あのダンジョンマスターは色々可笑しい
このお話だけでも楽しめる様に書きました。
『うちのダンジョンは色々可笑しいらしい』
Sランク冒険者視点になります。
前作より長いかもってこれいかに。
注意事項
*彼の名前が一切出てきません。
(これでもこの物語の主人公なので暖かく見守りましょう)
*彼はこう見えてSランク冒険者です。
(もう一度言いますが主人公なので残念な目で見ないであげましょう)
*彼は基本気が強いですが、変な所で気弱です。
(警戒心を見せていても多少押してしまいましょう)
*彼は基本野外では魔物皮の服を着ています。
(他の人は竜鱗装甲又は反則鎧と呼んでいます)
*彼の心境にやましい所は一切ありません。
(トラウマをいろいろ思い出すそうなのでそっとしておいてあげましょう)
冒険者になって色々な所へ行く様になると、自然と故郷から足が遠のく。
その人物は三つほど祖国から離れた国から、帰郷の道を急いでいた。
「一体何がどうなってるんだ?」
少し銀がかった青の、竜鱗のある皮鎧を着た細身の青年。
鋭い目つきで大人の色香を感じさせる清淡な顔つきをしていた。
画面越しにこの物語を覗くあなたが、彼の姿を見る事が叶ったらこう思うでしょう。
『うん。悪役にいそうだ』と。
しかし残念ながら彼は、善良な冒険者、世界の人気者です。
その青年は陸竜を走らせて複雑な表情で叫んだ。
「Xランクダンジョンなんて俺が攻略してやる!!!!!!」
そんな彼は世界屈指のSランク冒険者です。
「新しいダンジョンが現れた。それはマルクという町の近くらしい」
俺の故郷の近くに新しいダンジョンが出来たらしい。
「そのダンジョンがXランクに認定されたらしい」
Xランク。それはギルドから出された『攻略不可能』という宣言に等しい。
「そのダンジョンはたった7層しか無いらしい」
7層。通常のEランクダンジョンは最低13層はある。
「そのダンジョンは生還率が9割らしい」
生還率9割。Dランクダンジョンでも8割を下回るのに。
「そのダンジョンはギルドが管理しているらしい」
ギルド管理下。そんなダンジョンは『攻略済み』の物しか無いはずだ。
「敵対者には容赦がなく対者滅殺王と呼ばれているらしい」
敵対者。まるで味方が居るみたいな言い方だな。
「魔物の目撃数が減ったらしい」
……は?増えたんじゃなくてか?
「孤児の数が減ったらしい」
…………それはダンジョンに関係ないだろ。
「ダンジョンマスターが色々可笑しいらしい」
もはや意味がわからん。
「久しぶりです」
「おう。久しいな。お前も潜りに来たのか?」
「ダンジョンが出来るという事は、ここに魔物があふれて来る可能性がある。ここは俺の故郷だ、守ってみせる」
「あぁ、それなら心配しなくていいぞ。むしろ目撃数が減った位だしな」
「?そんな事あるのか?」
「その代わり夜はあのダンジョンの周り魔物だらけらしいから気をつけろよ」
「……あぁ」
「けど……お前ならダンジョンマスターに会えるかもな」
「階層自体はさほど多いと言う訳でも無いんだろ?最終階まで行くつもりだが」
たった7層しか無いと聞いている。
ただでさえランクの高いダンジョンだから平均的に強いのだろうが、同じXランクダンジョンを一人で25層も攻略した事も有るからそんなに苦にはなりそうに無い
「そういうつもりで言った訳じゃない」
「ならどういうつもりだ?」
「お前はあいつの好みに合いそうだ」
「は?どういう事だ」
あいつ?好み?
「それは言わないでおく、言っても無駄だろうが無茶するなよ」
「油断するつもりは無い」
「幸運を祈っといてやる」
そう言って苦笑いする恩人の顔が妙に忘れられなかった。
「あのダンジョンに行くのかお前。あいつには気をつけろよ」
「死なないだろうがあいつには会うなよ」
「まあおまえならあいつがいれば死なんだろ」
「あいつって誰だ」
「「「あの『守護迷宮』の迷宮主だ」」」
それから俺はふざけているともとれる様な契約書にサインをいれた。
~Xランクダンジョン『守護迷宮』を利用するに際して~
限定誓約書類:強制力無し
ギルドで推薦される階層より下に無断で立ち入った場合、ギルドはいかなる保証も致しません。
5階以下はギルドによる救助は一切できません。
これを理解しこれを承諾します。
*重要注意事項
ダンジョンマスターは気まぐれに人を助ける事があります。その際の注意事項です。
ダンジョンマスターに遭遇しても普通に接してあげてください。
ダンジョンマスターを襲ってはいけません。
*場合によりギルドから処罰有り。
助けてもらったらきちんとお礼を言いましょう。
~冒険者ギルド マルク支部 ギルドマスター ジャン・マルク ~
~うちのダンジョンを利用して頂くにあたって~
・不法侵入は犯罪です。
*場合によってはそれ相応の処分をします。
・ダンジョン内において命の保証は一切いたしません。
*自分の命は自分で守りましょう。
・ゴミのポイ捨てはやめましょう。人の家を汚さないでください。
*利用態度があまりにも悪い場合は以後の利用をお断りする場合があります。
・夜は魔物が湧いて危険なので気をつけましょう。近づかない様に。
*人が寝てる時に勝手に死んだ事に文句を言われても困ります。
・”掃除係”および”お手伝い係”を攻撃してはいけません。
*蛍光色の制服と魔物よけの鈴が目印です。
・”掃除係”に回収された落とし物はすべてダンジョンマスターに所有権がうつります。
*貴重品の管理はしっかりしましょう。(買取可)
・俺に攻撃しないでください。
*正当防衛による損害の文句は一切受け付けません。
・子供達に乱暴をしたりしてはいけません。
*大人として節度ある行動をとりましょう。
~ダンジョンマスター ビャクヤ ~
俺はこのダンジョンがギルドによって攻略不可能と判断されたXランクダンジョンである事を思い知る事になる。Xランクダンジョンと言う物を階層が少ないというただそれだけで、他の物より劣ると下調べもせず俺は舐めすぎていたのだ。
確かにこのダンジョンの魔物は総じて強い。特に厄介なのはこのダンジョンの魔物は、ダンジョンの魔物特有の何処かからくりじみた規則的な動きではなく、森に居る野生の魔物の様な変則的な動きをする事だった。さらに第5層に至っては森だった。何故だ、何故地下に森がありに空があり太陽が輝いている!一瞬外に出るタイプの罠にでも引っかかったのかと思ったが振り返った後ろにある上階への階段がここはダンジョンの地下なのだと物語っていた。いや、今までに行ったダンジョンの中でこういう階層が無かった訳ではないのだ。パーティで行って大体20層あたりから、それもこんなに広大な物は一つも無かったが。
これはしょうもない小話だが。このダンジョン、実は実力さえともなえば下の階層へ進む事自体は特に難しくない。未だに誰にも気が付かれていないのが不思議な位なのだが、トラップの類いは入り口すぐの二つしか存在せず(そもそもこのダンジョンそのものが迷宮主のための罠だったりするのだが)、行き止まりもほとんど存在しない。だから歩いていればほぼ確実に下の階層への階段にたどり着く。決定的なのが(誰も気が付いていないので意味は無いのだが)奥へ行くほどに通路が広く、高くなっているのである。(もちろん第5層は森なので例外だが)ということでステータス上のダンジョンレベルは驚くほど低い。
俺は第7層へ到着し、身長の倍はあるモンスターを倒して油断していた。第6層でこの迷宮の真実に気が付いたにも関わらず。
第6層で俺が見たのは、魔物同士が喰らい合う光景だった。ここまで来て俺はやっと気が付いたのだ。このダンジョンに居る魔物は全てダンジョンから湧いたものでは無い野生の魔物だと言う事に。外と同じで目の前の敵を倒したからと一瞬として気を抜いてはならないのだと言う事に。
それでも警戒を怠ったのだ。
狩人が一番油断するのは獲物を刈り取った瞬間だとは良く言ったものだ。
死んだ魔物のはぎ取りを行おうとした時。突如全身を悪寒が巡り、それに従って後ろへ飛び下がる。しかし避けるには少し遅かった。頭に衝撃が走り、左目の視界に血が混じって紅く染まる。その紅い視界の先に現れたのは今までで見た中でも比較的小さな魔物だった。いや、こんな所に居さえしなければ魔物とすら分からなかったかもしれない。一匹の蛇ヘビだった。どくどくと頭からあふれる様に血が流れる。今すぐにでも薬を飲んで治療をしなければならないのだが、その前にはこの魔物を倒さなければならない。頭から血が出ている以上大きく動く訳には行かない。向こうから襲ってくれば良いのだが一向にその気配は無い。むしろ俺が動くのを待つかの様にぎりぎりで剣先が届きそうな所でゆらゆらと揺れていた。これ以上待つ訳にも行かず切り掛かるが避けられた上にその尾で腹を打たれる。吹き飛ばされた体はもう立つ事も出来ず、最後にその目をにらんだ所で記憶は途切れた。
その魔物は『知恵』を持ってしてこの弱肉強食を生き抜き、最下層へ至ったSランクの魔物だった。
暖かな暗闇とまどろみの中で。
もぞりと何かが動いた。
「う……」
薄く目を開ける。何処かから差し込む光が眩しい。
朝なのだろうか?
光源の方を向く。シンプルな白い壁と上質な布で出来てあるだろうかけ布。
それと細やかな装飾が施された木の台。その台に丁重に置かれた一冊の本が目に入った。
ぎゅ
「!?!?」
突然体を何かが締め付けた。
全身をしびれるような感覚が走り、拘束している原因を探れと命令を走らせる。
そしてさっきとは反対の方を向く。
そこに居たのは人。光を返す日焼けの無い健康的な黄色肌。夜闇を切り取ったような細い髪がそよ風に揺れる。警戒心も無く幸せそうに眠る顔。
俺と同じ、白地にさり気ない金の装飾の入った前合わせの薄着を着ている。
すその間からのぞく傷の無い手と、重なる布からのぞく細い足が、俺の体を拘束していた。
それは、大人になりきれていないあどけなさと、愛らしさを残した。
少年。
キングサイズのベットに、見目の良い少年と2人薄い服を着て抱き合っていた。
「う、うわぁぁあああああ!?」
俺は守護迷宮に入ってから一番の恐怖と混乱から悲鳴を上げた。
この悲鳴が異常に高性能な壁によってすべて吸収されたのは非常に幸運だった。
その少年は、俺の悲鳴にびくりと体を揺らすと小さなうめき声をあげながら、うっすら目を開いた。
「起きた?」
「お、おまっ!?」
逃げようとするが突然脇腹と背中を走った激痛に寝台に頭を伏せた。
「ダメだよ動いたら!まだ治りきってないんだから!」
リリン
何処からか鈴の音が鳴る。
「白夜様、起床なされておいでですか?」
低く涼やかな声が響いた。
「うん。入って良いよ」
そして突然寝台の目の前に現れたのは一人の執事だった。
白銀の髪に灰色の目を持った見た目の若い30代前半の男。
「おはようセバス」
そう言って少年は体を起こした。
「おはようございますビャクヤ様、お客様」
優雅に一礼をした彼の所作と服装は上級貴族に仕えるもののそれに見える。
セバスとやらは礼を終えるとこちらを見た。
「ずいぶんな大怪我だったそうですが、大丈夫ですか?」
むしろ、今こうして少年と同じ寝台に寝ている所を他人に見られる方が大丈夫ではない気がする。いや、さっきから俺の頭は混乱しすぎている。
俺の怪我はそれこそ聖薬でも使わなければ生きて行けないほどのものだったはずだ。
しかも内臓が治っていない状況でどうして俺は『生きている』?
俺を襲っていたあの蛇はどうした?
「まだ大丈夫じゃない。特に今日は予定も無いしまた寝るから起こさないでね」
「承知致しました」
「……おい」
「はい」
「ん?何?」
何をするにしてもまずはそれを知らなければならない。
「ここは一体何処だ、お前は誰で俺はどうしてここに居る」
緊迫した場面で俺だけ体を横向けたままなのはしまらないがしょうがない。
「ここはダンジョン『守護迷宮』のマスターハウスで
俺はビャクヤ
あなたは俺が助けたからここに居るんだよ」
「は……?お、お前が、対者滅殺王だと!?」
「何その物騒な名前」
「お前どう見ても12、3の子供にしか見えないんだが」
「この姿、一応基準は15歳だよ」
「お前は人間じゃないのか?」
「<アナライズ>してみたら?俺の種族は魔物種『魔導書の人形』だよ」
ステータス画面を見るとたしかに本人の言った通り書いてあった
「……まるで人間みたいな姿だな」
「著者の記憶の中にある、人間の姿を元にして生まれたみたいだからね」
「俺を襲っていた魔物はどうした」
「殺したよ。転移の邪魔になるといけないし」
少年にしか見えないから到底信じられない事だが、こうしてここに俺が居ると言う事はそういう事なのだろう。
「あの怪我治したのはお前か?」
「うん。まだ完治してないけどね」
執事と話す為に起こしていた体をまた倒して俺の傷口を触らずなぞりながら言った。
「それに関しては礼を言おう。……で、この状況は一体なんだ?」
「と言うと?」
全く心当たり無いけど。と言わんばかりに首を傾げた。
「なぜ俺は透ける手前の薄い服を着せられて同じ寝台に入れられてお前に抱きつかれて居る!」
ただこの状況は無視する訳にもいかなかった。
「君を抱き枕にしたかったから」
ビャクヤは少年らしい、いい笑顔でのたまった。
「っ!?!?!?」
突然花の様に笑う少年の表情が獲物を前にした獣の様な嗤いに変わる。
「人の肌って触り心地すごく良いよね」
低く囁いて優しく俺の頬をなでる。ゾワリと全身に鳥肌が立った。
「すべすべしてて柔らかいし」
その言葉に俺は絶句して声も出せず、口を魚の様にぱくぱくとさせるしか無かった。
「それにこの方が再生魔法の掛かりが良いし」
獣の気配が霧散し元の無邪気な少年の様相にもどって明るく言う。
普通はそっちが理由じゃないのか。そんな突っ込みが心の中から口へと出る事は無かった。
混乱する俺を見てビャクヤはクスクスと笑いながら頭を優しくなでる。
「と言う事だから抱き枕になってくれ」
「ふざけるな!」
あまりの言いようにか今度はきちんと言った。いや、叫んだ。
「俺は悪人じゃないけど善人でもない。神殿に行って金札10枚は堅くないほど他所だと手間のかかる治療を、ただでするつもりは無いぞ」
「う゛、だからと言ってだな……」
重症だとはしっていたが、そこまで俺の財産が傾くほどの物だとは思わなかった。
「良いじゃん。ただ抱き枕になるだけで命が助かるんだから、儲けもんでしょ?」
「あ……ぅ」
たしかにそうなんだが……。
「ね?」
ビャクヤが優しく頭をなでるとなぜか眠気がじわりと頭を犯し始めた。
「…………」
ダメだ、もう何も考えられそうに無い。
「とりあえず今は、おやすみなさい」
人肌の暖かさに包まれると、俺は暖かい暗闇のまどろみへと落ちた。
結局ビャクヤの気が済むまでおれは『抱き枕』にされた。
Xランクダンジョン『守護迷宮』の迷宮主。
魔物であるにも関わらずかなり頻繁に人里へ下り、町の人々と談笑すると言うのんきで平和な気の抜ける生活を送っているらしい。
ある日ギルドマスターと会うことになった彼はこれ幸いと交渉を持ちかけ、相互不可侵条約を結び、酒を飲み合うほど仲良くなったらしい。
それからまあいろいろあってギルド管理のXランクダンジョンとなったらしい。
最近は孤児を雇って冒険者を助ける仕事の手伝いをさせているらしい。
……はぁ。で、ビャクヤは人肌が好きって話になるんだが。
ビャクヤは魔物だから本体では人里に降りれない訳で。
というより魔導書の著者がかの有名な『双黒の賢者』という事で下手に手を出す訳にもいけないほど強いらしく。
とりあえず、本体の都合でビャクヤは人肌の温もりを本能的に求めてしまうらしい。
だから今回の俺の様な死ぬ寸前の重症患者を見つけると自分の部屋へ連れ込み、怪我を直す事を条件に抱き枕になってもらうらしい。
全くの押し売りだが、通常なら死んでいる上に治療費はとても払える様な物ではないので諦めるしか無い。
実力差が激しく抵抗できないししても意味が無いと早々に判明する。
ちなみに女はもう嫌だ、筋肉おじさんは怖いし、年下すぎは常識人としていろいろアウトなので、自分より少し下から30以下に見える青年(俺はこれに当てはまったらしい)を自分の部屋へ連れ込む事にしているらしい。
ちなみに偽善活動として、身寄りの無い孤児を拾って監視員として雇っている。ビャクヤは我慢できなくなって一番年上の子に抱きついてほっぺを突ついていた。諦めた表情でおとなしくなすがままにされていたが、昔は戸惑って抵抗していたらしい。
このダンジョンはビャクヤが何者にも襲われず雨風にさらされない為に作ったダンジョンらしい。
だからマスターハウスは、誰にも分からない場所にあるらしい。
さらに自分の所へ魔物が来ない様に第七層の最奥の部屋に魔物を引きつけるトラップを置いているんだとか。
けど何かの拍子に壁をぶち抜かれるといろいろまずいから、ありとあらゆる防御魔方陣を壁と床と天井全部にかけているらしい。ちなみに聞いたら上級魔術以上のオンパレードだった。
この場所は誰も知らないから通りすぎて行くらしい。
『そんなんじゃ絶対に攻略できるわけないだろ……』思わずそういったら、それで良いんだよと笑われた。
だってこのダンジョンは俺を守る為の壮大な罠、
攻略不可能の『守護迷宮』なのだから。
とあるギルドマスターとSランク冒険者
「……久しぶりです」
「おう。久しいな。ダンジョンはどうだった?」
「知っているんでしょう?」
「あぁ、あいつにあったらしいな」
「どうなるか分かって送ったんだろう!?」
「ふっ…ぐはははは!」
「?」
「その様子だとやっぱり抱き枕の餌食になったんだな!」
「やっぱりだと?」
「あいつはお前に会ったとしか言ってない」
「な!?」
「お前は自分で暴露してまった訳だ……ふははっ」
「……」
「だから言っただろう?『無茶をするな』『幸運を祈っといてやる』ってな」
「そんなのわかるか!」
「だから『いっても無駄だろう』とも言ったんだよ」
「……で、噂のダンジョンマスターはどうだった?」
起きたら一緒にベットの仲で居た。
人間の俺を治療した。
抱き枕になれと要求された。
馬鹿なほど強いと理解させられた。
まぁ……悪い奴ではないらしい。
「あのダンジョンマスターは色々おかしい!!!!!」
ーだからといって色々な意味で無視出来ない。
もしよかったら『うちのダンジョンは色々可笑しいらしい』も見て下さい。
一応ダンジョン経営物を予定して書いたはずがこちらの方がダンジョン説明が多いかもしれないと思い至ったり。
・エピソードカットの中でこの詳しい話を書いてほしいと希望あれば書くかもしれません。
・気が向いたらギルドマスター視点で短編を書くかもしれません。
感想お待ちしております。