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5.旅立ち

第5話です


ようやく主人公が動き出します



武器召喚はもうちょい待たれよ

ー5.旅立ちー


「………よし」

「ふぇえ、やっと終わりましたぁ」


能力の説明が終わってぐったりとする自称神様、エラン



気付けば外が明るい

コイツが現れたのが深夜だったのもあるかもしれんが、どうやらかなり大掛かりで時間がかかったみたいだな


「……眠い」

「そうですねぇ……」


お陰で凄く眠い

それは隣の神様も同じみたいだが……


「俺はこれから一眠りするが、お前は?」

「あ、私は帰りますぅ……」


どうやらこの神様は帰るようだ

俺は昨日この村に連れてきてもらったおっさんがこの宿屋の店主に『こいつ記憶喪失みたいなんだ、しばらく泊めてやってくれ』って結構な金が入ってそうな袋を渡してたから暫くはここにいれるんだが……


あ、因みにあの能力での生命体を造ることは神様に禁止された。どうしてもダメらしい

生態系が崩れるとかなんとか

だからこの能力で細胞が造れない、つまり自分の細胞を造って傷口に結合させるっていうかなり無理矢理な回復方法が使えないわけだ

俺に医療なんて無理だけどな

ちなみに俺が召喚する物は召喚した瞬間から所有権は俺にあるみたいなので問題ないとのこと

それに…

「………食料確保は自分の力で…か」


むしろそのくらいの不自由があった方がいいか


ひとまず寝る

疲れた……





~~~~~



起きたら神様はいなくなってた。どうやら帰ったようだ

置き手紙に『あなたの無事をお祈りしています』なんて書いてあるぞ

おいおい…神様にお祈りされるなんて俺は一体どんな存在になっちまったんだ?

普通逆だろ


それじゃあひとまず動くかな

まだ昼前だから今から旅に出ても大丈夫だろう

不安だが、いざとなったらこの能力もある


荷物は無いからそのまま宿屋から出ようとしたら


「………もう動いて大丈夫なのかい?」


店主に呼び止められた

記憶喪失って設定だから動く動かない関係無いと思うんだが……


「ああ、いろいろと思い出したしな」

「それはよかった、………そうだ、お前にこれを渡しておけと言われていたんだ」


そう言って店主は何かが入った袋を出して俺に渡してきた


「これは?」

「お前を連れてきた彼からの頼みでな『もしあいつがこれから旅に出るようなことがあればこいつを渡してくれ』ってな」


中を見るとかなりの金額であろう金銭が入っていた

あのおっさん……そこまで………


「すまない、本人に会えたら礼が言いたいんだがなぁ」

「それは難しいな、何せあいつはかなり忙しく色んな所に行っているからもし同じ街にいても会えないかもな、………この村には年に一度くらい戻ってくるからその時に言っておくよ」


……皆見ず知らずの人に優しすぎやしないか?


俺は店主にもう一度礼を言ってから店を出た


〜〜〜〜〜


俺は雑貨屋に来た

ここなら今の俺が探してるモノもあるかもしれない


「…らっしゃい、ん?見ない服装だな、何を探している?」

「ここ周辺の地図を、それと情報を2つほど」

「地図はあるが……何の情報だ?」

「この辺のモンスターは何が出るのかってのと、『不思議な形をした鉄の塊』がこの付近にあるのか、だな」

「モンスターは教えてやってもいいが、何だ?その鉄の塊ってのは」

「いや、知らないのならいい」


俺が欲しかったのはこの周辺の地形がわかる地図とモンスターについてだ

あわよくば兵器も……と思ったが、そう上手くはいかないか


「そうか…地図はこれだな、この辺のモンスターは『ワイルドボア』ってのが出るな、見た目は……っとこんな感じだ」


店主は『ワイルドボア』というモンスターの絵を描いてって、めちゃくちゃ上手いな


見た感じはイノシシみたいだな


「かなり突進が強烈だ、デカイやつは3メートル半はある、アンタは見た感じ丸腰っぽいし、十分気をつけろよ」


最大3メートル半か、大体地球のイノシシの1.5倍かな


「わかった、ありがとう」


俺は地図受け取って店を出た




今の会話で気が付いたが、この世界での縮尺はメートル法が使われている可能性があるな


名前が同じでも違うかもしれんが


今度調べてみるか


〜〜〜〜〜


俺はその後野宿用の道具を買い揃え、村を出た


ここから先は未知の世界、正直不安しかないが、それでも行くしかないからな


やれることはやるしかないな



俺の異世界ライフが始まった

次回は晩御飯が掛かっております

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