表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/17

ゴール

 二人して、川の流れに身を任せています。

「貴方って存外、甘ちゃんなのね」

「せめて優しい男って、言ってもらえないかな?」

「おばかさん……」

 そうして彼女は、僕のほっぺにチューしてくれたのでした……。


挿絵(By みてみん)

プレイヤーネーム:まりん(Lv1 Ex200)

性別:female(女性)

年齢:15歳7ヶ月

コース:和歌山県白浜町(しらはまちょう)⇒徳島県徳島市

ライン:100km

 全幅(マージン):5000m


獲得した総ポイント:10Pt

内訳

   基本ポイント:0pt(=100-100)

 ボーナスポイント:0pt(食事、観光をしなかった)

   ペナルティー:なし

 スペシャルポイント

       評価:10Pt(100kmの航海)


 バトルの決着は“(3)北西領域”へのゾーンアウト。

 同時に、文句なしのゴール。

 レベルは変わらず、ポイントは奪われたものの、経験値はしっかりと記録されたのでした。


 ところで今、巨人から人サイズに戻ったのはいいのですが、二人とも全裸のままです。

 慌てない、これはVR効果。お互いにしか知覚できないこと。

 僕は最初、注意を喚起しようと声を掛けかけたのですが……。


 なんだかヤボな気がして、そのままに。


 彼女も“そのつもり”なのでしょう。

 僕は顔が熱く、そして彼女もほんのり赤く、させていたのでありました。


 吉野川河口、ゴールライン手前に流れ着いたとき。

 感傷でしょうか、僕たちはゾーンを振り向いたのです。


 そこには巨人がいたのでした。(VR)


 街の中に――

 僕らのゾーンに中に、“徳島市荒踊り”のダンサーのグループ、美少年美少女たちが――

 にこやかに手を振って、別れの挨拶を送ってきて、くれていたのでした。


「もし僕らがバトルしなかったら――」

「それぞれ、彼や彼女らが、“ご当地モンスター”として、ゲームの“ゴールキーパー”として――わたしらの前に、立ち塞がっていたんでしょうね」


 うん――


 涙を清流に洗って、僕らは前に向き直り――

 手を繋いで。

 15時ちょうどくらいに。

“(6)東領域”へのゾーンアウト。

 無事、ゴールラインを越えたのでした。


挿絵(By みてみん)

プレイヤーネーム:リョム(Lv2 Ex122)

性別:male(男性)

年齢:16歳0ヶ月

コース:愛媛県四国中央市⇒徳島県徳島市

ライン:97.4km

 全幅(マージン):4870m


獲得した総ポイント:232Pt

内訳

   基本ポイント:197pt(=97+100)

 ボーナスポイント:10pt

   ペナルティー:なし

 スペシャルポイント

       評価:25Pt(バスと列車)


 二人で、路線バスにて徳島市内へ。ラーメン屋に入り、遅くなった昼食です。


挿絵(By みてみん)

(甘辛くて旨い)


 裸でバスに乗ったり、街なかを裸で歩いたり、裸でラーメン食べたりするのは、なんだか新鮮な感動を覚えたのでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ