ゴール
二人して、川の流れに身を任せています。
「貴方って存外、甘ちゃんなのね」
「せめて優しい男って、言ってもらえないかな?」
「おばかさん……」
そうして彼女は、僕のほっぺにチューしてくれたのでした……。
プレイヤーネーム:まりん(Lv1 Ex200)
性別:female(女性)
年齢:15歳7ヶ月
コース:和歌山県白浜町⇒徳島県徳島市
ライン:100km
全幅:5000m
獲得した総ポイント:10Pt
内訳
基本ポイント:0pt(=100-100)
ボーナスポイント:0pt(食事、観光をしなかった)
ペナルティー:なし
スペシャルポイント
評価:10Pt(100kmの航海)
バトルの決着は“(3)北西領域”へのゾーンアウト。
同時に、文句なしのゴール。
レベルは変わらず、ポイントは奪われたものの、経験値はしっかりと記録されたのでした。
ところで今、巨人から人サイズに戻ったのはいいのですが、二人とも全裸のままです。
慌てない、これはVR効果。お互いにしか知覚できないこと。
僕は最初、注意を喚起しようと声を掛けかけたのですが……。
なんだかヤボな気がして、そのままに。
彼女も“そのつもり”なのでしょう。
僕は顔が熱く、そして彼女もほんのり赤く、させていたのでありました。
吉野川河口、ゴールライン手前に流れ着いたとき。
感傷でしょうか、僕たちはゾーンを振り向いたのです。
そこには巨人がいたのでした。(VR)
街の中に――
僕らのゾーンに中に、“徳島市荒踊り”のダンサーのグループ、美少年美少女たちが――
にこやかに手を振って、別れの挨拶を送ってきて、くれていたのでした。
「もし僕らがバトルしなかったら――」
「それぞれ、彼や彼女らが、“ご当地モンスター”として、ゲームの“ゴールキーパー”として――わたしらの前に、立ち塞がっていたんでしょうね」
うん――
涙を清流に洗って、僕らは前に向き直り――
手を繋いで。
15時ちょうどくらいに。
“(6)東領域”へのゾーンアウト。
無事、ゴールラインを越えたのでした。
プレイヤーネーム:リョム(Lv2 Ex122)
性別:male(男性)
年齢:16歳0ヶ月
コース:愛媛県四国中央市⇒徳島県徳島市
ライン:97.4km
全幅:4870m
獲得した総ポイント:232Pt
内訳
基本ポイント:197pt(=97+100)
ボーナスポイント:10pt
ペナルティー:なし
スペシャルポイント
評価:25Pt(バスと列車)
二人で、路線バスにて徳島市内へ。ラーメン屋に入り、遅くなった昼食です。
(甘辛くて旨い)
裸でバスに乗ったり、街なかを裸で歩いたり、裸でラーメン食べたりするのは、なんだか新鮮な感動を覚えたのでした。




