表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちびっこは神様の愛し子。  作者: 瑠璃夢
【第13章】予定外ですが何か?
69/84

スリコミとな?

お待たせいたしました。

お久しゅうございますっ。

現状報告は活動報告でお知らせしていますのでお読み頂けると嬉しいですー


サディさんに予定を狂わせられる形で王都に到着してから5日経ちました。



到着初日はサディさんの突然の転移魔法でドタバタした後、なんとこの国の王様と王妃様に謁見することになった私は、全身石像のように固まった状態でしたが、私の方が・・・というか、ルナーの方が立場が上になるんだとかで頭を下げなくていいと言われてしまいました。




謁見前にリクさんとカイさんに、私が成体(おとな)だということは、必要な時までは黙っていた方がいいだろうと話し合って決めたので、いざという時がくるまでは黙秘することにします。


ええ、嘘をつくのではなく、黙秘です。




要するにその話題が出て、大人なんだよね?と確認されるまでは黙秘しておいて、え?大人なの??聞いてないよ?となった時に、初めて『え?だって聞かないんだもん』という具合になるということです。

なんだか文章にするとずるい気もしますが、まあ、黙秘です。




それから数日、私がこの世界に来てすぐに起こった問題が、この王都でも勃発中なのですよ。


とにかく家具やら扉が大きすぎるんですよ。お屋敷のお部屋の扉も大きかったですが、お城の扉は本当に馬鹿でかくて1人ではまず開けませんでした。




そしてまたまた予定変更があったのですが、私がお披露目を国中の民たちにされるには、まだまだ幼な過ぎて危険があるかもしれないということで、各種族の代表の人たちにだけということになってしまいました。


ということは聖誕祭とか堅苦しい場所に出なくていいということなので、軽くご挨拶するだけでいいと思って少し胸を撫で下ろしたのですが、そうは問屋がなんとやらと言いますか・・・。




種族と言っても大きく分けるだけで竜、獣、魚、爬虫類系といろいろいらっしゃるわけで、その中から細かく分類していくと、火竜族、水竜族、風竜族、土竜族、兎族に鳥族、狼族、猫族、熊族、栗鼠族・・・・挙げていけばキリがないくらいの種族がありました。


代表の人たちに会うだけでも結構な数になるので、予定を聞くだけでもぐったりしてしまいました。




できるだけ私の体に負担をかけないようにと王様やリクさんたちが5種族ずつとか王都に滞在している各種族の長や補佐たちの数を絞り込んでの謁見回数を少なくしようと調整をしてくれているようです。


私のためなので我侭は言えないのですが、それでもここ数日の間、リクさんの顔を見ていない私は自然と・・・。




「るーう?そんな顔をしていると、その柔らかいほっぺを食べてしまいますよ?」


「ぅー・・・。」


「唸っても可愛らしいだけですよ。ほらほら、涙を拭いて。ふふ。」




うー。私は今、カイさんのお膝の上に横抱きにされて私に用意されたお部屋のソファーの上にいるのですが、リクさんに会えないことが寂しくて、悲しくて、どうしようもない気持ちを抱えて頬を膨らませて涙に耐えていました。




カイさんやナミさん、護衛の人たち、アルさんやサディさん。いろんな人たちが顔を出してくれたりして、私がひとりぼっちにならないようにしてくれてるのだけれど、どうしてもこの心は満たされない。


どうして?とシュンとなっていた私にカイさんが説明してくれました。




なんでも、私が生まれて最初に見たのがリクさんだから、一番安心できる親のような存在だと無意識にすり込まれたのだとか。


え?それって鳥の雛が一番最初に目にした動くものを親と認識するっていうすりこみ現象と同じなんじゃ・・・。




「私がるうの初めてだったらよかったですけど、残念です。」




なんて誤解が起こりそうな言葉が聞こえましたが聞こえませんたら聞こえませんでした。




次はいつ更新できるかなぁ・・・(遠い目)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ