木枯らしに吹かれて
僕は高校3年の田中誠二。
秋の下校途中に木枯らしが吹いた。
「きゃあ〜」
僕の前を歩いていたセイラー服の女性のスカートがめくれ上がった。
僕の目の前に白いパンツが見えた。
女性は恥ずかしそうに、スカートを直した。
そしてこちらに振り返った。
僕は驚いた。
クラスで人気のある、北野今日子さんだった。
今日子さんが近づいてきた。
「同じクラスの田中君?」
「はい」
「さっき私の下着見た?」
「はい、見てません」
「本当に?」
「すいません、見ました」
「エッチ」
今日子さんから、僕にビンタが飛んできた。
「いって〜え〜」
僕は道端に転がった。
「ごめんなさい、とっさに手が出て」
僕は倒れたままうずくまった。
僕は立ち上がって、
「大丈夫です。少し肩が痛いけど」
「なら、よかった」
僕達は、少し会話をして別れて帰った。
僕は家に入った瞬間に、肩に痛みを覚えた。
「いって〜え〜」
「あんた、どうしたの?」
母親が話かけた。
「怪我したみたい」
「どこを?」
「肩を」
「病院行って来なさい」
僕は渋々病院に行った。
「田中誠二さん」
「はい」
「お入り下さい」
先生が言った。
「どうしましたか?」
「肩が痛くて」
「レントゲン撮ります」
レントゲンを撮り、検査をした。
先生が、
「骨折してます」
僕は驚いた。
僕は右手に包帯を巻かれた。
翌日高校に行った。
今日子さんが話かけてきた。
「田中君、大丈夫?」
「平気、平気」
「私のせいなの?」
「自分で倒れたから」
「そうなの?今日一緒に帰らない?」
「はい」
僕は浮かれた。
僕は今日子さんを学校の門の前で待った。
「ごめん、少し遅れて」
「いいよ」
「一緒に帰ろう」
2人は一緒に歩いた。
スカートのめくれた道を通りかかった。
今日子さんが立ち止まった。
「田中君に言いたいことあるんだけど…」
「なんですか?」
「わからないの?」
「はい」
「好きな人いる?」
「はい」
「好きです。付き合って下さい」
「いいえ」
「なんで?」
今日子は戸惑った。
「今日子さん、好きです。付き合って下さい」
僕の心臓が鳴った。
「はい」
突然木枯らしが吹いた。
今日子さんのスカートが風に舞ったが、咄嗟に手で押さえた。
2人は手を握りしめて、一緒に帰った。




