表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

封印の門

神殿にフォスとティアがつきました。

第7話  封印の門


神殿の入り口にたどり着いたフォスとティア。目の前には巨大な石の扉が立ちはだかり、その表面には古代文字が刻まれていた。長年封印されていた力が、この門の向こうに眠っている。


「ここが次の手がかりの場所だね。」ティアが少し緊張した様子で言う。


フォスは文字を読み取りながら、「この門は普通の力では開かない。何か特別な方法が必要だ」と静かに答えた。


二人は扉の前で考え込むが、ふとティアが手にしているペンダントを見つめる。「これ、もしかして…」ペンダントが神殿の入り口に近づくと、微かに輝き始めたのだ。


「ティア、そのペンダントが鍵かもしれない!」フォスは急いで扉の前にティアを導いた。


ティアは恐る恐るペンダントを門にかざすと、石の扉がゆっくりと震え始めた。古代の力が解き放たれ、重い扉が音を立てて開く。その向こうには、暗く静かな廊下が続いていた。


「いよいよだね…」ティアは少し不安そうにフォスを見つめた。


「うん。でも、僕たちなら大丈夫だ。」フォスはティアに微笑みかけ、二人はゆっくりと廊下を進んでいく。


神殿の奥深くへと進むと、やがて広い大広間にたどり着いた。中央には巨大な封印の石があり、その周囲には無数の古代文字が輝いていた。フォスはその文字を見て驚いた。


「この封印…かつてこの地を守っていた古代の守護者を閉じ込めたものだ。」フォスが呟く。


「守護者…?」ティアは不安そうにその石を見つめた。


その時、突然神殿が揺れ始め、石の周りに黒い霧が立ち込める。そして、封印された力が目を覚ますかのように、石の中から巨大な影が浮かび上がってきた。


「これは…!」フォスは驚き、二人は後ずさる。封印の力が解き放たれ、巨大な守護者が現れる。


「この場所に近づく者は…全て滅ぼす!」守護者が低く響く声で叫び、二人に向かって襲いかかる。


フォスはティアをかばいながら、守護者に立ち向かおうとするが、その力は圧倒的だ。巨大な剣を振るう守護者に対し、二人は必死に回避しながら攻撃の糸口を探る。


「こんな強敵、どうやって…!」ティアは焦りの表情を見せるが、フォスは冷静に状況を分析し、「あの封印の石が弱点かもしれない」と気づく。


二人は力を合わせ、封印の石を狙って攻撃を試みる。しかし、守護者の圧倒的な力に何度も阻まれる。何度も倒れかける二人だが、諦めずに立ち上がり、最後の力を振り絞って石を攻撃する。


ついに、石が砕けると、守護者は苦しみながら消滅していく。


「やった…!」ティアは疲れ果てながらも、勝利を喜んだ。しかし、その瞬間、神殿全体が再び揺れ始め、砕け散ったはずの守護者の影がゆっくりと再び形を成し始めた。


「な、何で…!?」ティアは驚きと恐怖で声を震わせる。


「守護者が…復活している…?」フォスは目を見張りながらも、再び戦闘態勢に入る。


完全に消滅したと思っていた守護者は、今度はさらに強大な姿で現れ、凶悪な力を解き放とうとしていた。二人はその恐ろしい力を前に、再び立ち向かうことを決意する。


第8話 絶望の影

やった…!は『おいティア』となるよね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ