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第四話 竹林の先で

どんどん文字数が減っていく\(^o^)/

あと、初めてちゃんとした人物描写をした気がしますね。

ただ、微妙感溢れる感じになってしまいました・・・


想像と文章が合っていない悲しみに囚われながら精進していくことを誓うのでした(笑)

竹林に入って少しすると砂利で舗装されている道から離れた所に、竹藪を無理やり通ったような小道があった。

その小道は竹が伐採されていない為、鬱蒼としていて視界が悪く先の方は確認出来ない。

耳を澄ますと、微かに何かを強打している様な音がそちらから聞こえてくる。


朝から物騒な音を出して何をしてるんだか。


俺は少し呆れながらその小道を進んでいく事にした。



しかし、先程の学生二人の会話は聞いていてよかった。

学生手帳の件もそうだが最難関と言われている入学試験なんてものは俺は知らない。

何故調べても出なかった情報が一般人である学生が知っていたのか。

これは案外簡単だ。

ネットであれば情報規制も金さえかければ簡単なのだ。

しかし、実際には入学資料などは学校を通して出回っている。

でなければ入学希望者を集める手段はない。

今回、時間がなかった為ネットを使ったのが良くなかったのだ。

しかし、あの時間からでは聞き込みや資料の収集も難しかっただろうから結果は変わらなかったと思うが。


学生手帳については渡した本人の師匠は知っているだろうが、果たして言ってくれるだろうか。

後で必ずバレてしまう嘘をついた所で意味はない。

ならば隠しているのは何か理由があるのだ。

昨日も何か隠している様子だったし、師匠にも理由はあるのだと推測出来る。


まぁ、放任主義の師匠が態々ここまで用意したのだから無ければ可笑しいと笑うしかないな。


とりあえずは師匠を信じてこのまま行くしかないようだ。

詰まる所、問題を放置するという結果に苦笑してしまうのだった。



考え事をしながら小道を進んでいると結構近づいてきたようで、声も微かに聞こえてくる。


「・・・・ぃぃ!・・・・つもりじゃ・・。・・許して・・・・」

「別に・・・・・しに・・・恨みを・・・・けどね。・も・・・痛い目に・・・・と」


恐怖に怯える男の悲鳴と凛とした声で喋る女の声だ。

会話を聞くに、女に恨みある男がここに連れ込んだが返り討ちにされたという所だろうか?


更に近付いて行くと声が少しおかしい事に気付いた。

複数の呻き声が聞こえてきたのだ。

男側は複数人いたということか?だとすれば女は相当なやり手だということに成るわけだが。


「「「うぅぅ・・・・・」」」

「くそっ!!もう俺だけしか残ってないのかよ!」

「どうかな、諦めて反省するというのは。私も無意味に人を傷付けたい訳じゃないんだ」

「はっ!馬鹿を言うなよ!お前だけは絶対に許さねぇ!」

「やれやれ。それが逆恨みだと何時になったら気付いてくれるのやら」


やっと姿が見えた時には男が手に持った鉄パイプを女に振り下ろしたが、

それを横に一歩ズレただけで避けて、女が反撃に黒い棒状の袋を相手の顔に勢い良く強打した場面だった。

顔面を強打された男はあまりの痛さに悶絶してしまったようで、足元から崩れ落ちていた。


小道を進んだ先は少し開けた空間になっており、そこには十数人の男が呻き声を上げ倒れていた。

竹の所為でこの時間でも薄暗く確認しづらいが、その男共と女は新本学園の制服を着ており、学生なのだと伺える。

そして、あの黒い棒状の袋は竹刀袋である事と横に素早く移動した足捌き、

この二つを見るに女は剣道経験者だと推測できるが、少し疑問点がある。


剣道は一対一に関しては強いが対多数にはあまり効果的ではなかったはずだ。

この連中が一人一人勝負を挑んだわけはないだろうから、この女は対多数戦をしたことになる。

俺ならば目を瞑っていても相手にすることは余裕だが、学生でこの実力は素直に賞賛出来る。


と、女の実力について関心していたら少し強めの風が吹いた。

それにより竹が揺れ、少し明るくなった為連中を詳しく見ることが出来た。


そして俺は見てしまった。

女の姿を。


腰まで伸びた綺麗な黒髪が風で靡いていて、厳しさと何処か優しさを感じる鋭い目を薄めている。

俺より少し低いぐらいの身長で、身体に緩急がなく女性としては少々残念な感想だが中性的に見えてしまう。


と、確認していた所で唐突に視界が白黒に変わると同時に激しい頭痛が俺を襲う。


「ぐぅぅっ!!!」


痛みには慣れている俺でも声を上げる程の頭痛についには膝をついてしまう。

頭を抑え必死に耐えるがどんどん頭痛は酷くなっていった。

脳を直接攻撃されているような衝撃に俺は耐えきれそうになかった。

そして俺は意識を手放すことになる。

意識を失う前、頭痛がなくなった瞬間に俺は直前の状況を思い出し女の方を見た。



そこには、血塗れになった見覚えのない女がこちらを見て泣いていた。


不死不殺の魔王のような打ち切り感がただよう雰囲気になっています

この先どうしましょ・・・・


主人公の過去はそこまで大げさにするつもりはなかったのですががががが

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