表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Truth Love  作者: 樫原 せりな
meet again-X'mas企画-
3/22

3

 私は、はっ?となりキョロキョロ周りを見渡し他に誰もいないことを確認すると自分を指差した。

するとコクコクと首を縦に振った。

私に気付いて私を呼んでる?

とても不思議に思いながらも私は一段一段階段を登っていった。

なんだかもったいない気がしてゆっくりと端に寄って・・・


 「なに、そんなに端っこを登ってるんだよ。」

上からクスクスと笑い声が聞こえキッと相手を睨むもののまったく相手にされず登り切った私をもう一人に紹介しだした。

「延岡さん、こちらここの総支配人の東別府さんだ。」

はじめましてと挨拶をされ、私もはじめましてと答えた。

そして、視線を隣に向けた。

ちゃんと説明してほしいと・・・

すると、私の視線に気付いたのかチラッと私を見た。

が、またすぐに正面を向いた。


 「きりし「将来、花嫁になるならどんな花嫁になりたい?」

突拍子のない言葉で遮られ、私は黙り込んでしまった。

「・・・二人が幸せであるならば形にこだわらないです。」

ニッコリと微笑むと二人の男性は言葉を失った。

彼が主語ナシで話しだすのは今に始まったことではない。

過去、彼と一緒に仕事をしている時と一緒だ。

だから、私はいつも彼の考えを読み取らなければいけなかった。

その時の能力はいまだ健在らしくスラスラと答えが出た。

いきなり人を呼び相変わらずの彼をいじめるのはこれぐらいにしておこう。

二人の反応に満足した私は再び口を開いた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ