32/42
影の余韻
シーズン2最終話
森には静けさが戻った。
黒月の光は和らぎ、空には満天の星が瞬いている。
フォスは剣を地面に立て、深く息を吐く。
「……これで、黒月の暴走は止められたか。」
ティアがそっと隣に立つ。
「でも、完全には消えてないよね。何か、まだ動いてる気がする。」
ノクスが小さく光を揺らしながら頷く。
「うん。ボクも感じる……まだ影が、どこかで息をしてる。」
影の王の残滓は、森の影に身を隠しながら小さく動く。
「……次は、もっと大きな力が目覚めるのかもね。」
その目には、少し好奇心と覚悟が混じった光が宿っていた。
フォスは空を見上げ、遠くで揺れる黒月の残光に目を細める。
「……俺たち、もっと強くならなきゃな。
光も闇も、全部抱えて進むために。」
ティアが微笑む。
「うん。私たちは一緒だから、きっと大丈夫。」
ノクスも穏やかに微笑む。
「これからも、色んなことが待ってるんだろうね。」
森の奥で、黒月の残滓の小さな影がわずかに動いた。
その影は、まるで新しい冒険の幕開けを静かに告げるようだった。
フォスたちはゆっくりと森を後にする。
光と闇の狭間で、次なる試練に備えながら――
無事にシーズン2が終わりました。
これも皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。




