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旅立ちの朝

目覚めたティア興奮して……

第2話  旅立ちの朝


夜が明け、鳥たちのさえずりが村中に響き渡る中、ティアは興奮して早く目を覚ました。今日が待ちに待った冒険の始まりの日だからだ。ティアは何度も確かめた荷物を肩にかけ、一気に家を飛び出した。


「フォスー!起きてるー?出発だよ!」


ティアがフォスの家の前で大声を上げると、静かに扉が開き、眠そうなフォスが現れた。彼は、準備を整えたティアと比べてどこか疲れた表情をしていた。


「もう少し静かにしてくれよ、ティア。朝からそんなに騒がなくてもいいだろう?」とフォスは苦笑しながら言った。


「えー、せっかくの冒険なのに!それに、今日から私たちは大冒険家だよ!楽しみじゃないの?」ティアは元気いっぱいに笑った。


フォスは肩をすくめながらも、心のどこかでティアの無邪気な興奮に引っ張られている自分を感じていた。昨晩もあまり眠れなかったのだ。村を出て本当に危険がないのか、不安が頭の中を駆け巡っていた。しかし、ティアを放っておくわけにもいかない。彼女を守るためにも一緒に行かなくては。


「さて、準備はできてるのか?忘れ物はないか?」とフォスが言うと、ティアは自信満々に答えた。


「もちろん!水筒も地図も、食べ物も持ったよ!あと、何か忘れてる?」


「うーん、非常用のロープとか、もっと水はあったほうが…」フォスは冷静にティアの荷物を確認しながら、いくつかの欠点に気づいた。結局、フォスが持っていた荷物と合わせて装備を整えることになった。


「よし、これで完璧だね!」ティアは嬉しそうに言ったが、フォスはため息をついた。「こんなに早く出発するなんて言ってたけど、結局準備に時間かかるんだから…」


それでも、二人は村の入り口に向かって歩き出した。フォスが住んでいる村は静かでのどかだった。畑や家々の間を抜けて、村の門まで歩く途中で、いくつかの村人が二人に気づいて声をかけてきた。


「どこに行くんだい、ティア?また冒険ごっこか?」とおじさんが笑いながら手を振った。


「ううん、今度は本物だよ!輝く石を探しに行くんだから!」ティアは元気よく返事をしたが、村の人々は微笑みながらその言葉を聞き流した。


村の門に到着すると、フォスは少しだけ足を止め、村の景色を振り返った。「これからどうなるんだろう…」フォスは心の中でつぶやいたが、ティアはそんな彼に気づくことなく、先を見据えていた。


「さあ、行こう!フォス、世界は私たちを待ってるんだよ!」ティアは門の外に向かって一歩踏み出した。


その瞬間、フォスもようやく覚悟を決めたように歩き出す。村を背にしながら、二人は広がる大地へと進んでいく。道は長く、行き先には数々の冒険が待っている。しかし、フォスにはティアがいる。そして、ティアにはフォスがいる。そう考えると、少しずつ不安が和らいでいくのを感じた。


「最初の目的地は、村の西にある深い森だよね?」ティアが確認するように言うと、フォスはうなずいた。


「そうだ。あの森を越えれば、伝説に書かれている最初の手がかりが見つかるはずだ。」彼は懐から古びた地図を取り出し、真剣な表情で道を確認した。


ティアはそんなフォスを見て微笑んだ。「やっぱり、フォスがいると安心だね。私、森なんて怖くないし!」


「いや、慎重に進もう。あの森には危険な生き物がいるかもしれないし、迷うことだってある。油断は禁物だよ。」


ティアは一瞬だけ真剣な表情を見せたが、すぐにまた笑顔を取り戻し、「大丈夫!私たちならどんな困難も乗り越えられるよ!」と元気よく言った。


こうして、フォスとティアの旅が本格的に始まった。これから先、何が待っているのかは誰にもわからない。それでも、二人の足はしっかりと前へ進んでいた。


第3話 森の試練

フォスとティアの冒険が今始まる

森の試練もお楽しみに

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