魔王降臨。
PV105万アクセス突破致しました!えー!?
本当にありがとうございます!
前回更新日に10000アクセス超えてたことにガクブルしました^^;
お待たせしてしまい申し訳ありませんでした><
るうです。
何故か私はサディさんに目隠しされていますが、その前にとてつもなく大きな爆音が聞こえたような気がするのは気のせいでしょうか?
さっきまで頑張ってもとめられなかった涙もびっくりしすぎて止まってしまいました。
心なしかサディさんの手の平が汗ばんでいる気がするのも気のせいでしょうか?
そんなことを考えているとサディさんの手がゆっくりと私の目の上から離れていきましたが、ああああっ。ごめんなさいごめんなさい。
私の涙でサディさんの手の平が濡れていますっ!
もしかして怒らせてしまったのかとサディさんを見上げると、先程まで楽しそうだったサディさんのお顔が真っ青になっていました。
そしてさっきまで綺麗に整頓されていた大きなお部屋が本とかいろんな物で散乱していて、何故か瓦礫の欠片も転がっていて、更に更に何故か砂煙で視界が曇っています。
そしてそして、私の後ろ、扉の方から冷たい風が流れてくるような・・・?
混乱していた私は引き攣った笑顔のサディさんから目を逸らして、その視線は黒い伏せられたお耳へ。あ、ピルピル震えるお耳が可愛いです。
混乱して思わず現実逃避してしまった私は、そのお耳を指先でそっと摘んで立たせてみたのですが、手を離すとピコンとまた伏せてしまいます。
そんな私の行動も目に入っていないのか、サディさんはずっと扉のある方を見ていたので、覚悟を決めて恐る恐る振り向いてみました。
「・・・ふぇ?」
・・・・・・・・魔王降臨!?
ゴゴゴゴゴ・・・と地響きがしそうなほど赤黒い炎を背後に背負った(ように見える)リクさんが片手の手の平だけをこちらに向けて立っていました。
気のせいかリクさんの手の平からはプスプスと細長い煙が見える気がするのですが、まさかリクさんがドアごと壁を吹き飛ばしたなんてことないですよね・・・?
「・・・サディ。この部屋の魔法結界は甘いんじゃねぇか?」
「ちょっっ!?あのねっ、リク!!君の馬鹿でかい魔力を全力で叩きつければ結界張ってようが何だろうがそんな扉、壁ごと消し飛んじゃうの当たり前でしょ!って、そうじゃなくて!!」
リクさんは怒りの表情のままゆっくりと近づいてくると、今の今まで目が合わなかったのに、ひょいと私をサディさんの腕の中から抱き上げると、そのまま私はリクさんの腕の中におさまりました。
「るう。心配した。・・・っ。泣いていたのか!?」
「っ。あ、あの。わ、わたし。」
苦しそうな表情で眉間の皺を増やしたリクさんは、心配そうに私の顔を覗き込んで目を合わせてくれます。
寂しくて泣いていたなんて伝えるのは恥ずかしくて顔に熱が集まってくるのが分かって目を逸らしてしまいましたが、リクさんは勘違いしたようで、そのお顔は先程の魔王様が再来していました。こ、こわいっっ!!
サディさんはすぐ傍にいたはずなのに、いつの間にか2Mは離れていました。
い、いつの間に・・・?
呆然とするしかなかった私の耳に、天使様のような優しいお声が聞こえてきました。
「・・・おやおや。これはまた派手にやらかしましたねぇ。」
優しいお声の主はいつの間にかサディさんの後ろに立っていました。
リクさんほど背が高いのにスラリとしていて、カイさんより薄い水色の髪はサラリと腰まで流れています。
この世界の特徴の耳としっぽを視線だけで探してみると、しっぽは見当たりませんが耳がとても特徴的で、ちゃんと耳の位置にお魚のヒレのようなものが付いていました。
半魚人とか人魚の耳と言えば想像出来るでしょうか?
女性的な美人さんと表現した方がピンとくる感じですが、そんな素敵なお兄さんが雑音のない透き通るような綺麗な声で言いました。
「長、突然消えたかと思えばよくもまぁ、次から次へと問題を起こしてくれやがりますね。こっちの身にもなりやがれですよ。」
・・・・はい?
今空耳が・・・。
この綺麗なお兄さんのお名前を募集中(えw)
思うままに執筆しているため、行き当たりばったりなのですよ(土下座)