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青い惑星の来訪者  作者: セムラ


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3/7

黄色の星への着陸

V-7に着陸したのは夜だった。


舷窓から見えた空は黄色かった。厚い雲が低く垂れ込め、硫黄のような匂いがマスクごしにも感じ取れた。


「大気は呼吸可能です」とオーレンが言った。「ただし長時間の露出は推奨しません。防護マスクを装着してください」


全員がマスクをつけた。


調査班はノーラン、ルカ、ベックの三人。他の四人は船内に残った。


外に出た瞬間、ノーランは足元の地面に違和感を覚えた。砂でも土でもない、スポンジのような柔らかさ。重力はわずかに故郷より重く、一歩踏み出すたびに膝に鈍い圧力がかかった。


「気持ち悪い場所ですね」とルカが言った。いつもの笑顔はなかった。


「集中しろ」とノーランは言った。


黄色い霧の中を歩いた。植生は低く、灰色がかった草が地面を覆い、ところどころに黒い岩が突き出ていた。足音が奇妙に吸収されて、音の輪郭がぼやけた。


十分ほど歩いたところで、ルカが立ち止まった。


「待ってください」


「どうした」


「何かいます」


ノーランも感じた。動くもの。一つではない。複数。霧の中に溶け込んでいる。


「戻ろう」とノーランは静かに言った。


遅かった。


ルカが振り返った瞬間、黒い何かが霧から飛び出してきた。音もなく。影のように。まるで霧そのものが形を持ったかのように。


「ルカ!」


ベックが叫んだが、間に合わなかった。


黒い影はルカの体に巻きつき、その輪郭を飲み込んだ。ルカの声が一度だけ短く上がり——そして、途絶えた。


ノーランは銃を抜いた。発砲した。黒い影は霧の中に消えた。


ルカは地面に倒れたまま、動かなかった。


「神経系への急激な電気的干渉です」


船内に戻ってから二時間後。オーレンが報告した声に、感情はなかった。


「外傷はほとんどありません。内側から壊された、という表現が適切かもしれません」


ルカの遺体は医療室に安置されていた。


ノーランは一度だけ、その顔を見た。いつも笑っていた顔が、今は静かで、どこか遠くを見ているようだった。くだらない冗談を言っては空気を軽くしていたあの顔が、もう二度と笑わない。


「それと」とオーレンは続けた。「一つ、気になることがあります」


「言え」


「ルカの体表組織の一部が、発見時とは異なる細胞構造を示しています。組織の配列が……変化している」


「どういうことだ」


オーレンは少し間を置いた。


「あの生物は、擬態します。対象の体に接触することで、その一部の構造を複製する。つまり——」


「船内に侵入している可能性がある、ということか」


「はい」


ノーランは目を閉じた。三秒。また開けた。


燃料ラインのサボタージュ。乗組員の中のスパイ。そして今度は、人間に擬態する生物。


「全員を食堂に集めろ」

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