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蚊取り線香の煙に燻されながら

作者: 人間詩人

蚊取り線香の煙に

燻されながら

ガラス越しに外の

風景を見ている


いくら見ようが

曇り空は変わる訳など無く

木々たちの緑色が

いっそう目に入ってくるようである

しかも同じ葉の姿で


鳥たちも少なくなったのだろうか

さえずりさえ耳には

入って来ない

やたら うるさく回る扇風機の音が

一番大きいのである


人々の会話の声も

聞こえては来ない

いわゆる閉鎖された

人間空間のようである

生き物たちが静寂を

極めだしているのか

そうだとしたら

もの悲しくなる感覚を覚える


生き物たちの世界には 賑わいと言うものがあるはずだ

それが だんだんと

消されて行く感覚は

ますます閉鎖されて

行くだろう この地球がと感じられるには

居られないものである


生き物たちが生きる

音を もう一度だけ

再生をしては

くれないだろうか

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