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木枯らしに吹かれて

掲載日:2025/12/23

僕は高校3年の田中誠二(たなかせいじ)


秋の下校途中に木枯らしが吹いた。


「きゃあ〜」


僕の前を歩いていたセイラー服の女性のスカートがめくれ上がった。


僕の目の前に白いパンツが見えた。


女性は恥ずかしそうに、スカートを直した。


そしてこちらに振り返った。


僕は驚いた。


クラスで人気のある、北野今日子(きたのきょうこ)さんだった。


今日子さんが近づいてきた。


「同じクラスの田中君?」


「はい」


「さっき私の下着見た?」


「はい、見てません」


「本当に?」


「すいません、見ました」


「エッチ」


今日子さんから、僕にビンタが飛んできた。


「いって〜え〜」


僕は道端に転がった。


「ごめんなさい、とっさに手が出て」


僕は倒れたままうずくまった。


僕は立ち上がって、


「大丈夫です。少し肩が痛いけど」


「なら、よかった」


僕達は、少し会話をして別れて帰った。


僕は家に入った瞬間に、肩に痛みを覚えた。


「いって〜え〜」


「あんた、どうしたの?」


母親が話かけた。


「怪我したみたい」


「どこを?」


「肩を」


「病院行って来なさい」


僕は渋々病院に行った。


「田中誠二さん」


「はい」


「お入り下さい」


先生が言った。


「どうしましたか?」


「肩が痛くて」


「レントゲン撮ります」


レントゲンを撮り、検査をした。


先生が、


「骨折してます」


僕は驚いた。


僕は右手に包帯を巻かれた。


翌日高校に行った。


今日子さんが話かけてきた。


「田中君、大丈夫?」


「平気、平気」


「私のせいなの?」


「自分で倒れたから」


「そうなの?今日一緒に帰らない?」


「はい」


僕は浮かれた。


僕は今日子さんを学校の門の前で待った。


「ごめん、少し遅れて」


「いいよ」


「一緒に帰ろう」


2人は一緒に歩いた。


スカートのめくれた道を通りかかった。


今日子さんが立ち止まった。


「田中君に言いたいことあるんだけど…」


「なんですか?」


「わからないの?」


「はい」


「好きな人いる?」


「はい」


「好きです。付き合って下さい」


「いいえ」


「なんで?」


今日子は戸惑った。


「今日子さん、好きです。付き合って下さい」


僕の心臓が鳴った。


「はい」


突然木枯らしが吹いた。


今日子さんのスカートが風に舞ったが、咄嗟に手で押さえた。


2人は手を握りしめて、一緒に帰った。


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