7.能力が複雑なレベル制なんて聞いてません
第7話です
神様はうっかりで肝心な所を説明し忘れた様です
ー7.能力が複雑なレベル制なんて聞いてませんー
「──やべっ」
しまった外した、変に考え事をしていたからか…
慌てて身を隠したがバレてないか……？
どうやら銃声には驚いたみたいだが、動かずに周りを警戒しているようだ
「………」
……今度は外さん
パァン！
「─────ッ!」
今度は見事頭部に命中、そのままワイルドボアは倒れた
「──ふぅ」
一時はヒヤッとしたが倒せるみたいで安心した
いろいろな事があってかなり混乱していたこともあるし、銃を造れて浮かれていたからってのもあるし、思ったよりも反動がデカかった……
これからの課題だな
おっといけない、このままだと他のモンスターに気づかれちまう
早いとこ獲物（晩飯）持って安全地帯に避難するか
【銃器創造スキルレベルが2に上がりました】
ん？何か出たぞ
レベル制なんて聞いてない……あの神様説明し忘れたな？
いや、『最初は強力なのは造れない』とか言ってたな、この事か
・創造できる武器種(銃)が増えました
・アサルトライフル
・サブマシンガン
・スナイパーライフル
・弾薬同時創造数が1→6になりました
・注意、アンチマテリアルライフルと一部特殊な銃は未開放です
おお？作れる武器種が増えたみたいだ
つまりハンドガンはレベル1で最初から作れるが、対物ライフルとかは最初から作れないとかそんな感じなのか
あと素直に弾薬同時創造は嬉しいな
でもなんで"銃器"限定なんだ？
まさか……そういうことか………？
～～～～～
あのあとちょうど通りかかった商人にイノシシを解体方法を教えてもった(報酬は解体した肉の一部)
が、解体するのに時間がかかったり（そもそも解体すること自体が初）、野宿の準備をしていたりしたためすっかり夜になってしまった
てか上手く解体できなくて一部処分しなければならなったのがちょっと残念
イノシシの肉なんだが、旨いんだが……他の食材や調味料が無いため、豪快に焼いてそのまま食ってる
肉の味しかしねぇ……
いつかはちゃんとした料理が食いたいな……
～～～～～
街灯なんてないから星空が凄いな
これからについて考える
俺はこれからこの世界でやっていけるのだろうか
そもそも兵器集めとか、全部見つけられるのかねぇ
それに神様がうっかりしていたのか、能力も一部手探り状態だ
今回『武器(銃)』とか出てたからかなり多岐に別れてる可能性がある……
「先行き不安だな……俺」
もうここはあんな平和な所（日本）ではないのだから────
「………寝るか」
すぐ考え事をしてしまう、悪い癖だな
こういう時は寝るのが一番だ
俺はそのまま夢の世界に落ちていった
かなり開発ルートが別れてるゲームとかって絶対どこか触れてすらいないルートがあったりするよね
