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助言とは

 自衛隊に入隊すると体力検査があった。私は昭和43年(西暦1968年)4月、陸上自衛隊に入隊した。その時の体力検査の項目は6種目、順番は忘れたが100メートル走、走り幅跳び、ソフトボール投げ、懸垂、1500メートル、50キロ土嚢を担いで50メートル走、これを1日、連続で実施する、現在はどうなっているか知らないが、今から思うと結構ハードだ。


 それぞれが100点満点で合計600点、1級から6級まで区分されていた。1級の基準は各種目70点以上若しくは総合点で450点以上となっていた。


 詳細は忘れてしまったが、私が目指した空挺隊員は2級以上、その基準を満たしたが、3ヶ月の訓練後のレントゲン検査で敢え無く不合格。失意の内京都府福知山市で2年過ごした。


 その1年半年後、晴れて陸曹候補生に合格し、松山の教育隊で体力検査を実施したが、総合点で448点と、僅か2点不足で2級だった。1級合格者は60人中5人だけ、で、私の448点は総合点では3位だった。


 100メートルは13秒で70点、走り幅跳びは5メートルで70点、ソフトボール投げは70メートルで70点、懸垂は18回で70点、1500メートルは5分で70点、50キロ土嚢を担いで50メートル走は11秒で70点だった。


 内、1500メートルは5分10秒、懸垂が17回と70点に満たず、その結果が448点だった。


 しかし、自慢は土嚢担ぎ、10秒0で一番。土嚢50キロは重い、先ず担ぐのに一苦労だ、私は背筋力を活かし、右足を半歩前に踏み出し両腕の反動を利用し一気に右肩に担ぎ上げ、其の儘走り出す。


 170センチでその頃体重は64,5キロ、中肉中背、教育隊の中でほぼ真ん中だが、自分でも驚いたのが走り幅跳びだった。


 走り幅跳びは踏み切り板を蹴る角度は45度と云われるが、私はスピードを活かしてほぼ水平に跳んだ。と、いっても100メートル走は12秒8、大して早くないが5メートル50センチ跳んだ。この記録は驚くものではない。


 だが見ていた教官から、45度の角度で跳べと助言された。何も知らない私はそれに従ったが、その後は記録が伸びなかった。


 つい最近だと思うが、走り幅跳びの跳び方も些か変ってきたようだ。私のように水平に跳ぶ一流の選手もいる。所謂駆け抜ける跳び方だ。


 一人一人の個性、能力を見極めることが出来る指導者は中々いない。殆どは自分の体験がベースとなっている、それも既に先人の技術書を参考にすることが多い。


 その走り幅跳びに限らず、人が人を指導するのは本当に難しい。自分の子供だって、その能力、個性が分かっているかと聞かれると返答に困ってしまう。


 だが、ひとつ云えるのは何事もその人の長所を見抜き、その長所を最大限に伸ばす助言が出来たら最高だろうなあ。私にはとても無理だが。


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