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孤独の魔女と独りの少女【書籍版!8月29日発売中!】  作者: 徒然ナルモ
十八章 ナリア・ザ・ハード 〜サイディリアルより愛をこめて〜
736/835

十八章時点・キャラ紹介

保有総魔力・体内に保有する魔力の総量、魔術師としての実力に直結しやすい

魔力放出力・魔力を噴出し出力する能力の高さ、魔術の威力に直結しやすい

魔力精密度・魔力を精密に動かす能力、高い程魔術師としての技量が高くなる

魔力持久力・魔力的なスタミナ、継続して魔術を使用し続ける能力


近接戦能力・近接戦の実力の高さ、剣を使っても魔術を使っても目の前で戦えば近接

肉体精密度・身体的な精密度の高さ、戦闘だけでなく手先の器用さなど技量も測定対象

肉体持久力・肉体的なスタミナ、継続して運動をし続ける能力

知識量・物を知っているか、それを処理できるかの能力、頭の良さと言い換えた方が速い



能力値ランク

G〜Sまで存在し、高ければ高いほど良いものとされ、S以上は人の領域を超えているとされる、測定不能は他の追随を許さず比較になる相手がいない為計測が不可能な状態。

同じランクでもピンからキリまで存在し 同一ランクは互角というわけではない、ランクが一つ上に上がると完全にその能力は上位となる。

またそのランクの収まらないが次のランクには及ばない段階には+が付けられます。




十八章のネタバレをある程度含みます、また身長体重年齢は十六章終了時点のもの。

また、前回紹介し、かつ変化がないものは省きます。


名前・ エリス

性別・女

身体・身長158 体重60

年齢・23

異名・孤独の魔女の弟子 流浪の暁風

好きな食べ物・師匠と食べるご飯 友達と食べる料理

嫌いな食べ物・トロトロしたもの

得意分野

事象の記憶、サバイバル、悪い奴を黙らせる(一生)

苦手分野

ギャンブル、絵を描く事、悪を見過ごす事

趣味

旅をする事、まだ見ぬ景色を見て知らない事を体験するのが好き。

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・S

魔力精密度・A 魔力持久力・C

近接戦能力・A 肉体精密度・B

肉体持久力・A 知識量・A

総合能力値・73000

備考

長きに渡る戦いの末遂にステュクスと和解したお姉ちゃん。今回フォルティトゥド家のお家騒動に巻き込まれたり兄妹騒動に巻き込まれたり家族関連の話に巻き込まれていた為彼女なりに家族と言う存在と向き合う機会に恵まれた。その結果がステュクスとの和解であり…ラグナへの求婚である。


また、一時的にステュクスとの連携により夢世界限定の形態『エリス・プロタゴニスト』に進化する。がしかしこれはあくまで夢の世界限定の力であり尚且つステュクスが居て成り立つ物であり普段使いは不可能。ただし出力だけなら魔女級にまで跳ね上がっており今まで見せてきた複数の携帯の中で間違いなく最強の部類。


名前・ ラグナ・アルクカース

性別・男

身体・身長173 体重85

年齢・25

異名・争乱の魔女の弟子 戦王

好きな食べ物・肉 にんにく エリス シチュー

嫌いな食べ物・無し

魔力覚醒・『拳神一如之極意』

得意分野

戦略考案、戦闘指揮、食べる事

苦手分野

推理、食べ物を残す事

趣味

基本的に休日は全て修行に費やしている為エリス同様トレーニングが趣味。

一応鷹狩りや魔獣の追い回しなどもたまにやる。

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・D

魔力精密度・ 魔力持久力・A

近接戦能力・A+ 肉体精密度・A

肉体持久力・A+ 知識量・B

総合能力値・79000

備考

今回は大冒険祭にかかり切りで大変だった人。その割に本人はあんまり活躍の機会に恵まれなかったと若干気にしている。

ファルファレルロとの戦いの最中に第三段階の扉を限定的に開き危うく夢の世界を壊しかける。その力は極・魔力覚醒とはまた別のベクトルの物でありトラヴィスの語った正答に近づきつつある証拠である。ただし本人がその自覚を全く持っていないため未だ新たな領域は遠い。

家族と言う存在を再認識したエリスより求婚され、それを受けることで晴れて長年の恋心が実った。ある意味幸せの絶頂にある。




名前・ メルクリウス・ヒュドラルギュルム

性別・女

身体・身長176 体重63

年齢・28

異名・栄光の魔女の弟子 同盟首長

好きな食べ物・シチュー パン

嫌いな食べ物・落ち着かない料理

魔力覚醒『マグナ・ト・アリストン』

得意分野

推理、人々の笑顔を守る、経営

苦手分野

片付け、悪を見過ごす、人心掌握

趣味

読書、責務から解放された今は買いためていた本を消費しまくっている。

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・A

魔力精密度・A 魔力持久力・A

近接戦能力・B 肉体精密度・A

肉体持久力・A+ 知識量・A

総合能力値・69000

備考

来年から大冒険祭への出資はしないことを決意した人。実は終始アルタミラの事を疑っており彼女の言動に最も注視していた。

夢の世界ではアリキーノと戦いぬいぐるみに変えられ危うくバラバラにされかけるが、デティの援護によりなんとか窮地を脱し一撃でアリキーノを消し去ることに成功する。アリキーノも盟主級の力を持つものの最早弟子が二人でかかれば盟主級くらいならこの程度である。


名前・ アマルト・アリスタルコス

性別・男

身体・身長177 体重73

年齢・26

異名・探求の魔女の弟子 小学園理事長

好きな食べ物・ボロネーゼ

嫌いな食べ物・あからさまに手の抜かれた料理

得意分野

料理、勉強、家事全般

苦手分野

気を使う事、気を使われる事、嘘を吐く女

趣味

基本料理が趣味、飽くまで自分の料理は趣味なのでプロではないというのが彼の理屈。

能力値

保有総魔力・C 魔力放出力・C

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・B 肉体精密度・A

肉体持久力・B 知識量・C

総合能力値・42000(変身によって可変)

備考

実は今何気に一番焦っている人。ナリアが覚醒し本格的に覚醒していないのは自分だけ、やはり自分だけ置いていかれるのではと気にしており結構焦っている。がしかしそれはそれとして今までナリアが頑張っていたことは知っているので嫉妬とか嫉みとかはしない。所詮自分の努力が足りないだけと割り切っている。


夢の世界では無限増殖するスカルミリオーネと戦い彼女を感動により滅している。普段は行わないが芸術性に特化した『美食』もまた作る事が出来る、そしてその腕前は超一流の芸術家であるスカルミリオーネさえも圧倒するほどであり、ある意味ナリアに匹敵する美的センスを持っていたりする。


名前・ サトゥルナリア・ルシエンテス

性別・男

身体・身長160 体重55

年齢・20

異名・閃光の魔女の弟子 世界のスーパースター

好きな食べ物・グレープエード

嫌いな食べ物・辛い物

魔力覚醒『ラ・マハ・デスヌーダ/ラ・マハ・ヴェスティーダ』

得意分野

演技、歌唱、段取り決め

苦手分野

喧嘩、料理、演劇をバカにされる事

趣味

芸術鑑賞、絵画や彫刻を見るのが好きであり歴史ある品を見ると思わず目を輝かせる。

演劇は好きだがあれは趣味ではなく仕事と割り切っている。

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・B

魔力精密度・C 魔力持久力・A

近接戦能力・B 肉体精密度・B

肉体持久力・C 知識量・B

総合能力値・55000

備考

究極の美を追い求め、求道の末答えを見つけた美の探求者。アルタミラとの出会いやストゥルティ達との共闘により一人の人間として一回り大きくなった。魔術師としては当然、芸術家としても更に進化しており世界最高の役者であるエフェリーネと若くして並んでおり、此度のエイト・ソーサラー選考会にも無事合格、魔女レグルスの座を射止めエリス姫役六年目も確約され名実共に最後の女優に成り上がった。


ルビカンテとの戦いで己と向き合い、己のあり方を見定め、その上で芸術的センスで覚醒したルビカンテに対抗し自らの美的センスを魔術に適用する事で強引に覚醒を果たす。

概念抽出型魔力覚醒『ラ・マハ・デスヌーダ/ラ・マハ・ヴェスティーダ』。本来一つの力をしか持たない筈の覚醒でありながら二つの顔を持つ異色の魔力覚醒。


体外に魔力を放出する『ラ・マハ・デスヌーダ』状態では千人役者・莫逆のコロスが使える。自身と全く同じ能力と本物を遥かに凌駕する耐久力を持った分身を一気に千体生み出す大技であり、生み出された分身にはサトゥルナリアが演じられる役を設定として付与が出来、分身の能力も変更出来る。


そして体外に放出した魔力を一気に吸収する『ラ・マハ・ヴェスティーダ』では天涯のモノローグという自己強化状態に入る事が出来る。千人分の己の魔力を一度に集約するため本人の魔力を一気に千倍にも増幅が可能であり、覚醒したエリスやラグナに匹敵する力を扱う事が出来る。


役者として、魔術師として、昇華を始め戦い方も確立した彼はかつてアルカナと戦いナリア達を守ったエリスとナリアは、当時守る側と守られる側だった。されどアルタミラの自由と夢の世界に囚われた全ての人たちと戦う決断をした彼は今ようやく守る側に立つ事が出来た。

つまり、かつてエリスが立っていた地位に自らも立ち。本当の意味で他の弟子達と対等になれたとも言える。


強くなったが、覚醒したが、彼は歩みを止めない。寝床に飾られている『花畑を前に微笑む自分の絵』に彼は毎夜自らの冒険譚を語り続けるために…自らに託して消えていった者達に恥じないために、彼は歩みを止めるわけにはいかない。


名前・ ネレイド・イストミア

性別・女

身体・身長270 体重240

年齢・27

異名・夢見の魔女の弟子、闘神将

好きな食べ物・お肉

嫌いな食べ物・レモン

魔力覚醒『虚構神言・闘神顕現』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・A

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・A+ 肉体精密度・A+

肉体持久力・A+ 知識量・B

総合能力値・65000

備考

口には出してなかったがみんなで大冒険祭に参加する事を一番楽しんでいた人。何やら色々不穏なことはあったがまぁそれも良しと割り切っていた。

夢の世界ではアマルトとスカルミリオーネと戦い、その際極・魔力覚醒を限定的ながら解放することに成功する。だが同時に暴走も引き起こしてしまいちょっと反省。まだ極・魔力覚醒を行うには何かが足りないようでまだまだ精進しなければならないと再認識する。


名前・ デティフローア・クリサンセマム

性別・女

身体・身長105 体重35

魔力覚醒時・身長182 体重35

年齢・23

異名・友愛の魔女の弟子 魔術導皇

好きな食べ物・甘いお菓子 デティスペシャル

嫌いな食べ物・野菜 苦いやつ

得意分野

魔術学、魔術、治癒魔術

魔力覚醒『デティフローア=ガルドラボーク』

苦手分野

肉体労働、身長をいじられる事

趣味

お菓子を食べる事、甘いお菓子は大好き、塩辛いのも好き。

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・A

魔力精密度・A 魔力持久力・S

近接戦能力・G 肉体精密度・D

肉体持久力・B 知識量・B

総合能力値・13000?

能力値(覚醒時は保有総魔力と他能力値がリンクする)

保有総魔力・S 魔力放出力・S

魔力精密度・S 魔力持久力・S

近接戦能力・S 肉体精密度・S

肉体持久力・S 知識量・S

総合能力値・99999

備考

しょっちゅうエリスちゃんが無茶しまくるので毎回冷や汗をかいている人。前回の冒険により魔力覚醒の使用を解禁したため瞬く間に一線級に躍り出た。単独でも強いが他の仲間達との合体技の結合剤のような働きも出来るため今現在一番頼りになる戦力でもある。

本気を出せば第二段階最強クラスではあるもののそれ以上を行くバシレウスには敵わず地下での戦いでは重傷を負わされる。文字通り出し惜しみなく全てを使ったがそれでもバシレウスには敵わなかったため自らの力は大きすぎるという認識を改める。世の中もっと強いやつはたくさんいるんだなぁと。


夢の世界ではアリキーノと戦いぬいぐるみを変えられるものの得意のレスバ力で粉砕する。魔女の弟子達が全員で討論や口喧嘩を行った場合最強は彼女である。


名前・ ヴァラヌス

性別・男

身体・身長190 体重95

年齢・36

異名・紅蓮討龍

好きな食べ物・スパイシーステーキ

嫌いな食べ物・ブドウ

魔力覚醒『大紅蓮討龍幕』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・C

魔力精密度・D 魔力持久力・C

近接戦能力・B 肉体精密度・C

肉体持久力・B 知識量・B

総合能力値・23000

備考

大クラン『赤龍の顎門』のクランマスターにしてストゥルティのライバル。ドラゴン系の魔獣討伐の専門家でありマレウスでの龍討伐最多記録を保持している。

大冒険祭にも四回連続で参加しており過去三回ストゥルティ達に敗れた生粋の銀メダリストでもありストゥルティに対して苛烈な敵対心を抱いている。だが同時に自分ではどうひっくり返ってもストゥルティには勝てないと諦めている部分もある。


魔力覚醒は属性同一型覚醒『大紅蓮討龍幕』。周辺の温度を急激に上昇させ近づいた物体を発火させる。これを使い自分の背後に配置した銃撃隊の掃射を全て炎の弾丸に変え相手を狙い撃ちにする得意の戦法を持つ。


大冒険祭では一回戦でエリス達と戦い分断されたステュクス相手に優位に立ち振る舞うがエリスの到来により戦況が破綻、エリスが相手では手も足も出ず一方的な殴られた敗北する。その後夢の世界にてナリアに手を貸し夢の世界崩壊までの間第一階層にて無限に到来する色鬼を相手に持ち堪えルビカンテ撃破の影の功労者を演じる。


実は既婚者で二児の父。最近子供達がお父さんみたいな冒険者になりたいと言い出し止めるべきか応援するべきか悩んでいる。本音を言えば冒険者になんかなってほしくない。


名前・ ネコロア・レオミノル

性別・女

身体・身長150 体重50

年齢・御法度にゃ!(54歳)

異名・猫神天然

好きな食べ物・ウォッカ

嫌いな食べ物・生魚

魔力覚醒・『六壬天符・九天玄女ニャンニャン』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・A

魔力精密度・B 魔力持久力・A

近接戦能力・B 肉体精密度・B

肉体持久力・C 知識量・A

総合能力値・65000

備考

北辰烈技會の臨時代表にして実働部隊の本部長。元々は大型クラン『キャットハウス』のクランマスターだったが北辰烈技會の急激な成長を見て一瞬で白旗を振り傘下に入ることになった。エリスの勧誘に失敗したところを周りの冒険者に見られネコロアの衰退を噂されクラン自体が弱っていたのもあるが…それ以上に強力な敵との直接対決を嫌う所があり、北辰烈技會とぶつかる前に早々に降伏したと見られる。


上記の件もありエリスを恨んでおり大冒険祭でエリスをぶっ潰すつもりで戦うも本人は戦闘に一切参加せずあっちこっちに逃げ回る、またストゥルティのようなスタンドプレーもエリス達のような突飛なこともしないため競技でも若干遅れをとっていた。それでも痛い目に遭うよりはいいと楽観視しておりそれが部下達の不信を招いていた。


実はこんな奴だが実力だけで言えば冒険者協会トップクラスであり確実に五本の指に入る実力者。魔術師としての腕前も三位であり上にはバシレウスとケイトしかいないと言う実質一位みたいなもん。直接対決が嫌いなだけで弱いことはなく寧ろ協会でも数少ないストゥルティとタイマンが出来る冒険者である。


第三戦で好き勝手するエリスとストゥルティに遂にブチ切れて魔力覚醒『六壬天符・九天玄女ニャンニャン』を解放。概念抽出型の覚醒らしく魔力に『弾力』の概念を付与し相手の攻撃を弾くことを得意とする。

夢の世界では妹の救出にかかり切りで動けないストゥルティに代わりナリアを守り続ける。最後には魔力切れを起こしながらもロムルスを徒手空拳でボコボコにし戦況打破まで時間稼ぎを行い、その後はスタミナ&魔力切れを起こしずっとサボってた。


影ではガンダーマンが会長を引退した後は現行の最高幹部を押し退け彼女が次期会長に推薦されるのではないかと噂されている。


名前・ ストゥルティ・フールマン

本名・レムス・フォルティトゥド

性別・男

身体・身長195 体重99

年齢・29

異名・絶禍天神 冒険者協会最低最強の男

好きな食べ物・チョリソー

嫌いな食べ物・ゼリー

魔力覚醒『金剛光輝麟鳳亀龍』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・A

魔力精密度・B 魔力持久力・C

近接戦能力・A 肉体精密度・B

肉体持久力・A 知識量・B

総合能力値・78000

備考

マレウスに於いて最強格の力を持つ四人の実力者のうちの一人、エクスヴォートとマクスウェルとオケアノスに並び称されるだけの実力を持ち冒険者協会を王国でも御しきれない一大戦力であるとマレウスに評価させる最大の要因。

勝つためなら手段を選ばず自分が得をするためならなんだってする事でも有名であり、時に街中に魔獣を誘き寄せそこで戦闘を行ったり民家に爆弾を仕掛け魔獣ごと爆殺したり、なんなら気に食わない依頼人に向け魔獣を嗾けたこともある。概ね世間の評価は『強いクズ』であり本人もそこは否定していない。


戦闘時には魔法と鎌を組み合わせ放つ大火力を相手に叩きつけるパワーファイトを得意とする……と見せかけ不意打ち騙し討ち上等であり、殴り合うと言いながら相手が応じた瞬間銃を抜き、魔獣の素材を用いて相手の隙を作り出したりなど兎に角せこい戦い方をする。

ただ、そのせこい戦法が通じないと理解すると普通に真っ向勝負を仕掛けてくるし、その真っ向勝負が洒落にならない強さなのでどの道最強の冒険者でいることに変わりはない。

魔力覚醒は属性同一型の『金剛光輝麟鳳亀龍』、灰と同化する覚醒でありながら炭素を操り肉体をダイヤモンド並みに硬化せる防御超特化型覚醒であり生半可な攻撃は全て弾く。


ロムルス・フォルティトゥドにより勘当されており、その際かつての名を捨て一族への当てつけと自戒を込めてストゥルティ・フールマンを名乗るようになる。本名はレムス・フォルティトゥド。

妹であるハルモニアを守る為ロムルスに対して戦いを挑むも逆にハルモニアを人質に取られ敗北、勘当後名前を捨て冒険者になりロムルスと戦うための戦力を整え始める。


伝説の冒険者アレス・フォルティトゥドの血を継ぐだけありそのカリスマ性により瞬くに自らのクラン『リーベルタース』を巨大化させ、二回連続で大冒険祭を連覇すると言う偉業を成し遂げている。


名前・ ハルモニア・フォルティトゥド

性別・女

身体・身長175 体重50

年齢・20

異名・特に無し

好きな食べ物・ソーセージ

嫌いな食べ物・プリン

能力値

保有総魔力・C 魔力放出力・C

魔力精密度・D 魔力持久力・D

近接戦能力・B 肉体精密度・A

肉体持久力・B 知識量・C

総合能力値・19000

備考

老齢のアレス・フォルティトゥドの世話をする孫娘、またアレスの下で修練を積んでいたステュクスの修行相手をしていた人物。少し世間知らずでズレた部分がある物の祖母を愛する気持ちは本物である。

魔力覚醒や魔法などは習得していないものの剣術の技量はヴェルトすら賞賛するレベルの物であり、実力ではなく技量だけで言えば今もステュクスよりも上である。


行き違いとは言えストゥルティと激しい喧嘩をしており彼を自分を置いていった存在として恨んでいた。ロムルスの暴走に巻き込まれルビカンテに夢の世界に取り込まれ色鬼に変えられストゥルティと戦わされるがステュクスとナリアの尽力によりなんとか正気を取り戻し、ストゥルティとも和解。その後はロムルスぶっ殺しカーニバルに参加し夢の世界が崩壊するまで今までの鬱憤晴らしをしていた。


その後ロムルスがいなくなったことによりフォルティトゥドの呪縛から解き放たれある程度自由に生きることができるようになり、今はアレスの家とストゥルティの家を行ったり来たりしながら暮らしている。

ロムルスがいなくなった為結婚する必要がなくなった為ステュクスと結婚する話もなくなったが、もしどうしても結婚するならステュクス以外あり得ないとも思っていた。


名前・ ロムルス・フォルティトゥド

性別・男

身体・身長160 体重60

年齢・29

異名・マレウス副将軍

好きな食べ物・ヨーグルト

嫌いな食べ物・ウインナー

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・A

魔力精密度・C 魔力持久力・C

近接戦能力・B+ 肉体精密度・B

肉体持久力・B 知識量・G

総合能力値・62000

備考

マレウス王国軍副将軍にしてフォルティトゥド家次期当主。マレウス王国軍内部に存在するフォルティトゥド派閥を纏める人物でもある。高い戦闘能力と一切容赦をしない性格故に家族にもそれ以外にも恐れられていた人物。


父の過ちにより生まれたと言う過去を持ち、屈折した幼少期を過ごした結果女性に対して強い憎悪と恋愛に対して捻じ曲がった感覚を持つ。それ故にストゥルティ(レムス)に対して恋愛感情を抱きながらも虐げ彼を追放してしまう。その後自分は幸せになれないと嘆き家族全員を不幸にするために動き出す。


計画の邪魔をしたステュクスに対して仕返しをする為ナリアを夜道で襲うがそれがルビカンテの覚醒を招き、一夜でフォルティトゥド家全員が夢の世界に取り込まれる原因となる。その後夢の世界で感情の悪魔と一体化し狂愛のロムルスとなってナリアの前に立ち塞がる。


感情の悪魔になったことで凄まじい力を得るがそれでもストゥルティには敵わず、妹を救出し戦線に復帰したストゥルティによりボコボコにされる。その後夢の世界の崩壊と共に感情の悪魔ごと肉体が消滅し死亡する。

彼がいなくなったことによりフォルティトゥド家の呪縛も消え、不幸になっていた一族も家族の絆を取り戻し始めた。


一応マクスウェルとは上司部下の関係ではあるが共にお互い腹の中を晒していない、だが職場での関係はそれなりに良好だったらしく喧嘩している場面は見たことがないと言われている。


名前・ アルタミラ・ベアトリーチェ

性別・女

身体・身長170 体重65

年齢・32

異名・協会所属描画師

魔力覚醒・『La Divina Commedia』

好きな食べ物・グラタン

嫌いな食べ物・ザワークラウト

能力値

無し

備考

協会所属の描画師。魔獣や地図の絵を描き冒険者に売ることを生業にしていた、画家としての腕前は非常に高くナリアでさえ感嘆の言葉を漏らすほど凄まじい物。しかし何処か悲観的で感情を表に出さないようにしている。


実は心の中に無数の感情の悪魔が住んでおり、ルビカンテ達を内側に押さえ込んでいた。ルビカンテの事を強く恐れており彼女に人を傷つけさせない為人を寄せ付けず感情を出さないよう努めていた。しかし彼女を救う為奮起したサトゥルナリアにより反対の感情で対抗されルビカンテ達の力を削ぐことに成功する。

しかしそれもロムルスにより破綻させられ、アルタミラは街の人間ごと夢の世界に囚われることになる。


過去に熱心な両親と野心家な先生により幼少期の芸術性を潰されて、自らの作品を破壊された怒りによって狂気が発症。ひたすらに芸術を求め続けた渇望に狂気が宿りルビカンテが生まれ彼女の体は長きにわたって支配されることとなる。

実は本物のアルタミラ・ベアトリーチェではなく飽くまで本物と同じ名前をルビカンテから貰っただけの存在で、彼女もまた本来は感情の悪魔だった。

満足の悪魔でありルビカンテに唯一対抗し得る存在であったがそれ故に長く封印され続けてきた。しかし更なる飛躍を渇望したルビカンテにより自我を与えられ自分をアルタミラと思い込み動き出すことになる。最後は自分の正体に気がつき、ルビカンテを倒し得る唯一刃となり散ることとなる。

短く儚い生であったが、それを彩ったサトゥルナリアに感謝と激励の言葉を残した彼女は、サトゥルナリアが生き続ける限りなかったことにはならないだろう。



サトゥルナリアは夢の世界の時点でこのアルタミラが本物のアルタミラではない可能性に気がついていた。その理由はアルタミラの過去の話を聞いた時、過去のアルタミラと今のアルタミラの行動理念などがあまりにかけ離れ別人レベルで変化している為、もしかしたらこのアルタミラさんは名前を借りただけの存在なのかもしれないと推察していた。


本物のアルタミラはルビカンテが覚醒してから暫くして肉体の負荷に耐えきれず死亡している。意志を持った覚醒であるルビカンテが常に動いていると言うことは常時覚醒しているような物で、肉体面が脆弱なまま覚醒してしまったアルタミラはそれに耐えられなかった。既に肉体は朽ちており今の肉体は魔力と魔術で生み出した絵の具を代用で肉の代わりにして作り出した物である。


アルタミラは肉体的な死を迎えた、肉体は朽ちて消えた。生存とは即ち肉体の中に魂がある事を指す、ならばアルタミラは死んだのだろう…だが肉体は消えたが魂は何処に行ったのか?





名前・ スカルミリオーネ・アルバストゥル

性別・女

身体・身長170 体重65

年齢・32

異名・悲しみの青

魔力覚醒・『La Divina Commedia』

好きな食べ物・ワサビ(泣けるから)

嫌いな食べ物・玉ねぎ(泣けるから)

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・B

魔力精密度・G 魔力持久力・A

近接戦能力・A 肉体精密度・

肉体持久力・S 知識量・D

総合能力値・70000

備考

アルタミラ・ベアトリーチェの悲しみが自我を持った悲しみの悪魔。常に泣き崩れており青い絵の具を涙として流す女、全ての事象に悲しみを覚え常に泣いており会話は成立しない。幹部が存在しない『至上の喜劇』マーレボルジュにおいて幹部的な存在であり盟主ルビカンテでもある特異な存在。普段はルビカンテと肉体の主導権を分け合い現実世界で活動し画家として活動している。肉体がなくとも顕現できるがその場合の寿命は一週間となる。夢の世界ではそのデメリットが存在しない。


自身を無限に増殖させる力を持ち、悲しめば悲しむほど一度に増やせる数が増し増殖に限界は無く放っておくと手のつけられない程の数に膨らむ。増殖体は非常に脆く軽く攻撃すれば消えるが一体二体消しても意味がない数で迫ってくる為どの道撃破は難しい。脆いには脆いがそれ以外の身体能力はスカルミリオーネと同じな為囲まれるとズタズタに引き裂かれる。


また攻撃を加えても悲しみがある限り無限に立ち上がる力も備えており、その悲しみを感動で中和する以外に倒すのはかなり難しい。悲しみの反対が感動だとわかっていれば対応策もあるがそれが何も分からない状態で戦えばまず間違いなく勝ち目がない初見殺し的存在。と言うか感情の悪魔自体がそう言う存在でもある為マーレボルジュはある意味初見殺し集団でもある。



アルタミラ・ベアトリーチェの悲しみである彼女の根源は『他者犠牲無くして脚光を浴びられないエトワール芸術界に対する悲しみ』。無限に増える己は他の芸術家の象徴であり、天才である自らが存在する限り自分と同じような存在は増え続けるし、そう言う存在は脆くも消え去っていくと言うある種の諦念が形になった物。


名前・ ファルファレルロ・アマリージョ

性別・女

身体・身長170 体重65

年齢・32

異名・喜びの黄色

好きな食べ物・砂糖

嫌いな食べ物・塩

魔力覚醒・『La Divina Commedia』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・D

魔力精密度・D 魔力持久力・D

近接戦能力・A 肉体精密度・A

肉体持久力・S 知識量・D

総合能力値・70000

備考

アルタミラ・ベアトリーチェの喜びが自我を持った感情の悪魔。他者を傷つける事に対して喜びを感じるシャーデンフロイデの権化であり他人を進んで傷つける事になんの躊躇いも抱かない。マーレボルジュの幹部に当たる人物でありながら盟主そのものでもある為実力はルビカンテと同等、盟主級が複数人で跋扈するマーレボルジュはある意味戦力面で言えば最強の組織かもしれない。


自らの体を変質させる力を持ち、手を刃に変えたり腕を増やしたり肉体の範疇なら何処まででも変化させられる。ファルファレルロの喜びの形によって戦闘の形態が変化する。

また相手の喜びを吸収して力に変える独自の力を持っており、彼女との戦いに喜びを感じる人間が相手をすると戦いが終わらなくなる。


喜びが空間に存在する限りいくら倒しても立ち上がる。ファルファレルロは自力で喜びを生み出せる為基本的にそのままでは倒せない、彼女を倒すには彼女、あるいはアルタミラが大切に思う物を破壊する必要があり、失うことの後悔を感じさせなければ喜びは潰えない。作中ではアルタミラの記憶の中で戦えたからいい物の戦場が何もない平場だった場合基本倒す手段は存在しない。



アルタミラ・ベアトリーチェの喜びである彼女の根源は『他者を蹴落とし勝利した事を褒められた喜び』である。父と母から大きなコンクールで選ばれ勝つ事こそが喜びと教えられた彼女にとって喜びとは他者を蹴落とす事であり、それが他者を傷つける物に変質したのが彼女。また喜びという生命の最たる本能たる彼女の力は最も八元体に────。



名前・ アリキーノ・キジャニビチ

性別・女

身体・身長110 体重30

年齢・32

異名・楽しみの緑

好きな食べ物・お子様ランチ

嫌いな食べ物・ピーマン

魔力覚醒・『La Divina Commedia』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・B

魔力精密度・A 魔力持久力・A

近接戦能力・E 肉体精密度・D

肉体持久力・S 知識量・D

総合能力値・70000

備考

アルタミラ・ベアトリーチェの楽しさが自我を持った感情の悪魔、マーレボルジュの幹部に当たる存在であり感情の悪魔達の中で最も強いと言われる喜怒哀楽の一人。悪魔達の中で最も幼稚であり一人だけ子供の姿をしている。


相手を玩具にしたり玩具型の眷属を操る力を持つ。彼女の意思に従う殺人玩具を使い暴れ回るが当人の戦闘能力そのものは低い典型的な他人に戦わせて自分は戦わないタイプ。だが夢の世界限定で相手をおもちゃに変える力も持つ。玩具に変えられると流石に誰も彼女に勝てなくなる。


相手を玩具に変え相対的に無敵の強さになる力を持っており、玩具に変えられた場合元に戻るには玩具の状態でアリキーノを上回るしかない、ただそれも現実的ではない為基本はアリキーノが苦手とする『現実を直視させる』をする必要がある。解決法が分かれば最も倒し方が容易な悪魔ではあるが玩具に変えた相手をアリキーノはかなり無遠慮に殺そうとする為危険は危険。


アルタミラ・ベアトリーチェの楽しさたる彼女の根源は『幼少期の記憶』。それ以外に楽しいと思える物が無く、大人になるに連れて楽しく感じる物が薄れて行ったが故に楽しさの権化である彼女だけが育つ事なく子供のままだった。


名前・ マラコーダ・ネーロ

性別・女

身体・身長170 体重65

年齢・32

異名・怒りの黒

好きな食べ物・憤懣

嫌いな食べ物・やる方無し

魔力覚醒・『La Divina Commedia』

能力値

保有総魔力・測定不能 魔力放出力・測定不能

魔力精密度・測定不能 魔力持久力・測定不能

近接戦能力・測定不能 肉体精密度・測定不能

肉体持久力・S 知識量・D

総合能力値・70000〜1380000000(現行世界の限界点)

備考

アルタミラ・ベアトリーチェの怒りが自我を持った存在であり、マーレボルジュの幹部に当たる感情の悪魔。感情の悪魔達の中で最強を名乗っておりその強さはルビカンテすら上回る。口癖は『憤懣やる方無し』、その辺の小石にもイラつく短気な女。


感情の悪魔達の中で最強を名乗るだけあり純粋な戦闘能力はマーレボルジュ中ダントツであり口から怒りを具現化させた炎を吐く。

感情による身体能力強化という力は他の悪魔同様だが、マラコーダだけはその力の上昇に際限がないという特徴がある。怒れば怒るほどに強くなる、夢の世界では更に限界が消え失せ無限に強くなり続ける。

無限とは言うが実は真の限界点は存在する、総合能力値の数値が138億に届くとそれ以上の強化はされなくなる、力が増してもそれ以上は実力に反映されない状態に入る。そもそもここまで育つにはかなりの怒りを要する為飽くまで理論上の話であり現実的にはここまでは育たない。飽くまでここが世界の強さの天井でありマラコーダの限界もそこであるというだけ。


怒りにより体が急速で成長する為ダメージを与えても倒れない。ゲーム風に説明すると常時レベルアップを繰り返し体力の絶対数が増える為HPバーが微動だにしない状態。倒すには怒りを乗り越えるだけの勇気を持つ必要があるがそれだけでは倒せず放っておくと一時間程で魔女レベルに強くなる。



アルタミラ・ベアトリーチェの怒りである彼女の根源は『世界の全ての不条理に対する晴ない怒り』である。ただ天才に生まれただけで疎まれ、ただ才能があるだけで利用され、ただエトワールに生まれただけで不必要な競争に巻き込まれ。自分を利用しようとする大人も疎む同年代も、何もかもを嫌って怒ったアルタミラの怒りが自我を持ったのがアルタミラ。それ故に常に怒っているがそれはアルタミラの見ていた世界の狭さをそのまま示すこととなる。


名前・ ルビカンテ・スカーレット

性別・女

身体・身長170 体重65

年齢・32

異名・狂気譫妄、渇望の赤、悪魔

好きな食べ物・なんでも好き

嫌いな食べ物・全部嫌い

魔力覚醒・『La Divina Commedia』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・A

魔力精密度・B 魔力持久力・A

近接戦能力・B 肉体精密度・A

肉体持久力・S 知識量・C

総合能力値・78000

備考

至高の喜劇マーレボルジュの首領にして異質なる存在。常に狂気的な事を口走り同じ八大同盟からも狂人扱いされている狂気の芸術家。表の世界では稀代の芸術家として知られる一方裏では世界を破壊する危険思想集団の親玉として知られる人物。


感情の悪魔達の纏め役的な存在でありアルタミラ以外の全ての感情の悪魔を従えている。また狂気を与え強化し外に顕現させる力も持つ。

本人は狂気の具現を自称するが実際は狂気ではなく渇望の感情から生まれた存在。意味もなく力を求め意味もなく破壊を求め意味もなく災禍をもたらす理外の思想を持ち圧倒的な力で他者を蹂躙する姿も相まって悪魔と呼ばれる所以となった。


全ての感情の悪魔を生み出した存在だけあり全ての色と全ての悪魔の力を本人以上に扱うことが出来る。その実力の高さは悪魔でも随一であり夢の世界なら更に力を無尽蔵に扱える。


魔力覚醒は分類不能型覚醒『La Divina Commedia』。夢の世界を作り出し相手を引き摺り込み、その中でデメリットのなくなった感情の悪魔達で捻り潰す、意志の弱い者は色鬼に変える操り生き残った物を無尽蔵の兵力で叩き潰すことが出来る覚醒。

と本人が言っているが実は違う。実際の『La Divina Commedia』は魂の変質が本来の効果でありこれによりルビカンテは魂を変質させ切り分け感情の悪魔を作り、街の人間を眠らせたのではなく他の人間の魂を強制的に自分の魂と同調させ自分の意識の中に取り込んでいるだけ。…つまりこの覚醒は自他問わず魂を操れる破格の覚醒でありもしアルタミラが使い方を熟知していたら最強の使い手になっていた可能性がある。


渇望から生まれたこともあり、その正反対の満足だけは弱点であり満たされれば満たされるほどにその力の炎は薄まっていく。


アルタミラ・ベアトリーチェの渇望から生まれた彼女の根源は『より良い芸術を、より深く濃い色合いを求める心』である。即ちアルタミラの芸術性でありアルタミラのあくなき探究心が彼女を産んだ───────わけではない。


彼女の正体は渇望の悪魔でも生きる魔力覚醒でもなく『現世に残り続けているアルタミラ本人の魂』である。魔力覚醒により耐えきれなくなった体は朽ちて魂だけが残った。本来なら幽世に魂は誘われ消えるところだがアルタミラの魂は魔力覚醒を維持し絵の具を吐き出して肉体の代わりとした。これにより魂の霧散を防いだのだ。感情の悪魔がルビカンテから排出され一週間で消えるのは魂が霧散してあの世に行ってしまうから。


肉体を失い新たな肉体を作ったアルタミラ、全く同じ肉体と魂を持つ存在がアルタミラの代わりに生まれたことになり、それがルビカンテである。つまりルビカンテが生まれたのはアルタミラが死んでから…アルタミラは生前ルビカンテに体を乗っ取られてしまったと語っていたが、実際はそれはアルタミラは罪の呵責に耐えきれず仮想人格を作りそれに罪をなすりつけただけで生前アルタミラは多重人格でもなんでもなかった。ただ人殺しの罪に耐えきれず自分をひたすら強くルビカンテと思うことで自我を守っていた。


肉体が朽ちたアルタミラの魂は強い思い込みにより自分をルビカンテであると思い込み肉体の限界がなくなった体で感情の悪魔を量産し本来の目的を見失い活動を始めた、つまるところ満足の悪魔であるアルタミラは偽物であり渇望の悪魔ルビカンテこそが本物のルビカンテだった。アルタミラはそもそも元より悪魔であった。


アルタミラの過去編に登場するアルタミラが満足の悪魔アルタミラではなくどちらかというとルビカンテ寄りの思考をしているのはその為。


名前・ バシレウス・ネビュラマキュラ

性別・男

身体・身長171 体重78

年齢・23

異名・蠱毒の魔王

好きな食べ物・血の滴るような生肉

嫌いな食べ物・ハバネロ、辛いやつ

魔力覚醒・『エザフォス・アウトクラトール』

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・S

魔力精密度・B 魔力持久力・A

近接戦能力・S 肉体精密度・A+

肉体持久力・S 知識量・B

総合能力値・400000

備考

マレウス王族ネビュラマキュラが作り上げた最高傑作にして最悪の怪物。蠱毒の魔王の異名を持ちエリス達世代では間違いなく最強の存在ではあるものの最悪の人格と下劣な品性を持つ。

圧倒的な身体能力と天性の魔術センスを併せ持ち才能だけでここまで上り詰めており、育ち切った時の限界点は容易く魔女を上回ることさえ想像させるポテンシャルを持つ。また常軌を逸した防御力を持ち防壁は普段展開していないというとんでもな肉体を持つ。

また見ただけで他者の魔法を会得する、眼光に魔力を乗せて見た相手を麻痺させるなど常人離れした技能も数多く持ち合わせ、今や魔女レグルスの現代魔術無効化防壁すらも自分のものにしている。


現状エリス達とは天と地ほどの差があり、第二段階最高クラスのデティでさえ持ち堪えるのが精一杯というレベル。ルードヴィヒが陥落し世界最強が不在になった今彼がその座に座る可能性が高いが……まだ未完の大器である為真なる目覚めを待つ状態にある。


逆を言えばこの段階にあって未だ戦士として完成されておらず、修行開始時期がナリアよりも後である事を加味すると魔女の弟子達のように爆発的に強くなる時期にはまだ差し掛かっていない。真の力が爆発した時の強さのは上昇具合は計り知れない。


名前・ 知識のダアト

性別・女

身体・身長166 体重65

年齢・33

異名・知識のダアト 羅睺の弟子

好きな食べ物・健康的な食べ物

嫌いな食べ物・不健康な食べ物

魔力覚醒・『無二のモノゲネース』

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・S

魔力精密度・A+ 魔力持久力・A

近接戦能力・S 肉体精密度・S

肉体持久力・B 知識量・測定不能

総合能力値・850000

備考

マレウス・マレフィカルム最強の使い手であり、エリス以外では世界で唯一の識確使い。魔力閉塞症を患い体の内側に魔力が押し込められ行動に魔力の残滓が伴わない特殊体質。また魂もやや特殊であり内側に収められた魔力が誰にも認識出来ない、つまり視認以外の方法でダアトを確認する方法はない。

非常に高い戦闘能力を持ち、特に近接戦に至っては魔女とある程度打ち合える程。また識確を操り相手の認識をズラしたりそもそも自分を視認出来ないようにしたりなどの妨害も可能、相手の動きはダアトに常に先読みされる為そもそもダアト相手では誰も真っ当な勝負にすら持っていけない。

唯一の弱点は別の識確使い…今の所エリスだけが彼女の天敵たり得る。別の識確使いが事象に深く関われば関わるほど未来予測が効果を無くし誤った未来が見えるようになってしまう、十七章中にもダアトの先読みは機能しなくなっておりエリスと邂逅した後の決戦の夜には全く未来が見えなくなっていた、それだけ今回の一件にエリスが関わっておりエリス達の有無が未来を変えていたという事である。


帝都での一件でエリスを完全にライバルとして認め、くだらない決着はしないとエリスが自分と同じ土俵に立つまで待つことにする。今の所海と水溜まりくらい差があるがエリスならば即座にここまで駆け上がってくると信じているが…ルードヴィヒ将軍が世界最強の座から退いた今、現状魔女側最強戦力であるアーデルトラウトすら上回るダアトこそが人類最強の座に座る権利を持っている。即ちエリスがダアトと互角に戦うにはエリスも人類最強の領域に来る必要がある。



マレフィカルムの仲間達にも教えていない彼女の素性、それは羅睺十悪星筆頭ナヴァグラハ・アカモートの弟子であるという事。かつてレグルス達と戦いシリウスに次ぐ危険人物と警戒したナヴァグラハの弟子である身分を明かしエリスを挑発する。また帝都でレグルスにも明かしておりその際は覚醒の一瞬の隙を作るためだけにこの事実を明かした。

レグルスはダアトからこの話を聞き魔女達と共に旅に出る選択をし、同時に羅睺を継ぐ者であるダアトは魔女を継ぐ者であるエリス達が倒すべきであるとも考えダアトを任せる選択をする。


エリスとは敵対する運命にあり、エリスにとっても全存在をかけて倒さねばならない史上初めての敵。


名前・ クレプシドラ・クロノスタシス

性別・女

身体・身長185 体重95

年齢・女

異名・怪物王女 神域の精霊使い

好きな食べ物・子牛の脳みそ

嫌いな食べ物・キノコのスープ

魔力覚醒・『???』

能力値

現時点では不明

備考

マレウス・マレフィカルムに於ける魔女殺しの王である八大同盟の一角、そして全魔女排斥組織中最強の三つの組織に与えられる称号である三大組織の一つに数えられる『見えざる王国』クロノスタシス王国の現王。

他の八大同盟とは頭一つ飛び抜けた戦力を持ち八大同盟制度が出来て初めて同盟の一角を崩しその座を奪った組織であり、それ以来一度として席を譲らず五百年近く同盟を務める重鎮組織であるクロノスタシスに於いて、歴代最強の王と呼ばれている。またマレフィカルム五本指の中で二番目に位置する。


他の八大同盟の盟主達とは明らかに隔絶した力を持ち、その力はセフィロトの大樹のセフィラすらも上回り、彼女と真っ向から戦えるのはダアトか将軍くらい。

魔法の腕も卓越しているが魔女と同じく『魔法は所詮通常攻撃の延長』と言う理屈に辿り着いており魔法よりも魔術を重用すべきと考えている。使用魔術は『精霊魔術』。

魔力で別存在を生み出し使役する、生み出された精霊はそれぞれ別の能力を持っておりクレプシドラは鉄壁の防壁の中に閉じこもり無限に生み出される精霊を嗾ける戦法を得意としている。他存在使役系魔術のセオリーから外れ生み出される存在も強く本人はもっと強いと言う意味不明な状態。


常軌を逸したスケジュール魔であり朝起きてから夜寝るまでの時間を分単位で管理して生活しており、彼女のスケジュールを乱す存在はクロノスタシス王国では極刑にかけられる。この異常なスケジュール魔のせいで柔軟な運用が出来ず総帥ガオケレナも『扱いづらい』と評価している。

予定を立て、それを完璧に遂行する事は世界の支配であり王の特権。彼女は常にスケジュールだけを見る、それは即ち未来を見ると言う事であり、完璧なスケジュールはある種予知にも勝る。


未来を見る彼女は、記憶を振り返るような過去を見る真似はしない。


名前・ タヴ

性別・男

身体・身長180 体重75

年齢・40

異名・元宇宙のタヴ

好きな食べ物・メロン

嫌いな食べ物・ブロッコリー

極・魔力覚醒『星轟・アポレスマティカ』

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・A

魔力精密度・B 魔力持久力・A

近接戦能力・S 肉体精密度・A

肉体持久力・A 知識量・B

総合能力値・390000

備考

かつて同盟級の規模と戦力を持つと言われた大組織『大いなるアルカナ』にて最強と呼ばれていた男にして魂の革命者。帝国での戦いにて三十二師団を一人で壊滅状態に持っていき伝説のマグダレーナを引退に追い込み、無限に近い帝国軍を相手に孤軍奮闘し最後は現将軍(当時師団長)のフリードリヒと戦い敗北したマレフィカルムの生ける伝説。

セフィラによる帝都侵攻に際し計らずも脱獄に成功し仲間達と共にマレウスに移動。そこでコフやシン達と合流、以降はマレフィカルムには戻らず路銀稼ぎのためにカフェでバイトをしている。

四年近く収容されていた物の殆ど衰えが見えず、アルカナ時代は出来なかった仲間との修行である程度勘を取り戻しかつてマレフィカルム五本指の四番手と呼ばれた頃と遜色ない実力を得ている。


マレフィカルムでやりたかったのは魔女という眩い存在がより強い影を生む事を魔女達に訴えることであり、それは帝国での戦いで終わらせた為最早魔女側と敵対する意味があまりない。だがマレウスは今自分達の家であり破壊されると困るということで一時的にマレフィカルムと組み危険思想を持つコルロと戦うことに。


現在は仲間達と離れコルロを追いかけ北部へ移動。北部のとある街でも革命について語っているようだが……?


名前・ コルロ・ウタレフソン

性別・女

身体・身長178 体重80

年齢・?

異名・吸血伯爵

好きな食べ物・血

嫌いな食べ物・嫌いなものはそもそも食べない

魔力覚醒・『???』

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・S

魔力精密度・S 魔力持久力・A

近接戦能力・A 肉体精密度・A

肉体持久力・測定不能 知識量・S

総合能力値・500000

備考

八大同盟の一角『死蠅の群れ』ヴァニタス・ヴァニタートゥムの最高幹部であり組織の運営を行わないマヤ・エスカトロジーに代わり全権を握る人物。元々はただの最高幹部でしかなかったが暗躍により数の多くの技術を手に入れ最強の体を作り上げている。

 

メサイア・アルカンシエルに資金提供を行い『遺伝子組み換え技術』を作らせ技術を買い取る。資金提供を受けたアルカンシエルがソニアから武器を買いその資金でソニアがサイボーグを作り『サイボーグ技術』も手に入れる。そして手に入れた技術をハーシェル一家にも売り技術を取り入れた戦士がどうなるかの実験を行い完成したデズデモーナという被検体を観察。そして今回はルビカンテを動かし街で騒ぎを起こしその隙にレギナの暗殺を目論む…と今までの全ての戦いを裏から引き起こしており、ここに来て八大同盟の活動が活発になり始めた原因とも言える女。

研究によりレグルスそっくりな体とガオケレナのような不死身の肉体を手に入れており、八大同盟最高幹部レベルからは逸脱したセフィラ級の実力にまで成長してなお止まることのない成長を繰り返している。


彼女は完全にガオケレナとは別の目的で動いており、マレフィカルムを裏切ることになんの躊躇いもないが同時に彼女は『ガオケレナに見切りをつけ真の意味のマレフィカルムを作る』とも発言している。

その危険性やあらゆる問題の渦中にいることもあり、今現在アジトを置く北部には数多くの強者達が向かっている。


名前・ テラ・マガラニカ

性別・女

身体・全長不明体重不明

年齢・八千歳くらい

異名・深界龍星

好きな食べ物・人間(食べ物としては)

嫌いな食べ物・人間(存在としては)

魔力覚醒・『なし』

能力値

現時点では不明

備考

世界最強の魔獣であり触れる事も知る事も禁忌とされその存在の刺激を絶対の禁忌とされている『禁忌五大魔獣』の一角。常に海の中を漂い時折体の一部を海面に出しその様を海賊に見られては『幻の海底島が浮上してきた』と言われる程のサイズを持つ。世界の龍達の王であり獣の星そのもの、それが深界龍星テラ・マガラニカである。


有史以来体の一部しか確認されていない伝説の魔獣だが現在は人の姿を取りマレフィカルムの三大組織『五凶獣』の一人として活動している。人の姿になっても本来の能力は使えるようで詠唱もなく『力場魔術に近い何か』を自由に操ることが出来る。

元々龍達は自然現象を魔術として操る事が出来る存在であり、炎や水に果ては重力まで自在に操る者もいるがテラ・マガラニカはその最上位であり力と呼称される物なら世界の修正力以外は全て操る事が出来る。その範囲は広大で宇宙空間から隕石を引っ張ってくる事も可能。その気になれば海面を上昇させカストリアを沈没させる事もできる。


コルロと一時的に結託しており目的が一緒だからと行動しているが、実際には『陣営』が同じなだけ。


名前・ オフィーリア・ファムファタール

性別・女

身体・身長165 体重48

年齢・33

異名・『美麗』のティファレト

好きな食べ物・ティラミス

嫌いな食べ物・辛い物

魔力覚醒・『???』

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・A

魔力精密度・A 魔力持久力・B

近接戦能力・A+ 肉体精密度・S

肉体持久力・A+ 知識量・C

総合能力値・480000

備考

マレウス・マレフィカルムの中枢組織、その最高幹部である十一人のセフィラの一人。美麗の名を戴くセフィラであり表ではレナトゥスの側近の一人として暗躍や暗殺を行っている。

垂れた袖にクネクネした腰つき、ぶりっ子な口調と輝くような美貌が特徴。その美貌はあらゆる男を魅了しぶりっ子は庇護欲を掻き立てる、これによりクルス・クルセイドを籠絡し一時はクルセイド夫人として振る舞いクルスを裏から操っていた。


ふざけた態度とは裏腹に実力は一級品であり、本来実戦では使えない重量の処刑剣を片手で振り回し刃状の防壁を嵐のように振り回したりと白兵戦能力が異様に高い。

何より強力なのは『即死魔術』と呼ばれる最悪の魔術。手で触れた相手の魂に干渉し死に誘う魔術でありオフィーリアに触れられればどんな存在でも死ぬ。魔術導皇により四百年前に存在を抹消された人類の魔術への探究心が作り出した一つの到達点。

凄まじい白兵戦能力と強力無比な魔術を持つが飽くまでそれはサブウェポン。彼女のメインウェポンは極・魔力覚醒。


ルビカンテの夜に際しバシレウス達と交戦、クレプシドラにはまるで敵わず敗走の際レギナを見つけ殺害を決行。そこをヴェルトに阻止されヴェルトを殺害し北部にいるレナトゥスの元へ退却。

しかしそれがステュクス・ディスパテルという男に火をつけ、今彼はオフィーリアを狙い北部へと進んだ。



名前・ ヴェルト・エンキアンサス

性別・男

身体・身長169 体重55

年齢・44

異名・元友愛騎士団団長

好きな食べ物・新鮮な料理

嫌いな食べ物・無し

魔力覚醒・『桜花繚乱・絶神の型 』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・B

魔力精密度・C 魔力持久力・B

近接戦能力・A 肉体精密度・A

肉体持久力・B 知識量・A

総合能力値・55000

備考

元アジメクの友愛騎士団の団長でありかつては史上最強の騎士団長と呼ばれた男。親友の魔術導皇ウェヌスの為に騎士団長になり彼を守る為に奮戦していたがウェヌスの病死に際し魔女スピカに不信感を持ちオルクスの大乱に乗じ敵対、以降トリンキュローと共にマレウスに移り住みその後生涯アジメクの土を踏む事はなかった。


ソレイユ村にてステュクスを弟子に取り彼の師匠として剣技を教え、最初はただ面倒を見るだけだったが次第に彼の未来を本気で考えるようになる。トリンキュローにジズの魔の手が迫りジズからトリンキュローを取り返そうと空魔の館に乗り込むがエアリエルに完敗し敗走。そこを親友の恩師トラヴィスに拾われ彼と共にマレフィカルムの闇を暴く為に各地を奔走することに。

全ては弟子の明るい未来の為、ヴェルトはセフィラの闇を暴き立て世界が魔女とセフィラの戦いで荒れ果てないよう立ち回る。しかしトラヴィスの死に際し目的を見失い弟子達と共に北部に行く事を決める。


その後ルビカンテの夜にてオフィーリアと戦う、クレプシドラ戦後で疲弊していたとは言えセフィラのオフィーリアを相手になんとか立ち回り撃退寸前まで持っていくが運悪くオフィーリアにステュクスが見つかる。エルドラドでステュクスと共に行動しているところを見ていたオフィーリアはステュクスを狙いヴェルトはオフィーリアからステュクスを守り戦死する。


彼の死はデティやステュクスに悲しまれ、デティにより彼の遺体はアジメクに送り返される。騎士を引退し教官をやっていたデイビッドは彼の遺体を前に帰ってくるのが遅いと泣き崩れ、ナタリアは静かに祈り、クレアはあんまり面識はなかったが現騎士団長として前任者の意志を継ぐことを約束。彼の墓地はバルトフリートの隣に置かれ大乱に与した者ながらも現役を引退した騎士達からはせめて本心が聞きたかったと大いにその死を嘆かれた。

スピカは当初ヴェルトに対し激烈な怒りを抱いていたがレグルスの説得により彼を許し、出来るならば彼と語り合いたいと常日頃から言っていたがそれは叶わずに終わるこことなる。


そしてステュクスは一人、北部に向かう。師の仇を取る為に…何より師が目指した結末を得る為にヴェルトの剣を持ち死地に挑む。




名前・ ルビー・ゾディアック

性別・女

身体・身長 188体重98

年齢・14

異名・大冒険王を継ぐ者

好きな食べ物・肉

嫌いな食べ物・野菜

魔力覚醒・『していない』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・B

魔力精密度・D 魔力持久力・C

近接戦能力・B 肉体精密度・C

肉体持久力・B 知識量・D

総合能力値・20000

備考

リーベルタース所属の一般冒険者になったルビー、大冒険祭に際しストゥルティ達と参戦するが世界の壁の厚さを知り自信喪失。実力はあるもののいきなり世界最高峰の舞台に立たされ実力不足を自覚させられた。

夢の世界ではナリア達のためにフォルティトゥドの色鬼をひたすら足止めする陰の奮戦をして見せた。がそれ以上にナリアが彼女を評価しているのはどんな時も何にも流されず自分の意見を述べ、誰かを導けること。


ナリアが落ち込んだ時も、折れそうな時も常に側にいて励ました彼女をナリアはルビーなら大丈夫と大冒険祭の優勝賞品であるグランドクランマスターの座を渡してしまう。

これにより彼女はいきなり全てのクランを束ねる存在になってしまったが、今はまだ冒険者として勉強の期間である。



名前・ ガンダーマン・ゾディアック

性別・男

身体・身長200 体重120

年齢・75

異名・大冒険王、冒険者協会現会長

好きな食べ物・肉

嫌いな食べ物・野菜

魔力覚醒・『獣殺之刃』

能力値(全盛期)

保有総魔力・S 魔力放出力・A

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・A 肉体精密度・A

肉体持久力・S 知識量・D

総合能力値・99000

能力値(現在)

保有総魔力・A 魔力放出力・D

魔力精密度・G 魔力持久力・D

近接戦能力・C 肉体精密度・D

肉体持久力・B 知識量・D

総合能力値・25000

備考

冒険者協会の伝説にしてマレウスの英雄とかつて呼ばれていた男、剛腕政治に享楽的な面を併せ持ちひたすらにトップに立つのに向かない男であり、虚栄心と自己保身の塊で冒険者協会が傾いても好き勝手生きていた。

かつては英雄と呼ばれていたこともあり年配の人間から絶大な人気があり、老齢の貴族や老いた大商人でさえ『ガンダーマンが言うなら…』と言う事を聞くレベルであり、それは元老院の長老フィロラオスも同じでフィロラオスはバシレウスに殺されるまでずっとガンダーマンを支持していた。


だがそんなある日ケイトの正体と今の冒険者協会の実情を知り冒険者達を救うために裏で動き始める。トラヴィスとヴェルト達とは別の思惑で動いておりストゥルティを使ってセフィラ達の情報を集めている。

トラヴィス達とは別の思惑で動いているがヴェルトとは面識がある。寧ろ燃え盛るエルドラドからガンダーマンを逃したのはヴェルトである、ガンダーマンの思惑に気がつき『こいつを生かしておいたら後々エリス達の役に立つかも』と考え彼はジズの魔の手からガンダーマンを退避させ、その事を生涯黙っていた。


そんな彼は今マレフィカルムと戦う道を歩んでいる、全ては何も考えず酒を飲める日々を手に入れるために……。


と、今現在はとてもかつての栄光が見えない下劣なジジイだが若い頃は本当に英雄だった。キングフレイムドラゴンを相手に単独で挑み続け幾多の人々を救い最後にはキングフレイムドラゴンを斬り倒しマレウスとカストリア大陸の人々を救った偉人。

絶大な魔力を持ちひたすら一人で魔獣と戦い続けたことにより我流で辿り着ける領域の最高段階に達しており覚醒しない状態で覚醒したデティと同格、魔法の腕前ではカルウェナンさえ上回ると言う化け物であり伝説のチーム・ソフィアフィレインが衰え始めた時期に台頭したこともあり当時は文字通り最強の冒険者だった。


彼はキングフレイムドラゴンを倒し何も考えず酒を飲める日々を手に入れ、以降は各地を巡り四十代で冒険者を引退、以降は会長として辣腕を振るう…こともなく、普通に指導者としては無能だったので今の状態になった。


若かりし日は人類最強の一角だったが…それでも彼が頂点に立てなかったのは当時魔女大国を守護していた『デニーロ』『プルチネッラ』『カルステン&ゲオルグ』そして『マグダレーナ将軍』達がガンダーマンよりも強かったからである、特にマグダレーナにはボコボコにされたので今も頭が上がらない。


因みに彼が極度の魔女嫌いなのはキングフレイムドラゴンの時魔女大国や魔女が全く支援してくれなかったから。

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