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10分程度で読めるショートストーリー

なんとも思ってなかった君と

作者: アオ

みなさんこんにちは!

今回のこの物語は天月さんという方の「恋に溺れて」という曲から

インスピレーションを受けて作りました!

知らないという人は是非聞いてみてください!

個人的にはかなり好きな曲です!

それでは本編へどうぞ!

天川比呂(あまかわひろ)視点~

僕は高校1年生の天川比呂(あまかわひろ)。どこにでもいるような普通の高校生だ。

そんな僕には誰にも言ったことの無い秘密を抱えている。

誰にも言えない悩みで高校生となるとわかると思うかもしれないが、

恋愛に関することだ。

いつも僕の目線は気になるあの子に行ってしまう。

高校生に入って初めて出会う人ばかりの中に彼女はいた。

僕はこれまで恋をしたこがなかったので初恋になる。だから、どうやって

距離を詰めていけばよいのかわからず戸惑っていたのが4月。

そこから僕は僕なりの距離を詰めて早半年。かなりいい感じに距離を

詰めることができていると思う。いつも話すような仲になり、気軽に話せる

友達的な存在になっていると思う。でも僕はそれだけでは満足していない。

僕の欲望はますます深まり恋人になりたいと思っている。

そのためには【告白】をしなければいけない。僕にそんな勇気はないが

頑張って告白しようと思う。告白する日は体育大会がある明日。

帰る前にきちんと告白するつもりだ。振られてしまったら.....と

考えるのは怖くて考えるのをやめた。とりあえず明日頑張ろう!


青井春香(あおいはるか)視点~

私は高校1年生の青井春香(あおいはるか)。いろいろなことをやりながら

日々頑張っている。クラスではあまり目立たないところにいる私だが、

男子友達も何人かいる。基本は同じ中学校の人たちだが、1人だけ、

高校に入ったときにできた人がいる。天川比呂。クラス全体での自己紹介

では、少し目立ちたがり屋のような印象を受けたが、彼が話しかけてきて

かなり話が面白いし、聞いていて楽しい人で想像と良い意味で予想を

裏切ってくれた。今ではときどき一緒に帰るような仲になっている。

とは言っても彼はサッカー部で私は美術部なのであまり一緒に帰ることが

できていないのだが,,,,とにかく一緒にいて楽しい存在だ。


~天川比呂視点~

告白するぞと決心した翌日、ついに体育大会の日だ。

朝から太陽が照りつけていてとにかく熱い。でもそんな中でやる体育大会は

最高だ。リレーや借り物競争、たくさんの競技で戦った。競技と競技の

待ち時間では彼女としゃべることがとてもうれしかった。笑顔も見れて

一緒に応援もしてとにかく悔いが残らないように楽しんだ。

その楽しかった体育大会もあっという間に過ぎてしまい、もう下校時刻に

なってしまった。告白の時間が迫ってくると僕は過度に緊張していた。

彼女は他の友達と帰る約束があるためその前に少し時間をもらって

告白するつもりだ。


~青井春香視点~

私が帰る前に比呂が言いたいことがあるから階段で待っていてほしいと

言われたので今私は階段にいる。そして前には比呂もいる。

少しの沈黙の時間が流れたあと比呂が口を開いた。

比呂「ずっとずっと前から君の事が好きでした。付き合ってください。」

私 「っ.......//」

私は言葉にならないくらいの衝撃を覚えた。その時、下の階から人の笑い声が

した。その声に反応して私は彼の前から走って立ち去ってしまった。

友達と帰る約束を忘れて私は家まで走った。家についてからはお母さんに借りて

メイクなどの雑誌を持ってきた。それを見ながら私は私なりにメイクをした。


~天川比呂視点~

僕 「ずっとずっと前から君の事が好きでした。付き合ってください。」

僕は彼女を呼んで告白した。だが彼女はすぐに走って逃げていった。

僕は正直振られたかなと思っていた。まじかと思いながら家についた、

その日の夜、僕は目に少し涙を浮かべていた。でも、と思い切り替えて

彼女に、メッセージで

「今日はいきなりゴメン。これからは友達として仲良くしてもらえる.....?」

と僕は送った。正直今までより雰囲気が悪くなる方が嫌だったからだ。

メッセージを送るとすぐに既読がついて、

「わかった。私も逃げてごめん。」

と送られてきた。僕は返信で

「気にしないで!」

と送り、眠りについた。そして翌日.....

メッセージを見ると彼女からは

「ほんとうにごめん。」

と送られていた。とりあえずは学校で行かないとと体を起こし

身支度を済ませて登校する。学校につくと教室のドアを開けるのを少し

ためらったがためらったところで何も変わらないと思い、僕はドアを開けた。

ドアを開けると僕の目には彼女しかいなかった。彼女は僕の方に振り向いた。

その瞬間僕はポカーンとして驚いていた。いつもの彼女とは違い、

メイクとかもしっかり整えていてより一層かわいさが引き立っていた。

振られてあきらめようと思っていたが僕にそんなことができるはずがなかった。

それどころか僕は彼女をより一層好きになってしまった。

ふと、僕の脳裏にはある歌の歌詞が思い浮かんだ。歌詞には

「恋の答えはまだ未完成のまま進行中」

というものがある。たとえ振られたとしてもまだ恋は完成していない。

両想いになるまでが恋の道であると僕は思った。だから、君が僕を選ぶ

その日が来てくれるように努力しようと決心した。

長い1日が終わりあとは部活だけだ。休憩時間に美術室に目を向けると

彼女が真剣な目で絵をかいているのが見えた。見ているとコーチが

「休憩終わったぞー」

と声をかけていた。僕は速足で戻った。そのとき視線を感じたが

深くは気にしなかった。

「時が過ぎるのは早い」とよく言われるがまさにその通りだ。

気がつけばもう2月ほんとにあっという間だった。彼女とはいつも通り

しゃべったりできる仲だがやっぱり.....というのが本音だ。


~青井春香視点~

私はあの告白された日から必死に努力をしてきた。以前まではあまり

気にしなかった見た目にもこだわったり、もちろん前から気にしていた

中身だってより一層よくなるように努力を積み重ねてきた。

日に日に彼への想う気持ちは大きくなっていった。

そして今、私は恋に溺れてという曲を聞いている。どうしてもこの曲の

人を私に置き換えて聞いてしまう。そんな程に私の【恋】は発展していた。

私は決心を決めて彼の下駄箱に向かった。


~天川比呂視点~

部活動が終わり僕は、帰ろうとしていた。下駄箱に靴を入れようとすると

そこには一通の手紙が入っていた。その手紙を読むと僕はすぐさまあの時の

場所に向かった。そこには差出人である彼女がいた。


~青井春香視点~

君といると幸せなことがたくさんおきた。一緒に笑えるような話をたくさん

してくれた。私は君に告白された日からずっとずっと恋をしていたんだ。

足音が聞こえて私は前を向く。そこには呼び出した彼がいた。

私 「ずっと前から君のことが好きです!私と付き合ってください。」

今までにないくらい顔が赤くなっていると思う。でもそんなのかまわない。

この気持ちを伝えるために私はここにいるのだから。


~天川比呂視点~

春香「ずっと前から君のことが好きでした!私と付き合ってください。」

僕は彼女の差し出した手を優しく握って笑顔になった。

まずは読んでくださりありがとうございました!

前書きにも書きましたがこの物語は天月さんという方の「恋に溺れて」

という曲からインスピレーションを受けて書きました。

是非聞いてみてください!

この物語を書いているときはずっと聞いていました(笑)

この恋のように現実はうまくいかないかもしれませんが、

そんなときでも諦めずに頑張ってください!

【恋の答えはまだ未完成のまま進行中】ですよ!

見てくれた全員の恋が叶いますように!

ありがとうございました!

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