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【僕】シリーズ

僕が衝動に堪える理由

作者: 鷹真
掲載日:2014/01/06

僕は、殺したい衝動に堪える。

なんでかって?

だって、我慢して、我慢して、我慢して。

そして、やっと殺せるって、なった時の高揚ったら。

なんでも、我慢した後って、ウマイでしょう?

甘くて。

溶ける。

あの身悶えするような感覚。

あのゾクゾクするような戦慄。

止められない。


知ってた?血って、甘いんだよ。

愛情が、深ければ深い程に。

そして、快楽も凄まじいんだ。

嗚呼。

堪えきれるか、今から心配だよ。


ねぇ?

僕の、つい数分前まで心から愛した人だった君。

君は、最高だったよ?

そりゃ、我慢して、我慢して、三年間ずっと、ずっと見守り続けたんだもの。

君の部屋の隣に引っ越してまでね。

君は、僕に相談までしてくれたね。

僕以外に、君を付け回していた人なんて、なかったのに。

僕は、毎日、腕の中にいる君を殺したくて、殺したくて。

君の首に触れていた指に、どれだけ、力を込めたかった事か。

でもね、君の血はやっぱり、最高に甘いよ。

君の為だったら、もう少し我慢しても良かったんだよ?

君が気付いたりしなければ。


嗚呼。

君程に愛せる人が、出来るだろうか。

嗚呼。

この衝動に堪えなければ。

ツラいなぁ。


ねぇ?

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