4
書いていた当時の情報ですので今と状況は違いますのであしからず・・・
「と、言うのは建前で親族中心であれば食事会をメインに考えお昼か夕方に挙式を・・・ドレスはウエディングドレスだけで、食事会はフォーマルドレスでといっても堅苦しくないないものがいいと思います。
友人中心であれば、挙式をメインに食事会は昼ならば、気軽にガーデンパーティーを夜ならば二次会のパーティーのようにホテル等のバーやラウンジを貸し切ってのパーティーで、ドレスは昼ならばフォーマルドレスで夜ならばカクテルドレスといった所でしょうか?」
再びニッコリと微笑んだ。
「リゾート地でするなら、お二人かごく内輪だけになるでしょうね。華やかでかわいらしいを選ぶカップルなら昼間に、シックもしくはエレガント・・・幻想的な雰囲気を選ぶなら夜に・・・幻想的といえば、ウェザーシャワーも外せませんよね。シャワーやバルーンを考えると昼間がベストですよね?」
一通り自分の理想を述べ満足すると私は総支配人に視線を向けた。
「その通りですね。よく的を得てらっしゃる。」
ニッコリと私の言葉に同意する総支配人
「では、そのような流れで可能な特典等を考えてまた出直して来ますよ。」
そう言って霧島さんは私に視線を送り私は何も言わずに彼の後を追った。
「今度はウエディングの担当なんですか?」
前を歩く霧島さんに投げかけるように叫んだ。
「あーぁ。延岡はどうしてここに?」
私が追い付いていないことがわかったのか霧島さんは速度を落とした。
「・・・え・・・っと・・・実は、ここに行きたくて・・・」
なんとなく恐る恐ると手に持っていた地図を差し出した。
「あーぁ・・ここはちょっと奥に入るからな。この一本奥の道にあるよ。」
地図を見てすぐに道を教えてくれた。