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詩(短編)

うた

作者: 少々



 うたってよ


 夜と


 うたってよ


 風と


 うたってよ


 僕と


 うたってよ


 君のままに



 君の声が安らぎをくれる

 君の声を聴くために横になる

 君の声だけ頼りに


 感情の星を浮かべ



 うたってよ


 夜に


 うたってよ


 一陣に乗せ


 うたってよ

 

 君のため


 うたってよ


 僕がいる



 目立ちたがり屋を抜け

 高飛車どもを越え

 数に囚われた足元を

 

 誰でもなく僕が聴く


 

 うたってよ

 

 うたってよ


 うたってよ


 うたってよ


 

 音が君を成す







 ................................

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