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めっき

作者: 雪つむじ

そうそう。

悪いことじゃないと思う。

要は、下地に何を隠したのか、ということと、めっきが剥げないようにすればいい訳で。

みんなそうやって動いて、生きていっているのが、いまさら何を言っているのさ。

ふって、息を吹きかければ、それこそお皿の上から飛んで行ってしまうような。

そんな薄い、薄いもので、全身を覆っている。

厚さ数ミクロンのもので覆っているのに、それをみんなきれいだといって眺めている。

触ったら、きっとずれてしまうから、お手を触れないでください。

傷を付けたら、そこから剥げてしまうから。

ぺりぺりぺりぺり。


めっきする意味は、良く見せるためだけじゃない。

中身を保護する意図だってあるんだ。


めっきを悪く言うなよ。

そこに、人の歴史が詰まっているんだから。

かぶせ物なしで酸化しない人なんて、居ないじゃないか。

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