【5話 暗殺組織アルタ5】
「んな⁉︎」
「空中戦は経験あるかぁ!」
バゴーン,ジェットパックで飛びながら脹脛の
噴出口からの力で全力で顔面を打ちげるのだが。
「むぅ」
「うぉ⁉︎」
四の腕はその蹴りを防いだ,のだが。
「馬鹿が」
攻撃した勢いを利用して回転の連撃蹴りを叩き込む。
「うぐ」
連撃によりズレた隙間につき蹴りを叩き込み。
「ックソg」
バゴーン!ガス噴射マックスの破壊力を顔面に
直撃など,やばいに決まってる。
床に上半身が貫通して気絶するのだった。
「っはぁ〜,,,まじ助かったぁ〜」
「そうだ!ベガ!」
戦闘直後にベガを探しに行くと奥には。
「はぁっはぁっはぁっ,,,は?」
目の前に見えたのは,血祭りに上げられた
ボスらしき奴が居た。
「んな⁉︎ってベガ⁉︎」
そこに居たのは,皆を叩き潰した
ベガの姿があった。
そしてその中にまだギリギリ虫の息で
生きて居る奴らも居た。
「おいベガ!」
「あ,ショッディさん!」
ベガはこちらに駆け寄る。
「いや〜やっちゃいました」
「やっちゃいましたってお前なぁ,,,はぁ
まぁいっか,帰るか」
「はい!」
こうして二人は医療院ショッディにマダラを
抱えて帰るのだった。
少し現在,当時まだ21歳でもう少しで誕生日。
「回復し切ったなテメェら」
ショッディの医療術の一つ,[命々生来・流転]
自身の医学の力で,一時的に死に体の者
を生き返らせる技,マジ死出ない限り,心停止
してようが活気に満ちる。
「テメェらよ,ベガのありゃなんだ」
「あれは,,,」
「語れないか?」
「う〜ん,,,実は俺らも彼が何か分からないんだ」
「だったら戦ってくれないか」
「アンタが助けてくれたから我々の命がある,
従おう」
こうして5対1の戦闘が始まるのだった,だが。
「うギャあ」
「キャァァァ」
「なんだとぉ」
瞬殺,圧倒的に瞬殺だった。
「色覚軌道の目視,腕は2本なのに螺戟激攻覇を
使える,他に五感の全ての術を扱える,か」
そうして現在に戻るのであった。
ショッディは言う。
「脳の可塑性,それは足りなくなった器官を補うように身体は振る舞いを改める」
「生まれつき何処かが優れてるってことは,代わりに何かが劣って居たりする訳だが勿論退化と
進化の中に例外と言うのも実在して居る」
「それが彼って訳さ」
これを五人の暗殺者は黙って聞いて居た。
「君ら五人の特別に訓練された君達だって
彼と言う例外に勝ちようはなかったろう?」
「あぁ,ところでやつは誰なんだ」
「彼はねぇ,,,」
「五感の全てを持って生まれてきた人間
なんだろうな,傑作と言う言葉,狙われて居る
理由,全てが繋がった」
最高傑作の五感の天才,それがベガであった,全てを一時的に捨てさせられ人工移植された器官によって後天的に発芽したあらゆる互換の特殊な能力を使えてしまう。
言わば天才にならせられたのだ,こうしてベガの真相に近づくのだった。