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謎の遺跡

遺跡に向かうフォスとティアはどうなる……………

第4話  謎の遺跡


森を抜けたフォスとティアは、広がる草原の向こうに、古びた遺跡が見えてきた。石でできた大きな建造物が、長い年月を経て今もなお立ち並び、異様な静けさが漂っている。


「ここだ…伝説にある最初の手がかりが眠っている場所。」フォスは地図を見ながらつぶやいた。


「すごい!こんな場所があったなんて!」ティアは目を輝かせながら遺跡に駆け寄ったが、フォスは少し慎重に足を進める。


遺跡の入り口に立つと、扉には奇妙な紋様が刻まれていた。それはフォスが昔、書物で見たことがある古代文字だった。「これは…この遺跡を守るための警告かもしれない。簡単に入ってはいけないという意味だ。」フォスは真剣な顔でティアに説明した。


しかし、ティアは全く気にせず、「大丈夫だよ!きっと私たちなら平気!」と勢いよく扉を押し開ける。重い音と共に、遺跡の内部が現れた。


中に足を踏み入れると、薄暗い空間が広がり、古びた石像や崩れかけた壁があちこちに見える。だが、遺跡には仕掛けが隠されていた。最初に二人を迎えたのは、床に刻まれた迷路のような模様。誤った道を進めば、トラップが作動するという恐ろしい仕掛けだ。


「これは慎重に進まないと…ティア、足元に気をつけて。」フォスは焦る気持ちを抑えながら、冷静に周囲を観察し、正しい道を探し出す。


ティアも慎重にフォスに従うが、途中であまりにも複雑な模様に戸惑い、トラップを作動させてしまう。すると、壁が動き出し、重い石が二人に向かって転がり始めた。


「危ない!」フォスは咄嗟にティアを引き寄せ、間一髪で石のトラップをかわす。


「ごめん、やっちゃった…」ティアは申し訳なさそうに言うが、フォスは笑って「いいんだ。これも冒険の一部だからな。」と優しく答える。


二人は再び慎重に進み、ついに遺跡の奥にある大広間にたどり着く。そこには、中央に大きな石板があり、古代の文字で何かが刻まれていた。


「これだ…『輝く石』に関する手がかり。」フォスは目を輝かせながら石板の文字を読み取る。そこには、「輝く石は、心の強さと純粋な願いを試す力を持つ」という古い言い伝えが書かれていた。


しかし、その時、突然広間の奥から音が響き、石像が動き出した。遺跡の守護者が目覚めたのだ。巨大な石像がフォスとティアに迫ってくる。


「やばい!ここから逃げないと!」ティアが叫ぶと、フォスは急いで周囲を見渡し、遺跡から脱出する方法を探す。二人は協力して石像をかわしながら、崩れかけた通路を必死に駆け抜ける。


ようやく遺跡の出口にたどり着いた時、二人は息を切らしながらも、何とか生き延びたことに安堵した。


「危なかった…でも、これで次の手がかりが見つかった。」フォスは疲れた表情で微笑んだ。


「うん!これからも、どんな試練だって乗り越えていこう!」ティアはフォスに笑いかけ、二人は次の冒険に向けて再び歩き出す。


第5話 失われた街

街…………

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