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6.試し撃ちは即実戦

第6話です


いきなり当たるわけなんてないじゃない

─6.試し撃ちは即実戦─


「さて、これからどうするか…」



地図も手に入ったし、近くの森にはワイルドボアなるイノシシもいるらしい


ひとまずそこで武器のチェックをしてみるか


俺はまず銃を造ってみることにした


チェック項目は


・能力でちゃんと造れるのか

・ちゃんと動くのか

・ちゃんと撃てるのか

・俺には銃が扱えるのか

・ちゃんと殺傷できるのか


だな


最初はこれくらいがわかればいいかな

特に上の3つは重要だ、下手したら能力が使い物にならない可能性もあるからな


何故剣や弓を造らなかったのかって?

そもそも剣や弓はそれなりの修練を積んでから使える代物だ

ぶっちゃけ銃より使える気がしない

いきなりそんな不慣れな武器作った所で上手く立ち回れずに即ゲームオーバーだ

それにこの付近のモンスターの生態も殆ど知らない

攻撃範囲、毒の有無、硬さ、等々……

そんなのも知らずにいきなり突っ込むのは自殺行為だ


「っと、この辺りか……」


地図を頼りに来たが恐らくここだな

村人から聞いた限りでは地球で言うイノシシみたいな見た目らしいからな


それになかなか旨いとのこと


「一匹位は狩りたいねぇ…」


これには俺の晩飯も懸かっている……!





~~~~~


少し場所を移したから武器を造るか


何を造るか……


「やっぱガバかなぁ……」



コルトM1911ガバメント、王道と言えば王道だけどな、45.ACP弾を使うから9mmパラベラム弾を使うハンドガンよりかは威力がある


相手が猪型のモンスターなら恐らく9パラはダメージは入るだろうが、倒すまでには至らないと思う


それに制作されたのが約100年前なのにまだ使われている実績がある


造ってみるか



何か神様が言うには、手のひらを上に向けて造りたい物の名前を目を閉じて念じると手のひらの上で造られるって言ってたから、その通りにやってみる


「(COLTM1911……)」


ズシッと手のひらに金属の重みが伝わってきた


目を開ける


おお、ホントに造れたぞ、すげぇ



動作チェックをするか


スライド、問題なし

セーフティ、問題なし

マガジン、あ、弾入ってないや

トリガー、問題なし

バレル、うん、穴は空いているな


その他チェックをしたけど問題ない、完全に銃だ




レプリカなどではなく、本物の銃


日本でそのまま暮らしていたら恐らく扱わないであろう代物が俺の手の中にある




「まさか本物の銃を持つ日が来るなんてな…」


暫く感動に浸っていたいが、俺にはやらなければならないことがある


そう、晩飯(モンスター狩り)だ




~~~~~


あのあとちゃんと銃弾を造ってから件のエリアに来た訳だが、


考えたら俺は防具を着ていない、学校の制服だ


………よく怪しまれなかっと思うよ


因みに銃弾はまとめて造れず、1つずつ造った

……時間があれば造ることにするか


話を戻すとこのまま戦うともし突進された時無事では済まないので隠れながら撃つことにしよう


無茶は禁物だ



「………」


息を潜めて待つこと数分

森からイノシシ見たいのが一匹でてきた、アイツがワイルドボアか

初めて見たが、聞いていた通りデカいな


てかM1911で通用するんかアイツ

M500が欲しくなってきた……



いや、今は目の前の獲物を狩ることに集中しよう

本当はハンドガンってこういう使い方するものじゃないはずなんだがなぁ……

これならスナイパーライフルの方がよかったかな


パァン!


そんな余計な事を考えていて集中なんてしていなかったからなのか


銃弾は明後日の方向に飛んでいった


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