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逃避行

作者: あらひ


逃げなくては逃げなくては

逃げなくては


走って走って


捕まったら罰を受けなくてはいけない


そういうルールなのだから






はーい、つかまえたっ!

さてさて今回の罰はなんにしようかな…


そーだなー、そーだなー。

うん、よし決めた!

僕達のなかからキスしてもらおーかなっ。

ふっかいやつ!



じゃあ、だれにするー?

立候補性にするか!

挙ー手


おっ、じゃあお前な

テーマどうする?

おっ、恋人みたいな!

最初っからいっちゃう!?

まぁ面白そうだからいいか!





私は彼、昴に促され彼の胡座の上に座った。


よーし、じゃあはじめてー


側で声が聞こえた

彼らは見守ってくれるらしい。  今は


実は罰ゲームで昴が立候補する事はあまり無い。

まぁ、大概立候補制でもないし1人ずつってこともないんだけど。


意識が外に向いてる自分に気付き、慌てた。

薄い記憶の中では彼は自分以外を気にされるのが嫌いなはず。多分。


ちゅ

まずは唇に。

うわっ、びっくり

昴の唇ってこんなプルプルで柔らかかったんだ。


そこからは夢中。

彼からはなかなか動いてくれないから、ひたすら唇を寄せた。

もっと酷い罰になる前に。


顎に。口に。喉仏に。唇に。


彼、こんなに男らしい身体してたんだ

褐色の肌、筋肉質な体、立派な喉仏。

今まで知らなかった。

こんなに唇が柔らかいのも。


お互いに唇をよせて

吐息をもらしながら

身体をなでて



彼の感触に夢中だった。

側にいる彼等の事なんか思い出さないくらい。


彼も途中から同じだったのかもしれない。

軽いキスが多かったのに、深いキスが多くなった。


身体を支えられなくなって、彼を押し倒すように倒れる。

そこからは彼と転がりながらキスをした。


今日は芝生の戦場でよかった。


そう思った瞬間我に返った。

体感では20分位たつ。

夢中になり過ぎてあやふやだけど…。


彼とのキスを終わらせて側の彼等に声をかけた。


もう、いい…?


おぉ、そーいえば。

まだ次の戦いあるもんなー!

はいんじゃあ、終ー了ー。


彼は唇に1つキスをおとし、彼との罰ゲームは終わった。


危なかった。


彼等から逃げなくては。

罰がおわったらまた彼等は鬼となるのだから。



心を奪われてはいけない

永遠に囚われて逃げられなくなるから

長い長い罰がまっているのだから





ジャンル迷子なので

いい落とし所があったら教えてください

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