出会い1
ほのぼの学校?家内?ストーリーです!是非見てみてください!
……何故、俺の家にこんなにも可愛い美女が居るんだろうか。
☆
俺の名前は牧野健斗。今日から高校二年生だ。趣味はゲームやアニメ鑑賞、小説もかじり程度に書いている。勉強や運動は普通程度にはできているであろう言わばそこらによくいる学生だ。
学校だって特に変わったことはない。少し図書室が広いだけだろうか。そんな平凡な学校だが今日だけは少しざわつきがあった。
「なーなー健斗ー。転校生って女の子らしいよ?」
「へーそうなんだー」
「健ちゃん興味なさすぎ!噂によるとすっっごく美人らしいよ!」
「よかったじゃんー」
俺の机を挟んで話しかけてくるこのうるさい二人は中田 晴矢と沢野 美恵。あまり学校の人と仲良くできない俺にずっと話しかけてくれる昔からの幼馴染だ。二人の会話から分かったと思うが、今日のこの学校のざわつきは転校生が来るからだ。
「あーどんな美女なんだろうか……運良く俺一目惚れとかされたりしないかな。美恵! 鏡貸してくれ!」
晴矢がそんな事を言いながら美恵から借りた鏡で短い髪をワックスで整える。こいつは学校でよくモテる。一緒に学校を歩いていれば後輩たちが顔を赤らめて挨拶してくるし、バレンタインデーなんて、もう毎年恋愛漫画のようなロッカー雪崩れ状態である。
「はるっぴモテるからもしかしたらあるんじゃない?ほら、先週だって先輩からラブレターもらってたじゃん!」
そう言う恵美も結構モテている。茶色っぽい短い髪と大きな目は学校の男子を虜にしているのかそこら中で可愛いコールが鳴り響き、“学校三大天使”という男子高生が勝手に決めたこの学校の美女の一人である。
そう。そんなわけで、クラスでパッとしない俺のところに学校の有名人二人がいつものように集まるから知らないうちに俺も有名人になっているようだ。
「はーいみなさん席についてくださーい」
ガラガラとドアを開け先生が入ってきた