表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/14

森の試練

森の試練は一体……

第3話 森の試練


フォスとティアは、村を出発してしばらく歩いた後、鬱蒼とした大きな森に足を踏み入れる。この森は古くから「迷いの森」と呼ばれ、村人たちの間では危険な場所とされている。入り込むと出られなくなるという噂があり、村人たちは近づかないようにしていた。


「すごい…本当に森ってこんなに暗いんだね。」ティアは、上を見上げながら感嘆の声を上げた。木々の枝葉が太陽の光を遮り、森の中は薄暗い。


フォスは少し緊張した表情で地図を確認しながら言った。「この森は、古い地図にも詳しくは描かれていないんだ。でも、道を外れなければきっと大丈夫。」


二人は慎重に足を進めるが、森の中は予想以上に複雑だった。目印になるようなものはなく、どこを見ても同じような木々が立ち並んでいる。


「フォス、これ…本当に迷わないよね?」ティアは少し不安そうに言った。


「大丈夫、地図と方位磁石があれば…」フォスが言いかけたその時、風が吹き抜け、木の葉がざわざわと音を立てた。すると、突然、森の奥から何かが近づいてくるような足音が聞こえ始めた。


「何か来る!」ティアが叫んだ。


二人が身構えたその瞬間、茂みから飛び出してきたのは、巨大な狼だった。森の守護者とも言われるこの狼は、目が光り、鋭い牙をむき出しにして二人を威嚇していた。


「逃げるしかない!」フォスはティアの手を取り、必死に走り出した。森の中を全力で駆け抜ける二人。しかし、道がわからなくなり、あっという間に迷ってしまった。


「どうしよう、完全に道を見失った…」フォスは息を切らしながら、地図を見つめたが、全く役に立たない。


ティアは困った顔をしてフォスを見つめ、「もう、私たちどうすればいいの?」と問いかけた。その時、彼女はふと、森の奥に何か光るものを見つけた。


「フォス、あれ…!」


二人が近づいてみると、それは古い木に掛けられた小さな道標だった。「これ…まだ誰かがここを通ったってこと?」フォスは驚きながら言った。


ティアは元気を取り戻し、「じゃあ、これを辿れば出口に向かえるかも!」と笑顔で言った。


二人は道標を頼りに進んでいくが、森の奥にはさらなる試練が待っていた。古代の遺物や奇妙な現象に遭遇しながらも、フォスの知識とティアの直感で少しずつ解決していく。


やがて、森の中の試練を乗り越えた二人は、ようやく森の出口にたどり着く。しかし、最後に立ちはだかるのは、彼らをずっと追っていた巨大な狼だった。二人は力を合わせ、狼との最終対決に挑む。


フォスが冷静に森の環境を利用し、ティアが勇敢に狼を引きつけることで、二人は見事に勝利を収める。そして、二人は森を抜け、新たな冒険の始まりを感じながら前に進んでいく。


第4話 謎の遺跡

謎の遺跡とは一体…………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ