ラッシュ
冷たい風に
煽られて
進む速度は 遅くなる
こんな天気は
私を曇らせる
吐息の自分は
また ため息ついたかのように
また歩みを進める
通勤の朝のラッシュ
些細なことが
大きくのしかかる
人の行き交う交差点
毎日のように 信号は動きだす
歩まなければならない
信号の音が まだ違った音なら
少しは 幸せな音色になっていたかな
考える余裕なんて 朝のラッシュには
ないのに
仕事についた現実は
頭の中を 交差点のように
ただひたすら いろんなことを考える
今日のお弁当は 今日のランチは
もう少しだけ 余裕をつけていたら
幸せなラッシュに なれていただろうか
 




