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アメリカ、その思考

 シリーズその七で、タイトル名“風呂の中の屁”を書いた。いやはや、大変な時代となった、天網恢恢疎にして漏らさず。就業規則違反は地の果てまで追って捜し出し、処断する。大企業の情報収集力の恐ろしさを改めて感じた。


 でもね、呆け老人の戯言に付き合うより、ライバルを叩くことに全力を上げた方が良いと思うけど。


 え、こんなこと書くとまた内容証明付きで封筒を送りつけるぞ。勘弁して下さいよ、○○そ○○様。


 警備人生まっしぐら、文字数にして110625文字。何ひとつの資料も持ち合わせず(退職と同時に社内新聞始め全て破棄処分、警察感謝状3枚も破棄)、呆けていく記憶を辿りながら、仕事の合間を縫って時に執筆は深更に及ぶことも。書いては消し、消しては書く、の繰り返し、誤字脱字に気を配りながら、何度も何度も読み直す。


 でも、消去はたった数秒。良いなあ圧力を掛ける方は、たかが数百文字で、文章も紋切り型。こりゃ楽だわ。おまけに、名前では與が興になっている、これでは踏んだり蹴ったりだ。


 専ら、○○そ○○に限らず、これを正確に書ける人はあまりいない。もう随分昔だが、與、どう書きますか、と聞かれたので、那須與一の與と言ったら、余と書かれてしまった。俺は、余る(あまる)の余ではない、そりゃあんまりではないか。ちょっと、ダジャレになってしまいました。


 だがショックを受けた。直近の定期健康診断で心臓が少し肥大していると注意を受けたばかりの所にこの恫喝、反動がもろ腰にきた。70歳の老爺、薬を飲み湿布をして、1週間程腰ベルトを巻いた。また、あの内容証明付きの書面が来るかもしれない恐怖に怯えながら。


 妻から怒られた、だから匿名にしなさいと。でも、法的責任を問われることとなると、多額の損害賠償金を請求されるのだろうか。


 何せ相手は、警備業界を二分する大会社、売り上げも2000億円を超える。対する私は、パワハラされて56歳で途中退社、退職金も僅か、だがまた65歳で警備会社に勤めたけど、身分は当然パートだからフルタイムで働いても、ここ5年間の平均年収は、交通費月4100円含む190万円程度。


 とても、高額な賠償金は払えない、となるともう破産宣告するしかない。妻から愛想を尽かされ、その先は離婚、当然この家から私は出て行くこととなる。何故、愛想を尽かされるかと云うと、56歳でのリタイヤは妻に無断で退職したので、妻からの三行半を貰い別居状態が5年続いた。


 ホームレスとなって橋の下で暮すだろう。でも、ダムからの予期せぬ放流で川が増水し、それに気付かない私は其の儘流されていくのだろうなあ。


 しかし、あの警告を受けた前後から急に本が売れるようになった。もしかして、○○そ○○が、他にも○○そ○○、の悪口を書いているのではないか、と探りを入れる為に買っているかもしれない、と、勘ぐってしまう。


 何しろ、1年半で、他シリーズ合わせ短編で45作掲載し、総売り上げたったの1800円が、あの内容証明付き封筒が来た月は、2000円以上の売り上げがあったから。


 因みに、5日間の無料キャンペーン期間でも読んで呉れる人は10人にも満たない、それほど人気がない分野で、しかも書き手は一庶民。その庶民の警備人生なんて誰も興味を持っていない。警備業そのものがマイナーイメージ、誰も気にしちゃいない。


 もう、こうなると本が売れたなどと単純に喜んで居られない。それほど、疑心暗鬼が先に立つ。


 日本が1942年ミッドウエィ海戦後劣勢に立った時、軍部がしたことは徹底的な検閲だった、言論の自由を完全に封じ込めた。その結果が終戦(敗戦)を遅らせ、無辜の民の死傷者が増えた。


 ○○そ○○も一個人を検閲した。手法は、先の大戦と同じ、圧力を掛け、言うこと聞かなければ痛い目を(法的責任)を見ると。


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