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俺の悪魔  作者: モンチャン
12/15

12 東京 (マリ)

東京 (マリ)



金曜日。


マリ達は代休で3連休。



みすずの方は、夫が出勤である。


いつも通りに起床して、朝食とお弁当を用意する。


大好きな愛する夫の為である。

嫌だと思った事など、ひとっ欠片もない。


楽しい。

鼻歌が出る。

残念ながら、テレビでやっているどこぞのCMの曲だった。


今日は悪魔に館への出勤日である。


パパ、大魔王やママ、教育担当の分もお弁当を作った。


勿論、隣のおばあさんの分とワンコのタロウとニャンコのクロの分も忘れない。


出勤日のお弁当は豪華である。

パパ、大魔王から受け取ったブラックカードを使うので、お金の心配はない。



夫と一緒に朝食を食べる。

嬉しい。

ママ、教育担当がいい加減だったお蔭だが、ユタカと会えたのはみすずにとって幸せの始まりであった。



夫を送り出す。

チャンとお弁当を渡す。

思わず、「早く帰って来てね。」と言ってしまった。


折角、運転席に座ってシートベルトをした夫が車から降りてきた。


みすずを連れて玄関の中に入った。

「忘れ物。」

そう言って、ユタカはみすずにキスをした。


みすず、とろけそうになるのを必死に我慢して、夫を見送った。



玄関に入って、大きくため息を漏らした。

「は~~! 何でこんなにユタカの事が好きなんだろう?」


ず~っと、ず~っと、ず~っと、この幸せを続けてみせる。

思わずみすずは拳を握った。




玄関ではなく、庭の方からマリ姉の声がした。

「もう少ししたら、東京に行ってくるから。 みすずも、仕事、頑張ってね。」

抱っこされたヒカルが手を振っていた。



玄関から出て、マリ姉一家をお見送り。


家に入って、またため息。

「マリ姉達、いいな~。」



だらだらと、洗濯と掃除・・・いつもの勢いは何処へやら。



洗濯物を干していると、ワンコのタロウとニャンコのクロが登場。


クロはいつも通りにパソコンを立ち上げ、やる気満々。


ワンコのタロウは、ヒカルがいないのでしょんぼり・・・。

みすずと並んで、ため息をつく。



ニャンコのクロが二人?にハッパを掛ける。

「今日もガンガンやるよ!」


みすずとタロウ、縁側に二人?で座る。


後ろからニャンコのクロの猫パンチ。

「二人とも、何ヤッテルにゃ?」


クロ、怒った所為で、「にゃ」になってしまった。


「タロウはパトロール。姉ちゃんは、サッサと着替えて、仕事に行っといで!」


二人、同じ事を言った。

「やる気が起きない~・・・」


クロ、考えてからこう言った。

「楽しい事を考えな!」

「タロウは姉ちゃんのごはん、姉ちゃんは旦那と色々!」


タロウ、ヨダレを垂らして、目が爛々。

「お、お姉ちゃん、帰って来たら美味しいもの、買ってきて!」


みすず、夫との夜を思い出して、ヨダレを我慢して、ウッキウキ。

タロウとクロに、着替えをしながら言った。

「帰って来たら、美味しいお肉、買いに行ってくるね。」

今日は29日の「肉の日」。

新聞の折り込みに入っていたのにも、タイムセールは「お肉」であった。



金曜日である・・・明日は休み・・・夜は長い・・・

夫に頑張って貰う為には、やっぱりお肉!

ニンニクてんこ盛りのステーキが目の前に浮かんだ。


クロが気付いて声を掛けた。

「お姉ちゃん、ヨダレ!」


「あ、大丈夫よ。」

何が大丈夫か分からないが、取り敢えずそう言ってしまった。



みすず、褌を締め直して・・・女性だからそんな事は無いが、元気いっぱいで、魔法の館に出掛けていった。



ニャンコのクロ、玄関の鍵が締まっていなかったので、ワンコのタロウを呼んできて背中に乗って鍵を閉めた。

「もう、姉ちゃん、極端なんだから・・・」


ニャンコのクロ、伸びをすれば鍵に届くのだが、ワンコのタロウを歩かせる為に呼んだのである。

「僕がいないと、この家、大丈夫かな?」

パソコンを操作しながら、愚痴ってしまうクロであった。




パソコンでの仕事はニャンコのクロに任せ、セキュリティはワンコのタロウに任せて、安心してみすずは悪魔の館に到着。



優秀な部下のクロが、玄関は鍵を掛けてくれたなどとは思ってもいない、夜の事だけで頭の中がお花畑のお気楽なみすずである。



門番に挨拶をして、自分の部屋に入った。

「よし、館の清掃!」

そう言って、魔法で清掃開始。


昔は箒やぞうきんが魔法で動いていたが、今は掃除機やモップが魔法で掃除をしている。

魔法のプログラムが確立しており、掃除機が書類を吸い込んだりする事は無い。


みすずは椅子にふんぞり返っていれば、魔法の館全てが綺麗になる仕組みである。



ふんぞり返ってばかりもいられない・・・授業の準備も必要である。

今日の授業の確認をする。


みすずの心は、もうユタカとの夜にいってしまっていたが、根が真面目なので手抜きはない・・・玄関の鍵は掛け忘れたが・・・



みすず、今日は武器?を用意していた。

プロジェクターである。


録音した音声も映像に合わせて、流れるように設定済み。




魔法の館を掃除しまくっていた掃除機やモップが帰って来た。

インターフォンで、門番の若手を5人呼び出し、掃除のチェックをさせる。

チャンと「チェックシート」がある・・・ズルは出来ない仕組みである。

今日の様に気持ちが余所に行っていない時、真面目?な時に作っておいたシステムである。



チェックシートを回収して、パパとママの部屋に行く。

「パパ、ママ、元気? みすずも元気だよ。」

今日はノリが良い。


ママ、教育担当が言った。

「みすず、今日はノリノリね。」


「そうだよ。今日は金曜日じゃん。 授業終わったら、サッサと帰るんだ。」


パパ、大魔王、ヒカルが来ていないので、機嫌が悪い。

「マリはいつ帰ってくるんだ?」


「1泊だって言ってたよ。 パパ、マリ姉よりヒカルちゃんの方が気になるんじゃないの?」


図星であるが・・・

パパ、大魔王、口を尖らして否定する。

「お、俺はママさえ居れば幸せなんだ。」


ママ、教育担当、嘘でも嬉しい。

「もう、パパったら。 今夜、ホテルのディナーに行って、それからやっちゃう?」


「ママ! あたしがいるんだからね。」

みすず、ママに怒ったが、気持ちはママと一緒。



「あ、時間だ。」

そう言って、みすずはプロジェクターを運びながら教室に向かった。

まあ、魔法で勝手に動いていくのだが。

勿論、みすずはスキップをしながら。




みすず、笑顔で教室の扉を開けた。


シン教育担当が笑っている・・・何故?

生徒は皆、緊張した。

怒っている方が余程怖くはない・・・いつもの事だから・・・


日直が声をあげた。

「起立! 礼! 着席!」



みすずがシン教育担当と呼ばれるようになってから、日直が採用され、挨拶も行われるようになった。


シン教育担当、教師の成り立ての頃は、先生か「悪魔ナンバー 0123456789」と呼ばれていた。


教師をはじめた頃は逆らった者もいたが、生徒を平気で鞭で叩いた。

教室で逆らう者が何人いようと、ナオミである、簡単に叩き潰した。


その時、シン教育担当はこう言った。

「ゴキブリ以下が! 悔しかったらゴキブリ以上になりな!」


シン教育担当は毎日生徒達を鼓舞した。


当時の悪魔の生徒達は男女ともワルで、たまに人間界に行っては買い食いをしていた。

買い食い等は悪いことでは無い。

将来、自分達が送られる人間界を見聞するのは有意義だからである。


しかし、人間より丈夫な悪魔ではあったが、O-157等には勝てなかった。

若手の悪魔は寮で暮らしていて、O-157はアッという間に全員に伝染した。

男子寮、女子寮と別れていたが、授業が一緒の所為か皆に伝染してしまった。


シン教育担当は、初期のうちに魔法でバリアを張り、教師達を助けたが、生徒には間に合わなかった。



大魔王や教育担当は、言った。

「駄目なら、そのまま死なせてしまえ! そうすれば新しい悪魔が、また生まれてくる。」


シン教育担当、二人の胸ぐらを掴んだ。

「ザケンジャねえぞ! 私の生徒は私が助ける!」


大魔王や教育担当は、笑いながら言った。

「せいぜい、頑張るんだな。」



大魔王や教育担当が冷たいのではない・・・二人とも悪魔なのである。



シン教育担当、何日も徹夜で、ひとりひとりの生徒に治癒の魔法を行った。

そしてひとりひとり声を掛けた。


男子生徒にはこう言った。

「大事な大事な弟。 絶対、絶対治してやる。」


女子生徒にはこう言った。

「大事な大事な妹。 絶対、絶対治してやる。」


そう言って、生徒の頭を撫でた。



悪魔としては大魔王や教育担当が正しいのである。

シン教育担当は出来損ないと言われた悪魔なのである。



シン教育担当、魔法は得意である。

50名ほどいる生徒の悪魔を治してしまった。


ただ、流石に徹夜続きは疲れてしまい、シン教育担当、倒れた。


倒れて、悪魔の館の自分の部屋で寝ていた。

朧気な記憶であるが、数人の生徒が代わる代わるシン教育担当の世話をしていた。


そんなことがあってから、悪魔である生徒の誰一人、シン教育担当に逆らう者はいなくなった。



悪魔はわいて生まれてくる。

親などいない。

当然、親や家族の愛情など知らずに育つ。

そしてそのまま人間界に送られて、人間に憑依してしまうのである。


生徒達はシン教育担当の弟や妹に対する愛情で復活した。

初めて無償の愛を受けてしまった。


誰もシン教育担当に逆らわなくなった。

皆、シン教育担当を姉だと思ってしまった。

まあ、母親にしては若過ぎるからであるが・・・


それまでは「先生」と呼ばれていたが、その頃から「シン教育担当」と呼ばれるようになったのである。



シン教育担当、それ以降も厳しさは変わらなかった。

しかし、生徒は全員知ってしまった。

大魔王や教育担当に逆らってまでも、自分達を助けてくれたことを。

シン教育担当の中に流れる「愛情」や「優しさ」を知ってしまったのである。




今、シン教育担当が教えているのは、その時から年数が経っているが、生徒達は先輩からシン教育担当の本当の姿を聞いて知っているのである。




シン教育担当、教室に持ってきたプロジェクターをセットした。

「これから映すのは、今の人間界だ。 悪魔にとって危険なものが沢山ある。 最後の方に危険なものとその説明がある。」

「質問があったら、終わってからするように。」


教室が暗くなったが、誰も眠ったりする者はいない。

シン教育担当が厳しいからであるが、厳しく育てられた精鋭の悪魔達なのである。


昔の様に、いい加減な教育では碌な悪魔に育たない。

みすずがシン教育担当と呼ばれる様になってからは、優秀な悪魔ばかりになった。


映像が終わって、質疑応答。

悪魔は丈夫であるが、銃や刃物は危険なのである。

出来るだけ、悪魔にとって危険なものは、本物を見せて教える。


最後に生徒の先輩達を、生徒と同人数教室に入れた。


明日から3日間、人間界に行って実習をするのである。

1人の生徒に1人の先輩を付ける。

後輩に教えると言う事は、自分も勉強しなければいけないからである。


男子生徒には男子の先輩、女子生徒には女子の先輩を付ける。



昔はリクルートスーツくらいしか支給しなかったが、Tシャツやジーンズからダウンジャケットまで用意されている。


シン教育担当の提案で採用されたが、女型悪魔だけでなく、男型悪魔にも人気である。



出来の良い先輩には出来の悪い生徒を付ける。

出来の悪い生徒に出来の良い先輩の行動を直に見せて教える為である。


普通の先輩には出来の良い生徒を付ける。

先輩が出来の良い生徒に負けないように、勉強させる為である。


因みに、シン教育担当が育てた先輩である。

普通でも十分に出来は良い。



先輩と生徒に行く先の国の現金と、カードを渡す。

カードは魔法でセキュリティが掛かっている・・・シン教育担当に抜かりはない。




どんなに今夜のお楽しみでウキウキしていても、シン教育担当である時はシッカリしているみすずであった。



チャイムが鳴って、授業の終わりである。

シン教育担当が一言。

「我々は悪魔だから、人間より強いし丈夫だ。 だけど、一番いけないのは過信だ。 何か危ないことがあったら、直ぐ連絡するように!」


日直の「起立! 礼!」で終了した。



「悪魔ナンバー 0123456799」、ツトムが「デジタル担当」になってから、生徒にもスマホが配られた。

人間のようにスマホに操られて、手に持ったまま歩く悪魔はいない。

必要な時に勝手に現れる・・・魔法のスマホである。




授業が終わったみすずは、パパ、大魔王の部屋でお弁当タイムである。


みすずが夫の為に作ったもののオマケだが、味付けにはみすずの愛情が振りかけられているので、大絶賛である。






そんな頃、マリ姉一家は、夫の実家に到着していた。

上信越道から、関越を使って東京に来たのである。


夫、光司がアウトレットに寄ろうと提案したが、マリ姉には物欲が無い。

結果、途中のサービスエリアで釜飯やら野沢菜漬け、長野土産を買っただけだったので、予定より早く光司の実家に到着したのである。


昼食はみんなで釜飯である。

もう、駅弁ではないが、大人気のお弁当である。


夜は新宿か何処かのレストランに行こうと言われたが、マリが言った。

「お母さんの料理が食べたいので、買い物に行きましょう。」


近くのスーパーに光司の母親とマリが出かけた。


ヒカルは光司に預けた。

光司の父親は、ヒカルが来るというので有給休暇を取った。

自分の子供の学校行事があっても会社に出勤していたのに・・・


スーパーに着くと、マリは母親の手を引っ張った。

「私、お母さんの料理で煮物が好きなの。」


母親は思った。

息子の光司と結婚したのは聞いていた。

しかし、マリと会うのは初めてである。


マリが次々と食材をカゴに入れていく。

その光景は、光司の前の妻、同じ名前のマリと同じであった。

顔も、スタイルも違う。

身長に至っては、目の前にいるマリは10cm近く高い170cmを越えている。

しかし母親には、光司の前の妻にしか見えなかった。


立ち止まっている母親をマリは手を繋いで、連れて行く。

アイスクリームのコーナーである。

マリは言った。

「お母さん! この大きいアイスクリーム、買おう! あたし、これ大好き。」

この時、母親には光司の妻ではなく、自分の娘に見えた。


光司には弟しかいない。

母親は娘が欲しかったが、男の子二人で手一杯だった。

今、目の前に自分の娘がいた。

思わず、涙が出た。


マリはまた、母親の手を引っ張って言った。

「お母さん! 次行くよ。」


母親はマリに気付かれないように涙を拭った。



マリは嬉しかった。

子供のようにはしゃいでしまった。


悪魔は生まれた時から一人。

親、兄弟などいない・・・家族の愛など、知る由も無い。

しかしマリは、夫の母親であるが、母親と呼べるものを手に入れたのである。



帰る道すがら、マリは母親と手を繋いだ。

マリはずーっと「お母さん、お母さん」と話し続けた。


母親も嬉しそうに「はい、はい」と答えていた。



「ただいま~!」

娘が帰ってきた様に、マリは大きな声で光司達が待つ家に入っていった。


光司からヒカルを受け取ると、マリは娘から母親の顔に変わった。

「良い子にしてましたか~? お腹空いたかな?」

そう言うと、マリは光司の部屋に行って、ヒカルにオッパイをふくませた。


光司の母親がそっと扉を開けマリとヒカルを見た。

母親は言わずにはいられなかった。

「マリ、あなたは私の娘だからね。」


マリは聖母のように微笑みながら言った。

「はい、お母さん。」



光司と前の妻マリは、幼なじみだった。

当然、両親同士も仲が良かった。

母親は言った。

「明日、前の・・・。 ご免ね、何でもないわ。」


マリは、もう一方のオッパイをヒカルにふくませると言った。

「お母さん、前の奥さんのマリさんのおうちにも、明日、行きますよ。」


母親は涙声で言った。

「あ、ありがとう、マリさん。」



ヒカルにゲップをさせ、母親が部屋を出ていった。

マリは独り言のように言った。

「・・・私の中のマリさん、今夜は光司さんを3回はいかせるわよ。」


マリだけには声が聞こえた。

「嬉しいわ。 あなたのお蔭で私も一緒にいっちゃうわ・・・」



そんな感じで、東京の光司の家では、楽しい夕食が始まった。



夕食の後は、ヒカルがお利口さんで早く寝てくれたので、めちゃめちゃ二人は愛し合った。






一方、長野の家に帰ってきたみすず。

「タロウ、クロ、ただいま。 今日も頑張ったよ。」


ワンコのタロウとニャンコのクロ、声を合わせて言った。

「お帰り~! 今日、お肉の日だからね。」


みすず、着替えながら言った。

「分かってるって。 期待してろよ~!」


みすず、そう言うと、スーパーのタイムセールに素っ飛んで行った。


ニャンコのクロ、ため息交じりに言った。

「姉ちゃん、また、鍵掛けないで行っちゃった。 タロウ! ほら踏み台になってよ。」

クロ、ブツブツ文句を言いながらタロウを踏み台にして鍵を閉めた。




いつものファットバイクで、いつものスーパーに到着。

今日はお肉の日。


「タイムセールだけど、高いお肉を買っちゃおう。」

パパ、大魔王から受け取ったブラックカードを使う気満々である。


「えへへへへ、精のつくのも買うんだもん!」

もう、心はユタカとの夜の事で一杯。


みすず、いつも以上にタイムセール、頑張った。


お肉と精のつくものを一杯買い込んで、背中のザックは物凄い事になっているが、そんな事は気にしない。

再びファットバイクで自宅に向かった。



みすず、鍵を開けて家に入る。


ニャンコのクロから一言苦言。

「お姉ちゃん、今日、鍵掛け忘ればっかり。」


ワンコのタロウも文句を言う。

「クロが鍵を閉める度に、踏み台にされてるんだよ。」



「あはははは・・・ご免ご免。 今からお肉のお出ましだよ~。」


「ヤッタ~!!!!」

タロウとクロ、思わず大喜び。


みすず、鼻歌交じりで料理開始。



二人、いや、二匹がお肉を堪能して、おばあさんの部屋に帰って行った。




これからは、みすずとユタカの夕食の準備。

メニューはガーリック大盛りのステーキ。

とろろに卵の黄身をのせたもの。

スーパーで売れ残っていた賞味期限ギリギリのスッポンのスープの缶詰。

納豆にオクラと山芋の刻んだヤツ・・・ちょっと「とろろ」とバリエーションを変えてみた。


準備万端で夫を待つ。



玄関前の駐車場に車が停まり、夫の登場。

玄関でみすずが夫に飛びつく。

夫、みすずをお姫様抱っこで、寝室へ。


ユタカ、みすずの着ていたものをはぎ取った。

自分も全てを脱ぎ去って、スッポンポン。


みすず、思わず一言。

「まだ、ただいまも言ってないよ。」


ユタカも一言。

「みすず、愛しているよ。」


みすず、一言。

「ずる~い!」


そんなこんなで、1回戦終了。


そのまま、お風呂で2回戦。


みすず思わず言った。

「もう、元気過ぎ!」


ユタカも言った。

「みすずが可愛過ぎ!」



お互い身体を洗って、夕食の仕上げ。

二人並んで料理を仕上げた。



精のつくものてんこ盛りの料理に、二人が喰らい付く。

もう、2回も頑張ったので食欲旺盛。


みすずはビールで盛り上がる。

思わず、ユタカも飲んでしまった。


沢山の料理を平らげて、二人ともお腹いっぱい。


二人で仲良く片付けて、3回戦の前に牛乳を飲んで歯磨き。

二人とも、息がニンニク。


ベッドに二人で転がったが、みすずはビールに缶酎ハイ、ユタカは弱いくせにビールを飲んだ。

二人とも、ベッドに転がったが・・・それ以降の記憶なし。




二人とも、目が覚めたら、朝になっていましたとさ。


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