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ちびっこは神様の愛し子。  作者: 瑠璃夢
【第8章】甘味求めておねだり開始。
38/84

るうのキッチン部屋。

おっとびっくり・・・。

PVアクセス23万越えしてましたΣ【*゜д゜*】

ありがとうございますっ。頑張ります。



なんとか『おままごとセット』の許可をもぎ取って10日経ちました。




お部屋の改装の時と同じようにお屋敷の一角からは、ガガガガーとか、チュイーンとか、いろんな機械の音が聞こえています。




私のお部屋の改装時より時間がかかっているのは、なんとなんと、空き部屋だった一室を丸ごと私の『るうのキッチン部屋』として改装してくれているようです。




なんだか何かのおもちゃセットみたいなお名前ですが、ここまで大掛かりに頑張ってくれているとは思ってもみませんでした。




なんでも床は滑らないように、転んでも痛くないようにクッション性の高い絨毯を敷き、その絨毯は全て縦横30cmの小さな絨毯を床に隙間無く敷き詰めてあって、汚してもそこだけ取り外して洗えるようにしてあるそうです。




そして調理台も全ての角は丸く削られていて、私が転んだりよろけたりしてぶつかっても痛くないように綺麗な彫りの入った分厚いゴムで補強されているのです。




そして色は白とピンクの女の子らしい壁紙と可愛らしい彫刻入りの家具、魔法石で冷えるようにしてある冷蔵庫や、大きなオーブンも、私に反応して手を挟んだり触れるところだけは瞬時に熱が引くように調節されています。




調理器具も、実際の厨房で使われているものを模した3分の1ほどの大きさの、私でも扱えるように軽く軽量化されたものばかりで、何故か泡だて器やフライ返しでお玉、包丁(食材しか切れないように魔法陣が書き込んである)の先っぽには可愛らしいお花の装飾がありました。




そして万が一のため、そこらじゅうに見えない結界を施してあるそうで、私に何かあった時、お屋敷中に鳴り響くような防犯ベルのような働きをする態勢が取られていました。




いくらなんでも過保護だと思います。


ええ、思っていますとも。


ですが、私のためのキッチン、わくわくしないはずがありませんでした。




ちなみにアルさんに連れて行かれたサディさんは、5日ほど前に私に会いに来て、ぷりぷりと怒りながら『次来る時には絶対アルには知らせないで!』と言い、突然私のほっぺにチュウして王都に帰っていきました。




その時のリクさんとカイさんの恐ろしい形相と、『二度とくんなっっ』と言うリクさんの言葉と、『私も呪いの(たぐい)の魔法を覚えた方がいいかもしれませんね』というカイさんの恐ろしい言葉は二度と忘れないと思います。




話が反れてしまいましたが『るうのキッチン部屋』が出来るまでにあと3日はかかるそうなので、私は何を作るか色々悩んでいたのですが、材料がなければお話にならないということで、いろんな材料が揃っていた騎士団に行くことにしました。




もちろんリクさんとナミさんとカイさんの許可は得て、おでこの診察に来てくれていたアルさんに連れて行ってもらうことになりました。




リクさんたちも一緒に行くと言ってましたが、アルさんがにっこり。




『1週間もしなくていい苦労したんです。(うやま)いなさい。』




と言ったことで、アルさんと2人で行くことになったようです。何故。


こんなことを考えていたら、アルさんが迎えに来てくれました。




「おはよう。るう。額の怪我はすっかりよくなったようですね。今日は僕がるうをエスコートしますから、さあ。お手をどうぞー。」


「おはよ、ございます。きょうは、よろしく、です。」




にっこり笑顔でご挨拶して、アルさんと手を繋いでお屋敷を出たら、以前乗った未来的乗り物『籠』がとめてありましたっ。


やっぱり『籠』って感じが似合わない乗り物ですね。





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