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ちびっこは神様の愛し子。  作者: 瑠璃夢
【第8章】甘味求めておねだり開始。
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キラキラな幸せ。

いつの間にやらPVアクセス28万越え、ブクマ600超えてました(ひー@@

ありがとうございますっ。

頑張りますよっ!




ジルさんが大きなバスケットを持ってくれていますが、軽々と運んでいるところを見ると騎士さんなんだなぁと思いました。




バスケットの中には、ミルク、小麦粉?、黒糖、卵、バター、木の実を粉にしてもらったものが入っております。


果物などはお屋敷にある物を使ったらいいとアドバイスいただいたので、とりあえずはこれくらいでしょうか?




出来上がったものをおすそ分けしてくれるなら、いつでも材料は分けてくれるって言ってもらえたので気持ちもホクホクです♪


『籠』まで荷物を運んでくれたジルさんは、大きな手で頭を撫でてくれました。




「また遊びに来いよ。るうならいつでも歓迎するからな。」


「ありがと、ございます。じるさん、またあいに、きたい、です。」




ニコニコと送り出してくれたジルさんに手を振って、『籠』は動き出しましたが、アルさんは私がミルクをゲットしたあたりから、不思議そうにしていました。




「モーウのミルクなんて……。」


と、ずっと聞こえてくるのですが、アルさんはそんなにミルクが苦手なのでしょうか?




神殿のお屋敷に着くと、リクさんとカイさんがお出迎えしてくれて、アルさんからバスケットを受け取ってくれました。




「はい。これをよろしくお願いしますね。では僕はそろそろ仕事に戻ります。るう、約束、忘れないでくださいね?」


「はい。あるさん。ありがと、ございましたっ。」




約束というのは、私の作ったお料理ができた時に、アルさんにおすそ分けする約束です。


みんなそんなに食べたいのでしょうか?




ミルクも卵も採れたてらしいので、賞味期限も早く見積もってもミルクは1週間、卵だったら2週間はもちますね。




あと2日でお部屋も完成ですから、何を作るかわくわくしながら考えたいと思います。


といっても、おすそ分けする人がたくさんいるので、量産出来るものが好ましいですねっ。




『るうのキッチン部屋』は厨房のおとなりのお部屋をもらったので、コックさんたちの使っている厨房向かいの食料庫は一緒に使わせてもらうことになっていて、リクさんはそこに貰ってきた材料を入れてくれました。




もちろん1番下の棚はぜんぶ空けてくれていて、そこに収納していただいたのですが、1番下の棚なのに私の胸くらいの高さがありました。とほり。




「欲しい素材は手に入ったのか?」


「えと、はい。たぶん、へいき、です。」


「ふふ。楽しみですね。るうの手料理。」




リクさんもカイさんも嬉しそうで、私もとても幸せな気持ちになります。




ふにゃりと笑ったら、一瞬目の端にキラキラとした粒子のようなものが映ったと思ったのですが、そちらに視線を向けても何もありませんでした。


はて?と首を捻っていたら、私をだっこしていたカイさんがふふっと笑います。




「るう。今、幸せだなぁと感じましたね?」


「っ!は、はい。どうして、わかる、ですか?」




もしかして超能力でしょうかっ!?


そんなことを考えていたら、リクさんがククっと喉の奥で笑いました。




「るう幸せだと感じること。それがこの世界の幸せに繋がる。今るうが幸せだと感じた時、神の力が働いた。瞬間的なものだったがるうにも感じたはずだ。」


「きらきら、してたです。いまの、きらきらが?」


「ええ。そうですね。私たちの目には見えませんが、力が働いたのは感じました。難しく考える必要はないのですよ。こうして、普通にるうがしたいことが出来て、その幸せをきちんと受け止めて感じてください。それだけでいいのですよ。」




リクさんとカイさんのお話で、ああ、そういうことなんだと、まだ漠然とですが理解することは出来たと思いました。





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