一瞬だけ、空気が凍った。

 スタジオのざわめきが、ぴたりと止まる。

 皆が一斉に飛雅を見た。


「・・・は?」

 最初に声を漏らしたのは湊ちゃんだった。

 征一郎くんは「お?」という顔。

 直央くんは完全に目を見開いている。

 怜ちゃんに至っては理解が追いついていない。視線だけが、2人の間を忙しなく往復している。


 飛雅はその視線を受けながら、わざと平然と続けた。

「俺、時々結流ちゃんと連絡取ってるんですよ」


 その瞬間。

 つむちゃんが、すっと目を細めた。


 飛雅は思わず息を吞む。


 怖。


 飛雅は内心で思う。

 あんた、そんな顔するんだ。周囲の空気の温度が一気に確実に下がった気がした。


 普段の佐伯紬は、人懐っこい。

 よく笑う。

 甘える。

 距離が近い。

 だからこそ、その落差が怖い。


 けれど、ここで引くわけにもいかない。

 飛雅はわざと肩を竦めた。


「いつの間に」

 誰かが呟く。

「あの後、追いかけて」

 飛雅は笑った。表情筋を総動員して。いつもの軽くて、チャラくて・・・鳴海(なるみ)飛雅(ひゅうが)を演じきれ。ここでやらなくちゃ、いつやるんだよ。


「・・・あっちのマネージャーに睨まれながら、ね」


 一拍置いて、誰かが吹き出した。

 張り詰めていた空気が少しだけ崩れる。


 誰が笑ったのか気にしている余裕はない。今、目線をそらす事はできない。そらした方が負ける。飛雅は、つむちゃんから視線を外さなかった。

「ねえ、つむちゃん」

 飛雅は真正面からつむちゃんの視線を受け止める。

 半分は冗談のつもりだった。

 茶化して、揺さぶって、困らせてやろうと思っていた。


 でも。

 結流の名前を口にした瞬間から、自分でも少しわかってしまっていた。

 ああ。

 これ、自分、ちょっと本気になりかけてる。


 多分、最悪だ。

 相手は佐伯紬。

 同じグループのメンバー。


 しかも、よりによって。

 あのつむちゃんが、本気っぽい。

 だから本当に腹が立つ。どうしようもなく。


 飛雅はもう口を止められなかった。

「本気じゃないなら、手ぇ離してくんない?」


 直央ちゃんが「うわ」という顔をする。


「おいおい、飛雅くん?」

 奏多っちが慌てて会話に口を挟もうとする。


 でも、もう無理でしょ。飛雅は自分で自然に口角が上がるのを感じた。変な高揚感だった。引き返せない場所まで来た時の笑いに近い。


 さっきまで笑っていた空気が、また静かに変わった。誰も、休憩時間の軽い恋愛話だとは思っていない。

 スタッフ達も気配を察したのか、ちらちらこちらを見ている。

 音声スタッフなんて「マジか」という苦笑いを受かべている。

 完全に楽屋ノリじゃ済まない温度になっている。


 つむちゃんは、黙ってこっちを見返していた。

「つむちゃんって、自分より小さくて、胸あって、賑やかな感じの可愛い系がタイプのはずでしょ」

 また誰かが、「おお~っ」とか「そういえば」とか好き勝手に声を上げる。わざと空気を和ませようとしているのがわかった。

 けれど飛雅は、一緒に笑う気になれなかった。普段なら真っ先に参加する、その空気に。


「結流ちゃんって」

 飛雅はふっと息を吐きだす。

「背ぇ高くて、スレンダーで、カッコいい系の、声もちょっとハスキーで、きつめの美人さんでしょ」

 つむちゃんから目をそらさない。

「クールビューティ―って感じ」

 周囲が静かになる

「つむちゃん。違うじゃん。好みじゃないでしょ」


 普段なら。ここで普段のつむちゃんなら、笑って誤魔化す。

 そんな事ないって~とか。

 人の好みなんて変わるじゃん? とか。

 軽く流して、場を丸め込むはずだった。


 でも。

 その目から、いつもの甘さも軽さも完全に消えている。

「飛雅、悪いけど無理」

 静かな声だった。

 怒鳴っているわけでもない。

 感情を露骨に出しているわけでもない。

「結流ちゃんと連絡取るようになってから、他の子達とは一切連絡してないよ」


 一瞬、沈黙。

 そして。

「他の子がいた事は否定しないの・・・それも複数・・・」

 誰かが小さく呟いた。

 (あきら)ちゃんだったか、奏多っちだったか。

 もう飛雅には判別できない。

 ただ、変にツボに入ったスタッフが肩を震わせていた。

 けれど飛雅は笑えなかった。

 

 つむちゃんの言葉が、思った以上に真っ直ぐだったからだ。

 他は切った。

 つまりそれだけ、結流ちゃんを特別扱いしている。


 胸の奥が少しだけざわつく。悔しいのか。

 焦っているのか。

 自分でも整理がつかない。

 二人の視線がぶつかったまま動かない。


 空気を割ったのは征一郎くんだった。

佐伯(さえき)鳴海(なるみ)。あんまり熱くなるな」

 低い声。

 この、ふざけた空気を一瞬で締める声だった。


 二人同時に、征一郎くんを見る。

 征一郎くんはチェアに深く座ったまま足を組み替え、口元だけで笑った。

「グループ内で、同じ女の取り合いか?」

 楽しそうですらある。ほんと、こういう所は尊敬する。

「選ぶのは、あくまであっちだ」

 征一郎くんはゆっくり続けた。

「お互いの邪魔はするな。やるなら正々堂々やれ」


 そこで一旦、言葉を止める。


「選ばれなかった奴は、しっかり諦めろ」

 そのまま、にやりと笑う。

「まあ、どっちもお断りって言われる事も覚悟しておけよ」

 沈黙。


 飛雅は思わず眉をひそめた。

 え、どっちもお断りルートもあるの? それ酷くね? 俺達一応、今一番人気あるグループって言われてるんだけどねぇ。


 暁ちゃんが吹き出した。

「っはは・・・!」

 腹を押さえている。

 完全に笑いを堪えきれていない。

「どっちもダメだったら、残念パーティでも開こうね」

 笑いながら言う。

 周囲からも堪えきれない笑いが漏れた。

 さっきまで張っていた空気が、一気に崩れる。


 湊ちゃんなんか、露骨に「助かった・・・」みたいな顔をしていた。

 スタッフ達まで苦笑している。

 飛雅はそんな周囲を見ながら、曖昧に息を吐く。

 多分。今、自分はかなり面倒くさい顔をしている。

 悔しいのか。

 意地なのか。

 それとも、本当に結流ちゃんが気になっているのか。

 自分でもまだ、よくわからなかった。


読んでくださってありがとうございます(*_ _)

ポイント、イイねを入れてもらえると、嬉しいです。




~~  STELLA(ステラ)-Roots(ルーツ)  ~~

 8人組 男性アイドルグループ


 (すめらぎ) 征一郎(せいいちろう) 28歳

 一ノ瀬(いちのせ) 直央(なお) 25歳

 佐伯(さえき) (つむぎ) 27歳

 (たちばな) 奏多(かなた) 28歳

 鳴海(なるみ) 飛雅(ひゅうが) 23歳

 神楽坂(かぐらざか) (あきら) 21歳

 如月(きさらぎ) (れい) 19歳

 椎名(しいな) (みなと) 20歳

(事務所入所順)

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 時司 龍さん、こんにちは。 「本気じゃないなら、手ぇ離して ~ステップ・バイ」拝読致しました。  夜中のスタジオ。室内なので、見た目は昼間と変わりはない。  南国風にアレンジ。  ただ、人間です…
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