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転移した場所

「まったく、やっときたか~どんだけ待たせるんだい?」


目の前の美少女が俺に話しかけてきた。


「え?お前はだれだ?てかここはどこだ?確か新しいゲームのキャラ設定が終わって疲れたから寝たような...ということは夢の中か?」


最後らへんは独り言のように呟いていた。そしてその疑問に美少女が答えた。


「そう、ここはあなたの夢の中で私が神様だよ。やっと君を異世界に転移する準備が整ったからこうしてでてきたんだよ。」


神様がそう言った後に、神様の後ろから光輝く大きな扉が出現した。扉は両開きになっていて人が5人は横一列になって通れるくらいの幅がある。


「まぶっ!!...うお~でけー扉だな。こんなに大きくなくても一人通れるくらいの扉でいいんじゃないか?」


「驚いてくれたのは嬉しいけど扉に文句をいうのかい?結構な傑作だと思うんだけどなー。まいっか、それより君はこれから異世界に転移してもう訳だけど、その前に色々と説明してあげるね。」


そういって神様は異世界について説明してきた。


「あなたがこれから行く世界は人族以外にも猫人族、兎族、狐族とか色々な種族がいたり、魔物がいる[アズワールド]という世界だよ」


ゲームのタイトルがこれから行く世界の名前だったのか。亜人がいる世界かーワクワクするな!はやく見てみたいぜ


「そうだよ。亜人という言葉はその種族をバカにしたり、見下すということになるから絶対にいっちゃダメだよ」


口にだしていないのに言葉を返してきた。どうやら心の中で思ったことが分かるみたいだな。テンプレだな


「そうなのか、じゃあ使わないように気をつけなきゃな」


「そうしてね」


「なー、いくつか質問なんだが、その世界で何かやらなきゃいけないことがあるのか?例えば魔王退治だったり、まさか勇者召還とかじゃないよな?」


「別に何かやらなきやいけないことなんてないよ、勇者召還でお姫様から魔王退治をお願いされることもないよ」


「じゃーなんで、異世界転移なんてことをするんだ?」


「私は単純にアズワールドを楽しんで欲しいんだよ、力を与えたのは、すぐに殺されないためだよ、さーもう時間がないから行った行った」


そして神様がそう言い終わった瞬間に後ろの大きな扉が開いた


「待て!まだ魔法の使い方とか色々教えてほいことが...」


「魔法はイメージだよ、後は自分で調べなよ、じゃあ良き人生を」


神様はそう言ってウィンクをした後に俺の尻を蹴って扉の中に入れた


「またね.......お兄ちゃん」


神様は拓馬に聞こえないくらい小さい声でそう呟いた











「いてぇー、あの神様め、俺の尻を蹴りやがってもっと違うやり方があっただろうに」


そういって尻を擦りながら辺りを見渡した。辺りは草原で目の前には湖があり、街や村などの人が住んでいそうな場所はなく人もいない。天気は雲ひとつなく、暖かい風が吹いていて、まさに快晴だ


「どうせなら、近くに人が住んでるところに転移してくれたらよかったのに、今頃いっても遅いか。さてと、まずは色々試さないとな


そういって、テンプレである言葉を唱えた


「ステータスオープン!!」


名前 タクマ・スズキ 18歳

レベル 1

種族 人族(男)

HP 380/380

MP 500/500

筋力 58

防御力 62

素早さ50

魔力 100

魔法防御120

〈ユニークスキル〉

・成長・全属性適正・アイテムボックス

〈スキル〉

・火魔法level5・雷魔法level2・鑑定level5

〈称号〉

・異世界人


唱えた瞬間、右上にうっすら前が透けてみえる透明なプレートが出現した


「おーこれがステータスか。うんうんテンプレテンプレ」


俺は少し驚いた後、腕を前で組んで何回か頷いた


「名前がタクマ・スズキになってんな。筋力とかはキャラ設定の時にしてなかったから、元の世界のを数値化したやつなのかな。高いのか低いのか分かんねーな」


次に〈ユニークスキル〉〈スキル〉〈称号〉のところに注目した


「ユニークスキルとスキルは設定したやつだけど、称号ってなんだ?」


〈称号〉のところにある・異世界人という文字をじっくり見ていると、下に何か文字が出現した


・異世界人

異世界からきた人に与えられる称号

この世界の言語・文字を理解できる

自分のステータスが見れる


「なるほど、この世界の言葉はわかるようになるなってるんだな。ステータスは俺しか見れないのか。じゃあどうやって他の人は自分の力を知るんだ?」


考えても仕方がないと思い、次にユニークスキルとスキルにある能力について見てみた


〈ユニークスキル〉


・成長

レベルやスキルに成長補正する


・全属性適正

全ての属性に適正を与える


・アイテムボックス

空間の中に自由に物を収納できる。命をもっているものは収納できない。容量限界なし


〈スキル〉

火魔法level5

・ファイアーボール・ファイアーウォール

・ファイアーストーム・ファイアーランス

・爆炎弾 ・青炎花 ・火魔法創造


雷魔法level2

・ライトニングボール ・ライトニングウォール ・ライトニングストーム

・ライトニングランス

・電光石火


鑑定

人や物を鑑定できる。自分の鑑定levelより隠蔽levelが高い相手は鑑定できない


「だいたい分かってきたぞー。いやーステータス見れるっていいね~便利だわ。よし!早速、魔法を使ってみっか」


ステータスを見終わった後、湖の真ん中らへんに魔法を使うことにした


「まずは火魔法からだな。確か魔法はイメージだって神様がいってたな」


俺は頭の中で火の玉をイメージしてみた。

すると、なにやら呪文らしき文字が思い浮かんだ。試しに唱えてみることにしよう


「我に、相手を燃やしつくす力を!顕現せよファイアーボール!!」


俺は頭に思い浮かんだ文字を掌を前にだして唱えた、すると掌から火の玉が出現し湖の真ん中にむかって飛んでいく


「スゲー!!魔法使えたよ!いいねいいね!

異世界最高だぜ!」


そう言っている間に火の玉は湖の真ん中らへんに当たり、湖の水が勢いよく上に飛び出して水蒸気がでている


「いい威力だな、これなら人なんて簡単に死んじまうな」


使いどころを気を付けようと心の中で誓い、次に気になっていた魔法を使うことにした


「火魔法創造ってあきらかに魔法名じゃないよな」


一応、頭の中で火魔法創造と念じてみた


「やっぱり、何も思い浮かばねーな。自分で出したい火を思い浮いうかべろってか?」


俺は人差し指をだして頭の中でライターの火を思い浮かべた。すると人差し指から小さな火がでてきた


[〈スキル〉・無詠唱を取得しました ]


人差し指から小さな火がでた後に、頭の中でなにか鳴った


「うお!なんだ!?今、頭の中から聞こえたぞ。無詠唱を取得?」


俺は気になって再び自分のステータスを開いた


名前 タクマ・スズキ 18歳

レベル 1

種族 人族(男)

HP 380/380

MP 470/500

筋力 58

防御力 62

素早さ 50

魔力 100

魔法防御120

〈ユニークスキル〉

・成長・全属性適正・アイテムボックス

〈スキル〉

・火魔法level5・雷魔法level2・鑑定level5

・無詠唱

〈称号〉

・異世界人


「おースキルに無詠唱が増えてる。levelがねースキルもあるんだな。あとMPが減ってるな、魔法を使ったからだろう。後で、消費ポイント把握しないとな」


それから、いくつかの魔法を使ってみた。

まー明らかにヤバそうな魔法は使わなかったが...


「次はアイテムボックスだな」


俺は足元にあった小石を拾い、アイテムボックスにしまおうと思ったら、さっき拾った小石が消えた。そして取りだそうとしたら、掌に消えた小石がでてきた


「なるほど、こういうふうに使うのか、容量限界ないって便利だな」


こうして色々試し終えた後、湖のある反対方向に歩みを進めた


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