表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の悪魔  作者: モンチャン
15/15

15 東京 (みすず)2


ちょっとずつ復活します。

何と言っても、「6月6日の午前6時」だからです。

「悪魔の日」と言われています。


ウイキペディアには下記の様に書かれています。


恐怖の日(6月6日 記念日)

キリスト教の聖典『新約聖書』の中で、世界の終末を描いた『ヨハネの黙示録』に「獣の数字」として登場する「666」にちなむ。


『ヨハネの黙示録』の13章16~18節には、

「また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右の手あるいはその額に刻印を押させた。

この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようにした。

この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字のことである。

ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。

その数字とは人間を指すものである。そして、その数字は六百六十六である。」と記述されている。


この詩に由来して「666」という数字は、キリスト教の影響下にある文化では、

悪魔サタンや悪魔主義的なもの、反キリストにつながる数字とされ、「悪魔の数字」「不吉な数字」とされている。



私は、キリスト教に興味が無いので、書いている意味が分かりません。

分かりたくないのかも知れませんが ・・・


何せ、大きい戦争を起すのは”キリスト教徒”です。

そして、勝手に人の国に出掛けて、その国の文明を壊滅するのも”キリスト教徒”です。


ヨーロッパの博物館などに展示しているものは、勝手に人の国からかっぱらってきた物で溢れています。




まあ、そんな感じで、と言うか、「6月6日午前6時」に復活してみました。


だって、”キリスト教徒”が忌み嫌う”悪魔の話”だからです。





東京 (みすず)2



朝になった。

母親はみすずを起さないように静かに起きた。


「おかあさん。 もう起きるの?」


「あら、起しちゃった?」


「私達、今日、長野に帰るから、おかあさんと出来るだけ長く一緒にいたいの。」


「じゃあ、一緒に朝ご飯の準備をしましょう。」


「うん。 おかあさんに色々教えて貰うんだもん。」



みすずは沢山教えてもらった  ・・・ もっと色々教えて欲しかった。


でも、長野に帰らなければいけなかった。


みすずは、強いて言えば、”ヒマ”である。

若手悪魔の教育は、マリに任せても何とかなるのだが、夫はしがないサラリーマンである。

早めに長野に帰って、まる一日はノンビリさせてやりたかった。



そんな訳で、今回は”一泊”で我慢した。



夫のユタカが「混雑する前に出発したい。」と言うので、朝食を食べるとお別れとなった。


みすずは、おかあさんにしがみついて、暫く離れなかった。

”キリスト教徒”からは忌み嫌われる悪魔であるみすずだが、おかあさんには優しく可愛い娘だった。


「みすずちゃん。」

おかあさんに優しくハンカチで涙を拭いてもらって、みすずはやっとおかあさんから離れた。


「みすずちゃん、また遊びにおいで。」


「 ・・・ う、うん。」

そう、頷いてみすずは車に乗り込んだ。



車が走り出しても、おかあさんが見えなくなるまで、みすずは手を振り続けた。



東京に来る時は「中央道」だったので、長野に帰る時は「関越道」の予定であった。


みすずは、「山を近くで見たい」と言い出した。


「どこの山?」


「うちからも見える”北アルプス”。」

そう、みすずが言うので、再び「中央道」を使う事になった。



新宿から丁度100kmが「釈迦堂PA」であり、第1回目の休憩予定ポイントはそこだった。


「何か、チャンとしたコーヒーが飲みたいね。」

と言う事で、「談合坂SA]が第1回目の休憩ポイントになった。


殆ど、お土産を買っていなかったので、売店で色々買い込んだ。

数が多くて値段の張らない物を、ユタカの仕事先用にチョイスした。

お隣のマリ姉のところには、美味しそうなものを選んだのは、言うまでも無い。



「じゃあ、次の休憩ポイントまでは、わたしが運転するね。」

と、みすずが言って、運転手交代。


みすず、久し振りの運転だが、快適に走る。

天気が良いので、屋根はオープンである。


「最初っから屋根をオープンにしておけば、おかあさんに両手を振ってあげられたのに ・・・ 」

みすず、些か、危険な発言をする。


ユタカがみすずを睨んで言った。

「みすずは、車から乗り出して手を振ろうと思っているんだろう。」


「え? そうだよ。」


「駄目だよ。 僕の大事な奥さんが怪我でもしたら困っちゃうだろう。」


「う、うん! 」

優しいユタカの言葉に頷くしか無かった。



まあ、天気も良く、大月からは車の数も少なく、快適に諏訪湖SAに到着した。


トイレ休憩をして、諏訪湖を見ながら伸びをする。


売店に寄って、また色々買い込んだ。


色々見て回ったが、みすずのお目当ての物が見当たらなかった。

「お酒は売っていないのね?」


「うん。 平気で飲酒運転をする人がいるらしいから、高速道路では、アルコールの類いは売っていないんだよ。」


みすず、密かに思った。

「人間って、駄目なのが多いからなあ~。」


「みすず、何か言った?」


「い、いえ、何にも ・・・ 」


夫のユタカ、”地獄耳”である。



再び運転手を交代して、松本に向かう。

岡谷JCTから「長野道」。


松本ICを下りて、松本駅のアルプス口の駐車場に車を止めた。


駅ビルの中を通って、松本城側に出る。

アルプス口は新しいが、こちら側は、殆ど昔のまま。


松本城方面に歩き始める。

二人で仲良く手を繋いで歩く。


女鳥羽川を渡って、少し行ったところで右に向かう。

二人が松本に来ると、いつも寄るラーメン屋さんである。


二人で、奥のカウンターに座る。

「野菜ワンメン二つ。 一つは大盛りね。」

いつもの注文パターンである。

因みに、大盛りは夫の分である。


出て来たラーメンを、二人、美味しそうに食らいつく。

そう言えば、朝食を食べてからは、コーヒー以外は飲まず食わずだった。


二人、大満足でラーメンを平らげた。



支払いを終えて、再び二人で仲良く手を繋いで歩く。


少し先を左に曲がると、松本城である。


お城に入る人が沢山いるので、二人はお城の周りを歩くだけにした。

裁判所や松本神社の方は、殆ど、歩いている人はいない。


1周して、お堀の前で写真を撮る。

「春先だと桜が綺麗で、良い時期に当たると、お城と桜と北アルプスが綺麗に撮れるんだよ。」


「わ~。 良いな~。」


そんな事を言いながら、再び二人で仲良く手を繋いで歩きだした。


女鳥羽川沿いの”ナワテ商店街”をのぞきながら、松本駅に戻る。



駅ビルの中で、待望のお酒を購入する。


駐車場に戻って、支払いをして、再び出発。

運転手はそのまま夫のユタカ。


松本城の裏側から山道に入った。


「国道を行くのじゃないの?」


「うん。 明科の手前に北アルプスが見える展望台があるんだ。」


結構なワインディングロードだが、国産の数少ない二人乗りスポーツカーである。

山道を快適に飛ばしていく。


「長峰山展望台」に到着した。


二人で伸びをしながら、北アルプスを眺める。



写真を撮って、満足して、再び出発。

今度の運転手は、みすず。


展望台から明科に出て、国道19号線を松本方面に戻って、右折して県道51号線。

途中に、「池田町立美術館」があるが、今回はパス。

ひたすら県道51号線を進む、


信濃大町の駅を過ぎ、「大町山岳博物館」に到着。


3階の展望室から、北アルプスが綺麗に見える。

窓の所々が開く様になっていて、そこから写真を撮る様である。



みすず、何やらスマホを弄っている。


「どうしたの? みすず。」


「ねえ、そこに見えるホテルに泊まっていこうよ!」


「い、良いけど ・・・ 」


「もう、予約しちゃったんだ。」


「ど、どこで?」


「うふ ・・・ 談合坂のサービスエリアで ・・・ 」


「じゃあ、慌てて帰る必要はないね。」


「うん。 ノ~ンビリしていこう!」


そう言って、二人でソファーに腰を下ろして、、解説のビデオを楽しんだ。


ジックリと2階と1階の展示スペースを見て回った。



建物から出て、傷ついて自然に戻せなくなった動物たちに会いに行く。

雷鳥やニホンカモシカに話し掛ける。

「頑張って生きるんだよ!」


平気で戦争を起す人間よりも、悪魔の方が心は優しいのかも知れない。


動物たちと別れて、駐車場から出発。


少し坂道を下りると、展望スペースがあったので写真撮影。



そして、信濃大町駅を過ぎて、ホテルの駐車場へ。


ホテルの裏側から入って、受付で、キーを受け取り部屋に行く。


「ねえ。 ここのお風呂、温泉なんだって。 行ってみよう。」

そういう事で、混雑する前にお風呂に出発。



みすずがノンビリお風呂を楽しんだので、ユタカはロビーで少し待たされた。

エレベーターで、みすずが言った。

「待たせて、ご免ね。」


部屋に戻ると、みすずが言った。

「じゃあ、待たせたから”お詫び” ・・・ 」


そう言って、ユタカの着ているものを脱がして、自分も着ているものを脱いだ。

みすず、二人の脱いだものをキチンと畳む ・・・ 几帳面である。


みすず、ユタカに抱きついて”ディープキス”。

そのまま、二人でベッドに倒れ込んだ。


タ~ップリ、愛し合って、みすずが言った。

「昨日、しなかったものね。 今日はタ~ップリ、してあ・げ・る! 」


ユタカ、その気になろうとした時、再びみすずに言われた。

「じゃあ、精を付けに”焼き肉”に行こう! 」


と言う事で、第2回戦はお預けとなって、ホテルの前の道を渡ったところにある”焼肉屋さん”に出発。



ユタカはジョッキのウーロン茶、みすずはジョッキの生ビールで”乾杯”。

先ず、サラダと盛り合わせキムチ。


お肉の方は、先ず「ねぎタン塩」。

長ネギでは無く、タマネギのスライスがのっている。


続いて「ロース」と「カルビ」。

美味しいのは脂身があるカルビ。


ユタカはここで「ご飯」を注文。

「ねぎタン塩」より、「ロース」や「カルビ」はご飯に合う。


みすず、ユタカに精を付けようとレバーを頼む。


みすず、”ケチ”なのか”上”の付くものは頼まない。

ただ、”質より量”で沢山食べる。

”上”と”一般”を比較しなければ良いのである。


お肉を追加注文して、満足したところで、「冷麺」。

冷麺で締めて、焼き肉は終了。


ユタカはジョッキのウーロン茶、みすずはジョッキの生ビールで、ユタカは一度だけお代わりをしたが、みすずの方は5回以上お代わりをしていた様である。


支払いは、みすずがカードで支払った。

勿論、パパ、大魔王のカードである。

みすず、その時気が付いた。

パパ、大魔王のカードなら、全て”上”にすれば良かったと ・・・

こう言うのを”後の祭り”という。



気分良くお店を出て、直ぐ近くの駅を見に行く。

夜風が、気持ちいい。


ブラブラと歩きながらホテルに戻る。


部屋に戻って”第2回戦”。


タ~ップリ愛し合って、もう一度”温泉”に入りに行く。


部屋に戻って、歯磨きをして ・・・ ヤッパリ、”第3回戦”。

若い二人は”元気いっぱい”なのである。




朝早く二人が起きる。

ヤッパリ、今日の”第1回戦”。

戦い?が終わって、二人で”温泉”に行く。


部屋に戻って、テレビを見る。

東京に1泊しかしていないのに、長野のテレビ番組が懐かしい。


7時丁度に朝食会場へ。

朝から、戦いもしたし、お風呂も入ったので、食欲旺盛な二人である。



食事が終わって、コーヒーを持ってお部屋に戻る。

折角なので、今日の”第2回戦”。


戦いが終わって、二人でコーヒーを飲みながら、テレビを見て、9時過ぎにホテルを出発。

運転手は、夫のユタカ。



もう一度、山岳博物館に行って、もう一度北アルプスを眺める。

十分満足して、国道148号線を白馬方面に進む。


国道から外れて、木崎湖、中綱湖、青木湖の湖畔を走る。


青木湖からトンネルを通って、”道の駅はくば”に到着。

売店で売っている野菜が気になるが、我慢して出発。


神城を右折して、県道33号線へ。

暫く走って、県道31号線へ。


”道の駅美麻”に寄る。

今回も買い物は我慢して、出発。



県道31号線は、”土尻川”に沿って走る道である。

昔は本当に民家の軒先を通る”田舎道”だったが、長野オリンピックのお蔭でバイパスや道幅が広くなったので、快適なドライブである。

勿論、オープンで突っ走る。



”道の駅小川”にも寄る。

今回も買い物は我慢して、出発。


”道の駅中条”に到着。

県道31号線の道の駅は、ここが最後。

みすず、野菜やお蕎麦、その他色々買い物をする。



買い物に満足したみすずが運転手で出発。


県道31号線を進み、”信州新町方面”へ右折。

右折したが、道は”白馬長野有料道路”の下を通って、左の方に進む。

旧道の県道31号線である。

昔からの道で、民家の軒先を通り抜ける。


笹平で国道19号線に。

そのまま暫く走って、”安茂里小市”で右折。

小市橋を通って、川中島を抜けて、青木島から左折して国道117号線。


国道117号線、昔は国道18号線だった。


長野大橋を越えると、もうすぐお家である。


おうちに帰る前に、燃料を満タンにする。

夫のユタカがカードを出そうとするが、みすずが自分のカードで支払った。

実際の支払いは、パパの大魔王である。



家の横に車を停めて、おうちに入る。

空気の入れ換えで、全ての窓を開く。


その音を聞いたワンコのタロウとニャンコのクロが飛び込んでくる。


直ぐに、ヒカルを連れたマリ姉も現れた。


冷蔵庫に食料品を入れ、野菜やらお土産をお隣のおばあさんの家に持って行く。



夕食は、マリ姉のところと合同で”大宴会”である。

ワンコのタロウとニャンコのクロも一緒である。


何日も経っていなかったが、夕食のあいだ中、みすずはヒカルを抱っこしたままである。

みすずはヒカルが自分の子供の様に可愛いのである。


ヒカルがみすずに声を掛ける。

「ミチュジュ ・・・ 」


「みんな! 聞いた? いま、みすずって言ったよ! 」


そんな感じで、大騒ぎの”大宴会”が続くのである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ