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No.1360.青ざめた命
しっとりしたともし火の朱
綺麗な色合いのざらつき
肩と肩触れ合う度
ドクンと脈打つ
アイスコーヒーの砕氷がとけていく
うなだれる指先
じっとみつめても
青ざめた命
そっとふれた悲しみの紅
見知らぬ言葉の戸惑い
目と目が重なる程
ガクンとおちてく
喉が渇いても口つけれない今
しおれてる前髪
じっとみつめても
青ざめた命
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青ざめた命には何が残されているのだろうか?
温度もうしない動く事もないただの命。