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22.同じ関係で

同日アップいたします。

ようやく、いつも通りの日常が戻ってきた灯。

その姿を見て凪は笑顔になる。


“よかった・・。”


「・・・・しばらく、心ここにあらずだったよね?灯・・・。」


「・・・ごめん。心配かけた?」


「心配はね、掛けて欲しいんだよ?灯。

何でも話してよ?遠慮なんてしないでよ?

悩んでいる灯なんか見たくない。」


きっぱりと、断言され驚く灯。


「ごめん・・。」


「謝らないでよ?

謝るくらいなら、相談してよ。・・・灯が話してくれるの、ずーっと待っていたんだよ?

・・・・で。何を悩んでいたの?!」


凪の勢いに圧倒されそうな灯である。


「・・・・・蒼人さんに告白されて。」


顔を真っ赤にしながら、下を向き消えてしまいそうな声でようやく話した灯。

その言葉を聞き漏らすまいと、必死になって聞き耳を立てようやく聞けた言葉。


「それで?

・・・・OKできなかったわけ?」


「・・・そう、そうなんだ・・・。」


「でも、灯って蒼人さんの事が好きだったよね?」


「・・・うん。」


「もったいない。」


盛大な溜息を吐きながら、呟いた凪の言葉に灯が慌てる。


「あっ!!でもね?

付き合いは今までどおりなの。」


「友達という関係は保たれていくってこと?」


「まぁ、そういう事なんだよね?」


「よかった・・・。」


心から安心したような言葉に灯は驚く。


「・・・だってさ、灯の初恋じゃない?実って欲しいんだ。

それに・・・。両思いなのに、恋人になれないなんて寂しいよ。

恋人になるまで、見守っていくつもりだからね。」


その言葉に灯は顔を真っ赤にして、言葉を発するのもできずにいた。


「・・・やだ!灯、固まらないでよ?

灯が素直に蒼人さんの言葉に頷けるようになるまでが、待ち遠しいね☆

早くそんな日がくるといいね。」


「・・・美華さんに言われたよ?

もう少し、私には時間が必要だって。

やっと愛情が分かったばかりなんだからってさ。

素直になれるまで、どのくらい時間がかかるか分からないけれど、それまで蒼人さんは待っていてくれるかな?」


「灯・・・。

大丈夫だって。蒼人さんなら、きっと待っていてくれる。

ううん?必ず待っていてくれる。

蒼人さんの腕の中に飛ぶ込めるときが必ず来るから。」


「ありがとう。凪・・・。」


凪との会話が一段落して、話の話題を変えようと思った頃灯の携帯がメールの着信音を鳴らす。


「あっ!メール・・・。」


そういって、灯はメールの受信ボックスを開ける。

そこのは、今話題に上っていた蒼人の名前が。


『灯ちゃん、こんにちは。

この前は 突然告白してしまい 驚いたでしょ?

驚かせてしまってごめんね。


でも、いつか灯ちゃんがOKの返事をくれると嬉しいよ。


それまでは 今まで通り 大切な友達でいてほしい。



・・・これってわがままだよね』


『蒼人さん、こんにちは。

メールありがとうございます。


こちらこそ、いい返事が出来なくてごめんなさい。

私には、もう少し時間が必要だと思うんです。


すぐに、返事が出来なくてごめんなさい。


でも、それまでは大切な友達として付き合って欲しいと思います。


この前の、ご飯美味しかったです。』


灯が、返信するとまもなく蒼人から返事が届く。


『あかりちゃん、謝りすぎ!(笑)

今度は、どんなご飯を食べようか?

リクエストある?』


『凪に紹介してもらいます。


1人でと食事をすると味気ないけど、蒼人さんと食事をした時にご飯ってこんなに美味しいんだって思いました。

誘ってもらって、嬉しいです。』


メールを打ちながら、灯の心は満たされる。

あんなに、寂しかったのに・・・。

あんなに、悩んでいたのに・・・。

心の中で、クスッと笑う灯。そんな灯を見て凪が微笑む。


「灯・・・。私の存在、完全に忘れてない?

顔、ニヤついているよ?」


そういって、お腹を抱えて笑いだす凪。


「ちょっと!凪!」


「あはは・・・。ごめん、ごめん灯。

でも、そんな顔、灯でもするんだね?

・・・嬉しいってことだよ?」


凪の言葉を聞いて、改めて表情を引き締める灯。


「今さらだよ?遅いよ。

でも、新鮮だよ?灯・・・。

そういう灯をずっと見ていたい。

早く素直になって。

楽しい時は嬉しい顔、寂しい時は寂しい顔。

それが当たり前なんだよ?

そんな当たり前のことが素直に出せる灯になってほしい。

私は、灯の親友なんだから一番にそんな灯を見ていきたい。」


「・・・・ありがとう。」


「・・・だからね、どんなことでも話して欲しいの。」


ようやく、凪の言葉に素直に頷けた灯である。





しばらく、休止していたために同日アップいたしました。



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