スタートから絶望
どこからか声がきこえた和也
(なんだよ…気持ち良く寝てんのに…)
愛実
「おきて和也!和也!」 和也
「………うぉ!なんだ!」
和也が目を覚ますと教会の中のような所にいた
和也
「なんだよここ…教会?みんなは?」
愛実
「ほかのみんなは二階に行ったよ。いろいろ調べに。」
和也
「………」
愛実
「え?」
和也
「…あいつら俺の事心配しなかったの…?」
愛実はおぼろけないうなずきをした
和也
(あいつら薄情もんだな…)(怒)
和也はちょっとした悔しさをいだいていた
そんなことをしているうちにほかの4人が二階から降りてきた
守
「やっと起きたかよ、おせーなー」(笑)
和也
「るせぇ〜。てかなんで二階に行ってたんだよ。」
力也
「なぜかこの教会から出られないんだ。だから二階から出られないかなと思って。」
和也はドアを開けようとしたがたしかにまったくドアはうごかなかった
美穂
「これからどうするのよ!?てかなんで教会なの〜!?」
美穂は苛立っていた
愛実
「まぁまぁ」
苛立ちをなだめてる時後ろから声がした
後ろをみるとそこにはクマの人形が浮かんでいた 愛実
「きゃあ!何これ?!」
みんなは驚いた
そりゃそうだ クマの人形が浮かんでるんだ
そしてクマは喋りだした
クマ
「おいお前ら!静かにしろ!今から俺様の命令に従うんだ!」
守
「なにこれ……?」
悠久
「クマだな…」
守
「みりゃわかるわ!」
力也
「これナビゲーションシステムなんじゃない?」力也はその場を一喝するように言った
和也
「ナビゲーション?俺達をエスコートしてくれんのか?」
クマ
「いいから黙れ!ひとまずお前たちに剣をやる!そして今から外にでてモンスターを倒してこい!今回は特別に俺もついていく!」
美穂
「なんなのよいきなり!この人形!」
力也
「まぁまぁ、とりあえず従おうよ」
力也はなぜか乗り気らしい
守
「なんでモンスターを倒しにいくんだ?」
和也
「多分RPGでよくある戦闘のチュートリアル的なことをするんじゃないのか。」
そして外でるとそこにはRPGのような街の風景が広がっていた
守
「すげー!ドラ〇エみて〜」
そして街をでるとスライムみたいなのが現れた
愛実
「これホントに現実…?」
愛実はちょっと戸惑っていた
美穂
「なんかキモい…」
そしてクマが言った
クマ
「これからこいつを倒してもらう。油断すると死ぬぞ〜。」
和也
「ちょっとまてよ!。剣の使い方とかわかんねーぞ!」
クマ
「うん、まぁ適当に」
クマは笑顔で言った
守
「適当ってなんだよ…まぁやってやろうじゃんか!」
守はスライムに向かって剣を振り下ろした
だがスライムはタイミングよく避けた
守
「なんだこいつ!スライムのクセにはえ〜!」
そして悠久はある一言を言った
悠久
「もしこれ死んだらどうなるんだ?」
力也
「これはゲームなんだしあの教会にいけば多分生き返ることができるとおもうよ。だよなクマ?」 クマ
「………うん」
そんなことを話していた瞬間スライムが力也の口と鼻に張り付いた
力也
「…!?…」
美穂
「どうすんの苦しそうだよ!」
守
「このまま斬ればいいんじゃないのか?」
愛実
「でも力也もやられちゃうよ?!」
守
「でも教会に行きゃ生き返るんだろ!」
そう言いながら守は力也ごと攻撃した
力也は顔から血を流し倒れた
和也
「……これはいくらなんでもリアルじゃ…」
美穂
「生き返るからってちょっと酷すぎだよ守!」
守以外は呆然と立ち尽くした
守
「大丈夫だって。生き返るんだろ、なぁクマ?」
クマ
「生き返えらないよ…」
その一言をきいたみんなは驚愕した
いや一番驚愕したのは守だ
力也を殺めてしまったんだから
そして俺達はまだこれが序章だとは知らなかった
そう…まだ…