二人ぼっちの最下層から
人々との戦いで敗北を喫した魔族の最後の足掻きは、世界中をダンジョンだらけにする事だった。
互いに親の無い二人の少女が仲睦まじく『二人の我が家』で幸せそうにお茶菓子を摘んでいる、そんな戦いとはおよそ関係のない辺境の村もまた、同様にダンジョン化の被害にあっていた。
いつか強くなって、獣や蛮族から村を守りたいと鍛錬してきた二人の少女。彼女達は、立っていられない程の地響きに慄く。
地響きが止み、恐る恐るドアを開けた先は、丹精を込めて育てた小さな庭園では無く、真っ暗なダンジョンの中だった。
未知からの脱出を目指す為に、二人は静かに手を取る。
互いが想う、互いの為に。
互いに親の無い二人の少女が仲睦まじく『二人の我が家』で幸せそうにお茶菓子を摘んでいる、そんな戦いとはおよそ関係のない辺境の村もまた、同様にダンジョン化の被害にあっていた。
いつか強くなって、獣や蛮族から村を守りたいと鍛錬してきた二人の少女。彼女達は、立っていられない程の地響きに慄く。
地響きが止み、恐る恐るドアを開けた先は、丹精を込めて育てた小さな庭園では無く、真っ暗なダンジョンの中だった。
未知からの脱出を目指す為に、二人は静かに手を取る。
互いが想う、互いの為に。
プロローグ『空が見えない』
2025/07/15 04:49
第一話『とりあえず一緒に何か食べよう』
2025/07/17 06:55
第二話「思い出はカバンに詰め込まなくてもいい」
2025/07/22 05:11
第三話『同じスピードで』
2025/07/22 08:33
第四話『花の匂いが心地良いから』
2025/07/23 02:42
(改)
第五話『斬る覚悟でいるからね』
2025/07/23 07:04
第六話『私達は、地上の住民です』
2025/07/24 00:03
(改)
第七話『私が提示した賭け』
2025/07/25 11:38
(改)
第八話『この感情の名前』
2025/08/08 23:11