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過去の出来事―......

 人って案外、欲張りかもしれない。

 けど、私はどうこうしようとも思わない。ただ傍にいるだけでいい。

 私、本当に紫縞君、好きだなあ....。

 口には出さない言葉が頭にどんどん浮かんでくる。

「どうしたらそんなに仲良くなれるもんか、教えてもらいたいくらいだぜ、シト」

「お前に教える筋合いはない、だいたい、お前には関係のないことだろ」

 にらみ合っている二人の中で私は紫縞君脳で腕の中にいる。

 何も言うことも無く、ただ二人の話を呆れた目で見ているだけ。

 え、ええっとお.....。

「尋、あんまりコイツに近づくな。いいな?」

 ドキッー......。

 い、今名前で呼んで―...。

 う...こ、こうゆう時、なんてしゃべればいいだろ....。

 顔が赤くなって何もしゃべれなくなる。

「お、おい.....ったく、シト。コイツにだけは何かしたら、俺は絶対許さないからな」

 紫縞の目がいつも異常に鋭くなり、誰も引き寄せない怖さをシトに向け池松をそのまま引きずりな   がら真衣のもとへと行く。

 その姿を見て、シトは驚き「...好きにしろ」と一言だけ言った。

 その言葉を待ってました~!のような真衣達の反応が返ってきてなんだかんだその瞬間からその日から一緒の行動生活が始まろうとしていた。

 私達の極秘情報の明良の家まではここからは結構遠いからととりあえず今日はこの家に泊まることになった。

 シグナの家に泊まることになったものの、紫縞とシグナは遠吠えの仲だ。

 状況を整理しようと明良がみんなをリビングに集めて話し合う、のだが...。

「今さっき言ってたことが本当なら、俺達も協力したらいいんじゃない?」

「「断る」」

 二人とも、仲がいいんだか悪いんだか.....。

 真衣さんはいつもよりまして、顔が真剣だ。

「あら?けど、その黒男を倒せばあ~ちゃんの家族も帰ってきて、し~ちゃんの妹の子も帰ってくるし一石二鳥じゃあない?」

「....しー、ちゃん....」

「可愛い名前~!」

「.......」

 そんなことを言ったらギラリとこっちを睨んでくるので、私は即避けた。

 この会話が楽しいのか明良はぶふふっと笑っ地べたを叩いている。

 なんか、今さっきからこの調子だなあ....。

「だとしてもだ!!!」

 楽しい雰囲気を壊したのは紫縞だった。

「俺はコイツの協力はしてやらねえ、するつもりもねえ!....だいたい、こいつだけは信じられねえ!俺はぜってぇ反対だ!!!」

 一人で外へ出てしまった紫縞を誰もとめようともせず、みんな後ろ姿を見ていた。

 どうしよう....どうすればいいのかな....こんな時.....。

「そうだなあ....じゃ、こんなのどう?その黒男が女好きなら、尋ちゃんを召喚するってのは!!」

「は、はあああああ?!」

 傷つく召喚だ、そんなの.....。

「そ、そんなの私じゃなくて、真衣さんを召喚すればいいじゃない!!」

「え、だって真衣は「おりゃあああああああ!!」

 私と明良の会話の中に真衣がジャンプをして飛び込んでくる。

 シグナは呆気に取られてただ見ていた。

「何かってに会話の中で私を召喚してんじゃあああこのぼけえええ!!!」

 い、いったあ~!!

 ゴツンと二人の頭をグーで殴る真衣。

「あら?ごめんあそばせえ?」

「ぶっはははははは!!」

 ....え?

 不意にシグナが始めて見せた笑った顔だった。

「あー、こんなに笑ったの久々だな。漫才でも見てるみたいだ」

「あら?うふふ、あなたも一発どーお?」

「おい、シグナ、遠慮しといた方がいいぞ?」

 こそこそといつの間にか明良は、シグナの方に行っていた。

「あら?何をしゃべってるのかしら??」

「や!別になんにもないよ!」

 早歩きで明良は真衣から逃げる、そして真衣もその後ろを追っかけていく。

「あはははは.....」

 ま、また始まっちゃった....。

 こんな毎日に、少し変化が見えた。

「.....楽しそうでいいな、俺もそんなのが―....」

 .....ん?

 ボソッと聞こえた声は寂しいそうな声だった。

「やけに楽しそうじゃん」

 わっ....紫縞君....いつのまに....。

 いつもの仏頂面で真衣と明良の姿を紫縞は見つめている。

「うん....みんな、仲良くなれば、いいのにね....」

 私も紫縞を見た後顔を元に戻す。

「.....俺も、昔は居たんだ。家族」

「え?」 

 突然シグナがしゃべりだす。

「まあ、お前らならいい。俺の先祖が“魔視まみや”の血を受け継いで今の俺につながってるんだ。

魔視は人間の血を吸わないと生きていけない」

「それって、吸血鬼....ってこと?」

「いや、吸血鬼とは別な生き物だ。ま、俺はその特別版で、血を吸わなくても生きていけるがな」

「.......」

「俺はその道具だった。いや、道具に過ぎない。アイツは俺じゃなくて俺の妹を選んだ。その理由は女だからじゃない、玩具だ。俺は道具で死魔を働きかけるのが唯一、妹を助ける手段だった。仕方なかったんだ。そうでもしないと、俺の妹は親と同じように殺される。お前が俺の立場だったら、真っ先に同じような手段を選ぶだろう?だから、命令されていたんだ.....殺せってな」

「............」

 私には、シグナが言っている意味が分からない。

 それは、紫縞君にも何か、関係のあることなの.....?

「唯一、逃してしまったのが.....俺に罰が来た。ふっ、だから、俺はもう食べることはできない、中の部分を全部アイツに奪われてしまったからな。ま、楽でいいんだけど」

 楽なはず.....無いのに......。

「俺はそんな事やらねえ」

 紫縞君......?

「俺なら両方まとめて救うぞ」

 紫縞に対するシグナの見方が変わった気がする。

 ??シグナさん....??

 それと同じように、紫縞もシグナの見方が変わった。

 ....?紫縞君...?

 わけが分からず、私は二人を交互に見ていた。 


またまた次からは紫縞君が主になり、元に戻りま~す!


呼んでくれてる皆様、本当に感謝感激でいっぱいです!!

ありがとう!(>u<//

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