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思いで袋 

作者: 善行望

   大好きなみんな

   大嫌いなみんな


   今の僕を支えてくれる


   大切な思い出

   不実な思い出


   今の心の均衡を保ってる


   だけどもう


   思い出の詰まった袋は

   いっぱいみたい


   抱えて前に進むには

   重たすぎるよ


   そろそろ

   袋を裂いて穴あけて

   溢してもいいかな


   僕は

   他の思いで袋を

   傷つけることで

   身が軽くなるように

   感じてた


   自分の心を守るために


   おかげで

   だんだん歩みが遅れていくよ


   僕の

   思いで袋を軽くするには


   茨のみちを往くより

   仕方ない


   傷つくことで

   裂けた口から


   放つんだ


   今となっては

   すべて大切になった


   宝を


   そしたら


   思い出たちは

   翼ひろげて

 

   僕の


   未来で

   待っててくれるよね


   だからもう


   傷つくことは畏れない


   新しい

   思い出のために

   新しい

   思いで袋を

   拵えて

   おくから


   大好きなみんな


   と


   大嫌いなみんな


   が


   傷つけ合った


   ことを


   忘れるために




読んでくださりありがとうございました。

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