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フォスとティアの素晴らしい冒険  作者: 嵐さ
霧と影の迷宮
33/42

霧深き森の呼び声

シーズン3開幕

森の朝は、昨日の戦いの余韻を残して静まり返っていた。

木々の間に霧が立ち込め、太陽の光も届きにくい。


フォスは剣を背に掛け、森を歩きながら小さくつぶやく。

「……黒月は落ち着いたけど、何かがまだ動いてる。」


ティアは杖を握り、霧の中を慎重に進む。

「この森……いつもと雰囲気が違う。

木々も、風も、何か……呼んでるみたい。」


ノクスが光を揺らしながら影を探る。

「うん。ボクの感覚でも、まだ影が残ってる気配がある。」


突然、霧の奥から低く、かすかな声が響いた。

「……来てくれたか。」


フォスが剣を構え、声の方向を見る。

「誰だ……?」


霧の中から現れたのは、黒月の残滓の小さな影だった。

「昨日はありがとう。君たちがいなかったら、あの力は制御できなかった。」

少し背を伸ばし、力強く動く。

「でも、まだ完全に眠ってはいない。もっと力を取り戻すために、君たちの助けが必要だ。」


ティアが笑みを浮かべる。

「もちろん。私たち、一緒にやろう!」


ノクスも光を放ちながら頷く。

「うん。ボクも、できることは全部するよ。」


霧がさらに濃くなる。

その中で、何か大きな存在の気配が微かに揺れ、森全体が呼吸をしているようにざわめく。


フォスは前を見据え、剣を握り直した。

「よし……次は、この森の奥へ進む。

何が待っていようと、俺たちは逃げない。」


ティアも力強く頷き、ノクスと残滓も同じ方向を見据える。

霧深い森の奥、未知の力が眠る場所へ向かって、フォスたちは一歩ずつ踏み出した。

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