おもな登場人物
のちのち追加予定あります。
アメリア・ミルワード 23歳
ペルジェス王国の地方領主の長女(家は少しばかり貧乏)。濃い藍色の瞳と髪。自立するため王宮の図書室の求人に応募して見事採用され、現在は王宮職員寮で独り暮らし。地方在住で王族を実際に見たことがない。
ユーグ・ペルジェス=タレイラン 29歳 褐色の瞳に淡い黄緑色の髪の短髪。
ペルジェスの元第二王子。騎士団副団長。兄が即位したため現在はタレイラン公爵として臣下に下っている。兄である国王と違い堅物。王宮の図書室の常連でアメリアと言葉を交わすのが楽しみ。
図書室に行くとき以外は藍鉄色に明るい灰色のボタンとラインの入ったすその広がった騎士服を服の上に着用していることが多い。副団長の印として持っている剣の帯が銀のラインが入った赤。
エルネスト・ペルジェス 31歳。褐色の瞳に淡い黄緑色の片目が隠れた髪型。
ペルジェスの若き国王。政治手腕に優れ人柄も悪くないのだが、女性関係が広く浅く派手。いいかげん王妃を迎えろという周囲の声にも耳を貸さない。弟のユーグをとても可愛がっている。
ユーグがアメリアに関心があると知って協力と言う名の画策をする。
ブラッドリー・ゼクレス 31歳。明るい茶色の長髪をうしろで結んでいる。銀灰色の瞳。
ペルジェスの宰相。エルネストの幼なじみでユーグにとってはもうひとりの兄みたいなもの。エルネストの女性関係はあんまり心配していないが、ユーグのことは心配している。
アルマンド・ユリマー 35歳。
図書室長。仕事には厳しいが心優しい穏やかな人。ユーグとアメリアの交流を微笑ましく思っている。かつてはエルネストの護衛だったがケガをして図書室長に。
ジリアン・メイヒュー 23歳
アメリアの同僚で王都にある老舗書店の娘。姉後肌で世話好きな性格。婿養子になる予定の婚約者がいる。
ベアトリス・モーズレイ 15歳 薄紫色の髪にすみれ色の瞳
エルネストが信頼する家臣の一人・モーズレイ伯爵の令嬢で図書室の常連。本好き同士として話が合うアメリアを気に入っている。エルネストが大好きなのだが告白連敗更新中。
ファリス・モーズレイ伯爵
エルネストの家臣の一人。誠実で穏やかな人柄の切れ者。娘がエルネストに告白するたびに胃が痛い。
サディ 23歳
アメリアと同期で、寮の部屋が隣。悪気なくアメリアにユーグの素性を教えてしまう。王宮の文書室で働いている。
ヨルク 推定年齢70歳以上
国王陛下専用図書室の管理人。元はエルネストとユーグの教育係。無類の本好きで、隠居後は趣味も兼ねて図書室の管理をしている。風邪をひいたうえにぎっくり腰になってしまい自宅療養中と思いきや……。
<第2章より登場>
アドレー・マカスキル 24歳
騎士団所属の若手騎士。ユーグの補佐役として側にいることが多い。明朗な性格。
フェルテン・トット 35歳
騎士団の団長。アルマンドと同期で、ともにエルネストの護衛をしていた。さばけた人柄で長年エルネストとともにいるせいか言動が似てきている。しゃべらなければ渋い外見の持ち主。
スハイツ・ゼクレス 29歳
若くして魔道士長を務めている実力者で宰相の弟。ユーグとは同じ年齢の幼なじみ。見た目が物柔らかで愛想がいい。兄弟仲はいい。