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静かなる心、而してあつい心、それが私たち

ロシアのウクライナ侵攻と我が国の対応


 ロシアのウクライナ侵攻で多くの無辜の民が亡くなっている。憎み手も余りある残虐非道の行いは、プーチン含むロシア国民が今後世界中から非難され、背負い続ける十字架となるだろう。

2回に及ぶ先の世界大戦で、人は戦争が如何に無意味なものか悟り、国連を結成した。

 しかし、その中身は戦勝国が常任理事国で、それぞれが拒否権を行使する等、世界秩序とは程遠い組織、機構であり、今回のロシアの暴虐を誰も制止出来ない張り子の組織でもある。

 

 さて、この世界秩序を壊すプーチンに対し、日本政府、国民はどのように対処すべきであろう。金融制裁及び資産凍結等、経済面で欧米と強調していく姿勢を取っている、誠にその通りそうすべきで、このことについて異議を挟めない。だがそれで充分ではない、この戦いは長引くだろう、ひとつはロシア国民がプーチンを支持していること、ふたつにはNATOがウクライナを援助しないから。

 では日本から武器を輸出すべきか、それは到底出来ないことは誰しも分かっている。で、何が出来るか、千羽鶴でも折って早く戦争が終わるのを祈るのか、全く馬鹿げた話だ。

 ロシアから今後日本に対し、軍事力を誇示した圧力を増すだろう。現に千島の軍事行動、潜水艦及び艦船の示威行動、輸入禁止の経済圧力、外交ボイコット等、これでもかと圧力を掛けてくる。

 この脅しとも取れる破廉恥な行いに対し、真正面に取り合うのは得策ではない。姿勢を正し、是々非々に対応し、時に積極的に外交特使をロシアに向かわせ、この戦争がロシアにとって国際社会から非難を受け、ロシア発展を阻害し引いては亡国の道を歩む一歩となることを根気強く説得すること。そして、日本はあくまで中立的立場ではあるが、この戦争に大義が無いこと、従ってこの戦争を早期に集結させる意思が明確に読み取れないときは、あらゆる対抗策を日本は継続していく、その強い覚悟を政府、国民は持っている、と。


 そして、小生が最も懸念しているのは、このロシアの脅威に乗じて憲法改正を強引に推し進めようとする一部の急進者だ。確かにロシアがウクライナを攻撃したことで世界は大きなショックは受けたが、それ即ち日本の明日の姿だと、起こりえない脅威を増長させる元総理、元統幕議長等、賢しらに国防論を捲し立てる人達だ。

 自衛隊は最早現実的に軍隊だ、憲法に明記しようがしまいが、世界は、日本は有数の軍事大国であることを認知している。小生は憲法第9条に拘泥するその思考を大いに憂慮する。

何故なら、この平和憲法こそ、例え理想論と呼ばれようと、唯一の被爆国として二度と悲惨な戦争を起こしてはならないと強く訴えることが出来る根拠だからだ。

 それを、各国と同一に憲法に明記すれば、それは戦後心から戦争を憎み、先の大戦で多くの人々が血を流し、後に残る我々のために尊い犠牲を払って頂いたことを踏みにじるからだ。

 ロシアが北海道を狙っているとか、軍艦が津軽海峡を横切ったからとか微小な現象がすぐさまロシア侵攻の兆しであり、それに対し軍備増強引いては憲法改正すべきと、論旨をすり替える手法は、先の大戦が一部有識者を名乗る政治家、軍人、マスコミの誘導によって国民を戦争に駆り立てた手法と酷似している。


 さて、具体的にウクライナを支援していくのにはどうしたら良いのか。ポーランドはじめ近隣諸国は避難民を受け入れているが、一時的には支援できるだろうがこの戦争は長期化する、そして戦争が終結しても荒廃した国土を戻すには経済的、人的支援は欠かせない。それは先の話として、何百万人の避難民を支えていくには世界中が支援のネットワークを組む必要がある。日本は、外国人受け入れに対して世界に比べれば消極的だが、このウクライナ国民に対してはその閉鎖的な概念は捨てなければならない。何故なら、人道支援との観念は勿論、この戦争に何の大義も無いこと、正にこの不条理な状況を真に理解し得る国は日本、それは唯一の被爆国の日本だからこその痛み、苦しみを共有出来るのは日本しかない、と力強く発信して欲しい。


 私達は、世界に発信して行かなければならない。戦争は何も齎さない。この無益なそして愚かな行為を心底憎み、軽蔑出来るのは唯一に被爆国の日本だけ。そしてこの無益な戦争を真に理解できるのは、一人ひとりが人の痛みを共有出来る資質を有し、実行出来るのが私たち日本人だと。


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